全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第77話「沙綾と!」

 ある日のバンドリ学園。食堂で男子生徒達は嘆いていた。

 

「ちくしょう!! どうしてあいつばっかり!!」

 

 憧れのバンドガールズが飛鳥ばかりに懐く為、男子生徒達は面白くなかった。彼らは飛鳥がくる以前から彼女たちのファンでライブにも足を運んでいた。

 

 学校も同じという事もあり、何度もお近づきになろうとしたが、一部のバンドガールがしっかりガードしていた為、上手くいかなかった。

 

 しかし、ある日突然転校してきた一丈字飛鳥はそれを難なくクリアするどころか、バンドガールから声をかけられていた。勿論嫉妬するものの、不思議でしょうがなかった。

 

 だが、度重なるバンドリ学園のトラブルを解決したのも事実であり、実力は認めているものの…。

 

「やっぱり不公平だ!!」

「オレ、毎日やまぶきベーカリーに出入りしてるのに!!」

「いや、パン買えよ」

「こんな事があっていいのか!!?」

「どうしてあいつばかり!! 主人公だからか!!? 主人公だからか!!?」

 

 なんて言い出す始末。

 

「そういえば…!!」

「どうした!?」

 男子生徒Aがある事を想いだすと、生徒達が反応した。

 

A「あいつ、山吹沙綾の妹と仲が良かったよな…」

「お、おう…」

 何か嫌な予感がし始める男子生徒達。

 

A「もしかして、こう言う事が起きているのかもしれない!!!」

 

 ここからは男子生徒達の妄想です。

 

――

 

 やまぶきベーカリー。なんやかんやで遊びに来ていた飛鳥。帰ろうとした矢先、紗南が突然飛鳥と沙綾の3人で風呂に入りたいと言いだした。

 

沙綾「…どうして?」

紗南「ふたりとも、だいすきだから…」

飛鳥「純お兄ちゃんは?」

紗南「……」

 

 *******

 

「待て待て。純お兄ちゃん可哀想だろ」

A「いや、こんなもんだぞ。うちの妹なんかオレの事いない事にしてたからな。その人間性が原因で彼氏に振られた。ざまーみろ!!!」

「…よ、良かったね」

「人間性っていうあたり、よっぽど恨んでたんだなぁ…」

A「しかももったいないくらいの有望株」

 

 ********

 

飛鳥「いや、流石にそれは…」

沙綾「いいわよ」

飛鳥「え」

 飛鳥が沙綾を見た。

 

沙綾「勿論バスタオルは巻くわ! 流石にスッポンポンは恥ずかしいから…/////」

飛鳥「あ、はい…」

 

 と、仕方なしに飛鳥は混浴する事となった。

 

飛鳥「一緒に風呂入るなら、私が服を着たまま紗南ちゃんの髪洗いましょうか?」

沙綾「それもいいけど…」

紗南「いっしょにゆぶねにつかりたい」

飛鳥「……」

 

 

 で、結局一緒に入る事になりました。

 

沙綾「先に入ってて。あなたが先に入った後で、私達はいるから」

飛鳥「あ、はい…」

 

 と、飛鳥は本当に服を脱いで山吹家の浴場へ。普通に大問題である。

 

飛鳥(妄想とはいえ、クビになるだろうなー)

 妄想内でもメタ発言は忘れない。

 

 飛鳥は適当に髪とか洗っていた。脱衣所では沙綾や紗南が服を脱いだりしているが、全く見向きもしなかった。そりゃそうだ。沙綾ならともかく紗南が脱いでる所をガン見しようものなら、犯罪者である。

 

 *******

 

「…なんか一丈字が覗くイメージ全くねぇ」

A「だからだよ~。そうやって紳士的に見せかけて、ここぞって時にオスの本能を出して、メスをメスにしていくんだよ」

「名誉棄損で訴えられないようにな…」

 

 *******

 

 飛鳥が髪と体を洗った後、沙綾と紗南が入ってきた。沙綾はバスタオルを巻いているが、紗南は巻いていない。

 

飛鳥「あ、もう髪と体は洗ったので、どうぞ」

沙綾「ありがとう」

 と、飛鳥は湯船に入っていったが、その時沙綾は飛鳥の方を見る事はなかった。

 

沙綾「紗南。髪洗うから」

紗南「うん」

 と、沙綾が紗南の髪と体を洗ったが、まさにシュールだった。

 

飛鳥(あまりしゃべった事のない同級生の家で混浴って…。完全に漫画だなぁ…)

沙綾(我ながら大胆過ぎた。どうしよう、何話せばいいかな…)

 

 飛鳥は沙綾や紗南と同じ方向を見て、極力彼女たちの裸を見ないようにした。

 

 そして洗い終わると…。

 

沙綾「紗南入れてくれる?」

飛鳥「あ、はい」

 飛鳥、沙綾の身体を見ないように移動すると、紗南が湯船が入ってきた。

飛鳥「肩まで浸かろうね」

紗南「うん」

 

 沙綾が髪を洗っている間、飛鳥と紗南が湯船に浸かっていた。

 

沙綾(ちょ、ちょっとくらいならいいよね…/////)

 沙綾が体を洗うために、ちょっとだけバスタオルをめくったが、飛鳥は全く気にせず、沙綾の方を見ないまま紗南と話をしていた。

 

沙綾「……」

 

 もうちょっと意識してよ。と心の中で思いながらも体を洗ったが、飛鳥は全く動じなかった。

 

 その時だった。

 

紗南「おにいちゃん」

飛鳥「なに?」

 すると、紗南がある事を言いだした。

 

紗南「どうしておとこのこには、おちんちんがついてるの?」

 

 紗南の言葉に沙綾がぎょっとした。

 

沙綾「コ、コラ! なんてこと聞いてるの!?///////」

飛鳥「よくある質問ですよ」

沙綾「で、でも!!/////」

 沙綾が振り向いて紗南を注意するが、飛鳥は沙綾の方を見る事はなかった。振り向いてる事は分かったが、ちらっと見る事もしなかった。

 

紗南「おねえちゃんは分かる?」

沙綾「分かんないよ…。お姉ちゃんだって女だもん」

紗南「どうして?」

 と、紗南が飛鳥の方を見た。

 

飛鳥「おじさんも分かんないな」

紗南「そうなんだ…」

「昔の偉い人が、ちんちんがある方を男だって決めたんじゃない?」

紗南「あっ…」

 紗南が納得した。

 

飛鳥「紗南ちゃんは男の子になりたいの?」

紗南「ううん。おんなのこがいい…//////」

 紗南がモジモジすると、沙綾が苦笑いした。

 

沙綾(やっぱり紗南も気になるのね…。男の子の身体の事)

 妹が成長して嬉しいやら、複雑な気持ちだった。

 

紗南「あ、そうだ。ききたいこともうひとつあるの」

飛鳥「なに?」

 すると紗南は飛鳥の方を見た。

 

紗南「おんなのひとはどうしておっぱいがふくらむの?」

 

 空気が止まった。飛鳥としては「そんなのオレに聞かれても…」と思っていた。

 

沙綾「コ、コラ! 飛鳥お兄ちゃん困ってるでしょ!///」

紗南「沙綾おねえちゃん、すごくふくらんでるの…」

沙綾「そういう事言わんでいい!!/////」

紗南「もしかしてびょうきなの?」

沙綾「びょ、病気じゃないわよ!」

紗南「どうして?」

 紗南が沙綾を見ると、沙綾は困り果てた。ここで怒鳴ってしまえば空気が悪くなるし、紗南も納得するはずがない。困っていた。

 

飛鳥「ああ、そう言えば昔おじさんのお母さんから聞いた話なんだけど…」

沙綾「!!」

飛鳥「女の人の胸が膨らむのは…」

 

 

**************

 

A「…なんて事になったりして!!」

「幼女と性教育か!!」

「そしてその後は実技!!」

「うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 男子生徒が滅茶苦茶騒いでいると、飛鳥と沙綾が遠くから見ていた。

 

飛鳥「…あんな事言ってますけど」

沙綾「纏めてオーブンにぶち込めないかな」

飛鳥「死にますよ」

沙綾「死ねとは言わないけど…黒焦げになっちゃえばいいのよ!!!」

 

 と、沙綾は憤慨していた。

 

「そしてちらっと沙綾ちゃんの身体を見たりして…」

「そこでビンタ!!」

沙綾「やめろっての!!!///////」

飛鳥「……」

 

 飛鳥は静かに目を閉じて、額を抑えた。

 

 

おしまい

 

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