前回までのあらすじ
今回の遭難者はモブ男子4人だけど、飛鳥はお構いなしに助ける。
飛鳥「うん。女子だけしか助けないって完全にアレですもんね」
こころ「きっと心細いに決まってるわ!! 助けてあげて!!」
飛鳥「行ってきまーす」
飛鳥は超能力で導き出した結果をもとに、男子たちの所にたどり着いた。
飛鳥「大丈夫ですかー!!!!」
そして少し歩いたけど、飛鳥は無事に救出できた。ちなみに先生達には、こころを介して連絡して貰っていた。
だが、帰る直前にトラブルが発生した。
「いいか! お前に助けて貰ったって言うと、オレ達のメンツがないから、オレ達は先に帰って来たという事にするからな!!」
飛鳥「お好きにどうぞ」
先生達と帰る直前、男子生徒達が駄々をごねだしたのだ。飛鳥としては想定通りだった為、特に何も気にする事はなかった。
そして飛鳥がそう言うと、男子生徒達が他の生徒達と合流していったが、飛鳥が陰からじっと見ていた。イヴを置いて置き去りした事に関して、有咲や美咲にこってり絞られた上に、飛鳥がいない事に関して色々言い訳したのか、更に怒らせていた。
飛鳥(あーあ…)
飛鳥が頭をかきながらも、普通に帰ってきて合流した。
香澄「あっ! 飛鳥くん!!」
と、皆が飛鳥を見ると、こころが飛鳥を出迎えた。そしてバンドガールズも飛鳥に続く。
こころ「おかえりなさい! お疲れ様!!」
飛鳥「あ、はい…」
美咲「でも、どうしてあなたが?」
飛鳥「遭難しそうな場所で心当たりがありまして…。それが当たりました」
飛鳥が何とか誤魔化した。
香澄「それにしても、本当にお疲れ様」
たえ「疲れたでしょ」
飛鳥「いえいえ…」
それを見て、男子生徒達が苛立っていた。
飛鳥「さて、そろそろ私は退かせて貰いましょうかね」
蘭「思ったけど、別に気にする必要なんてないよ」
飛鳥「そういう訳にも行きませんよ。皆さん人気者ですから」
「!」
飛鳥「では、失礼します」
そう言って飛鳥は3組に合流していき、クラスメイトと話をしていた。
香澄「飛鳥くん…」
モカ「……」
モカが険しい表情をしていると、イヴも険しい表情をしていた。
こうして妙な空気のまま、肝試しは幕を閉じた。
解散後、男子たちはイヴに近づこうとしたが、有咲や美咲がガードした。
「ちょ、邪魔すんなよ」
「オレはイヴちゃんに…」
美咲「一丈字くんにちゃんとお礼は言ったの?」
という美咲の言葉に男子生徒達は苦笑いしながら、
「い、言ったさ…」
有咲「まあ、どっちにしろもう今日はイヴに近づくな」
「な、何でだよ!!」
有咲「何でだよって分かんねーのか!」
美咲「若宮さんを置き去りした上に、一丈字くんにお礼を言わずに、あんな仕打ちをしてよく近づけたわね!!」
と、有咲と美咲が激怒すると、男子生徒達は怯んだ。こころ達もどうしたらいいか分からず、困惑していた。
だが、飛鳥は何も言わずその場を後にした。
飛鳥の部屋
飛鳥「すみませんね。お騒がせしました」
「あ、うん…」
「お疲れ様…」
飛鳥「それでは私はもう寝ます。おやすみなさい」
飛鳥は布団に入って就寝すると、チームメイトたちはお互い顔を合わせた。この後香澄たちが訪ねてきたが、飛鳥に気を遣って追い返した。とってもいい人たちである。
イヴの部屋。こころ・はぐみ・美咲と一緒だった。
こころ「大丈夫よイヴ。飛鳥なら…」
イヴ「はい…」
イヴはずっと元気がなかった。
美咲「……」
はぐみ「みーくん。そんなにイライラしないで…」
美咲「だって! あまりにも一丈字くんが浮かばれないじゃない!!」
と、美咲は男子生徒達が飛鳥にした仕打ちと理不尽さに激怒していた。
こころ「それは大丈夫よ」
美咲「どうしてよ」
こころ「飛鳥はあたしが笑顔にしてあげるわ!」
はぐみ「はぐみもはぐみもー!!」
と、はぐみも同意すると美咲がある事を想いついた。
美咲「そうだ。皆ちょっと耳貸して。作戦思いついたわ」
美咲はこころ、イヴ、はぐみを集めて作戦内容を伝えた。
こころ「いいわね! 任せて頂戴!」
はぐみ「さんせー!!」
イヴ「が、頑張ります!!」
翌日。
飛鳥(こころから食堂前に来るように言われたけど、何かやる気だな…)
飛鳥はこころからのメールで、食堂前に集まるように言われていて、向かっていた。
美咲「ちょっとどきなさいよ!!」
「一丈字の所に行く気だろ!!」
「嫌だ!!」
「行かせないからな!!」
と、美咲達は来る途中で待ち伏せしてた男子たちに捕まって、飛鳥から引き離されていた。だが、黒服達に身柄を拘束された。
「く、くそー!!」
「離せー!!!」
と、男子生徒達は叫んでいたが、どっからどうみても男子生徒達が悪い為、他の生徒は同情しなかった。そればっかりか、女子生徒達の評判はとてつもなく下がる。
そして飛鳥は食堂前に来ていたが、Afterglowも一緒だった。
飛鳥「私に構わず行ってください」
モカ「面白そうだからモカもここにいる~」
飛鳥「いや、気にしなくていいので…」
ちなみに女湯の件はちゃんと謝っている。
こころ「ごめん飛鳥!! 遅れたわ!!」
飛鳥「おはようございます」
こころ、イヴ、はぐみ、美咲がやって来た。
飛鳥「何かありました」
美咲「もう最悪!! あいつら待ち伏せして、付きまとってたのよ!!」
はぐみ「なかなか離れてくれなかったの…」
こころ「でも黒服の人たちが追い払ってくれたわ!!」
飛鳥「でしょうね…」
飛鳥が困惑した。
飛鳥「それで何か御用ですか?」
こころ「一緒に朝ごはん食べましょ!」
飛鳥「えっ」
はぐみ「はぐみも飛鳥くんと一緒に朝ごはん食べたーい!」
イヴ「ご、ご一緒しても宜しいですか?」
飛鳥「少なくとも若宮さんは、事務所は大丈夫なんですか?」
イヴ「大丈夫ですよ?」
イヴが首を傾げると、飛鳥が目を閉じた。
飛鳥「そうですか…」
こころ「それじゃ、食べましょう!」
モカ「あたし達も~」
と、10人で食べる事になった。当然めっちゃ見られていた。
ひまり「や、やっぱり見られてるね…」
モカ「そりゃあ飛鳥くんハーレムだも~ん」
飛鳥「申し訳ない気持ちでいっぱいです」
中には血の涙を流している男子生徒達もいた。
飛鳥(まあ、いつまでもいる訳じゃないし、ちょっとだけ我慢して貰おう)
モカ(……)
つづく