全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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 前回までのあらすじ

 今回の遭難者はモブ男子4人だけど、飛鳥はお構いなしに助ける。

飛鳥「うん。女子だけしか助けないって完全にアレですもんね」
こころ「きっと心細いに決まってるわ!! 助けてあげて!!」
飛鳥「行ってきまーす」




第63話「野外活動・2」

 

 

 飛鳥は超能力で導き出した結果をもとに、男子たちの所にたどり着いた。

 

飛鳥「大丈夫ですかー!!!!」

 

 そして少し歩いたけど、飛鳥は無事に救出できた。ちなみに先生達には、こころを介して連絡して貰っていた。

 

 だが、帰る直前にトラブルが発生した。

 

「いいか! お前に助けて貰ったって言うと、オレ達のメンツがないから、オレ達は先に帰って来たという事にするからな!!」

飛鳥「お好きにどうぞ」

 

 先生達と帰る直前、男子生徒達が駄々をごねだしたのだ。飛鳥としては想定通りだった為、特に何も気にする事はなかった。

 

 そして飛鳥がそう言うと、男子生徒達が他の生徒達と合流していったが、飛鳥が陰からじっと見ていた。イヴを置いて置き去りした事に関して、有咲や美咲にこってり絞られた上に、飛鳥がいない事に関して色々言い訳したのか、更に怒らせていた。

 

飛鳥(あーあ…)

 飛鳥が頭をかきながらも、普通に帰ってきて合流した。

 

香澄「あっ! 飛鳥くん!!」

 と、皆が飛鳥を見ると、こころが飛鳥を出迎えた。そしてバンドガールズも飛鳥に続く。

 

こころ「おかえりなさい! お疲れ様!!」

飛鳥「あ、はい…」

美咲「でも、どうしてあなたが?」

飛鳥「遭難しそうな場所で心当たりがありまして…。それが当たりました」

 飛鳥が何とか誤魔化した。

 

香澄「それにしても、本当にお疲れ様」

たえ「疲れたでしょ」

飛鳥「いえいえ…」

 それを見て、男子生徒達が苛立っていた。

 

飛鳥「さて、そろそろ私は退かせて貰いましょうかね」

蘭「思ったけど、別に気にする必要なんてないよ」

飛鳥「そういう訳にも行きませんよ。皆さん人気者ですから」

「!」

飛鳥「では、失礼します」

 そう言って飛鳥は3組に合流していき、クラスメイトと話をしていた。

 

香澄「飛鳥くん…」

モカ「……」

 モカが険しい表情をしていると、イヴも険しい表情をしていた。

 

 こうして妙な空気のまま、肝試しは幕を閉じた。

 

 解散後、男子たちはイヴに近づこうとしたが、有咲や美咲がガードした。

 

「ちょ、邪魔すんなよ」

「オレはイヴちゃんに…」

美咲「一丈字くんにちゃんとお礼は言ったの?」

 という美咲の言葉に男子生徒達は苦笑いしながら、

 

「い、言ったさ…」

有咲「まあ、どっちにしろもう今日はイヴに近づくな」

「な、何でだよ!!」

有咲「何でだよって分かんねーのか!」

美咲「若宮さんを置き去りした上に、一丈字くんにお礼を言わずに、あんな仕打ちをしてよく近づけたわね!!」

 と、有咲と美咲が激怒すると、男子生徒達は怯んだ。こころ達もどうしたらいいか分からず、困惑していた。

 

 だが、飛鳥は何も言わずその場を後にした。

 

 飛鳥の部屋

 

飛鳥「すみませんね。お騒がせしました」

「あ、うん…」

「お疲れ様…」

飛鳥「それでは私はもう寝ます。おやすみなさい」

 

 飛鳥は布団に入って就寝すると、チームメイトたちはお互い顔を合わせた。この後香澄たちが訪ねてきたが、飛鳥に気を遣って追い返した。とってもいい人たちである。

 

 イヴの部屋。こころ・はぐみ・美咲と一緒だった。

 

こころ「大丈夫よイヴ。飛鳥なら…」

イヴ「はい…」

 イヴはずっと元気がなかった。

美咲「……」

はぐみ「みーくん。そんなにイライラしないで…」

美咲「だって! あまりにも一丈字くんが浮かばれないじゃない!!」

 と、美咲は男子生徒達が飛鳥にした仕打ちと理不尽さに激怒していた。

 

こころ「それは大丈夫よ」

美咲「どうしてよ」

こころ「飛鳥はあたしが笑顔にしてあげるわ!」

はぐみ「はぐみもはぐみもー!!」

 と、はぐみも同意すると美咲がある事を想いついた。

美咲「そうだ。皆ちょっと耳貸して。作戦思いついたわ」

 

 美咲はこころ、イヴ、はぐみを集めて作戦内容を伝えた。

 

こころ「いいわね! 任せて頂戴!」

はぐみ「さんせー!!」

イヴ「が、頑張ります!!」

 

 翌日。

 

飛鳥(こころから食堂前に来るように言われたけど、何かやる気だな…)

 飛鳥はこころからのメールで、食堂前に集まるように言われていて、向かっていた。

 

美咲「ちょっとどきなさいよ!!」

「一丈字の所に行く気だろ!!」

「嫌だ!!」

「行かせないからな!!」

 

 と、美咲達は来る途中で待ち伏せしてた男子たちに捕まって、飛鳥から引き離されていた。だが、黒服達に身柄を拘束された。

 

「く、くそー!!」

「離せー!!!」

 と、男子生徒達は叫んでいたが、どっからどうみても男子生徒達が悪い為、他の生徒は同情しなかった。そればっかりか、女子生徒達の評判はとてつもなく下がる。

 

 そして飛鳥は食堂前に来ていたが、Afterglowも一緒だった。

 

飛鳥「私に構わず行ってください」

モカ「面白そうだからモカもここにいる~」

飛鳥「いや、気にしなくていいので…」

 ちなみに女湯の件はちゃんと謝っている。

 

こころ「ごめん飛鳥!! 遅れたわ!!」

飛鳥「おはようございます」

 こころ、イヴ、はぐみ、美咲がやって来た。

 

飛鳥「何かありました」

美咲「もう最悪!! あいつら待ち伏せして、付きまとってたのよ!!」

はぐみ「なかなか離れてくれなかったの…」

こころ「でも黒服の人たちが追い払ってくれたわ!!」

飛鳥「でしょうね…」

 飛鳥が困惑した。

 

飛鳥「それで何か御用ですか?」

こころ「一緒に朝ごはん食べましょ!」

飛鳥「えっ」

はぐみ「はぐみも飛鳥くんと一緒に朝ごはん食べたーい!」

イヴ「ご、ご一緒しても宜しいですか?」

飛鳥「少なくとも若宮さんは、事務所は大丈夫なんですか?」

イヴ「大丈夫ですよ?」

 イヴが首を傾げると、飛鳥が目を閉じた。

飛鳥「そうですか…」

こころ「それじゃ、食べましょう!」

モカ「あたし達も~」

 

 と、10人で食べる事になった。当然めっちゃ見られていた。

 

ひまり「や、やっぱり見られてるね…」

モカ「そりゃあ飛鳥くんハーレムだも~ん」

飛鳥「申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 

 中には血の涙を流している男子生徒達もいた。

 

飛鳥(まあ、いつまでもいる訳じゃないし、ちょっとだけ我慢して貰おう)

モカ(……)

 

 

つづく

 

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