ある日のバンドリ学園。食堂で男子生徒達は嘆いていた。
「ちくしょう!! どうしてあいつばっかり!!」
憧れのバンドガールズが飛鳥ばかりに懐く為、男子生徒達は面白くなかった。彼らは飛鳥がくる以前から彼女たちのファンでライブにも足を運んでいた。
学校も同じという事もあり、何度もお近づきになろうとしたが、一部のバンドガールがしっかりガードしていた為、上手くいかなかった。
しかし、ある日突然転校してきた一丈字飛鳥はそれを難なくクリアするどころか、バンドガールから声をかけられていた。勿論嫉妬するものの、不思議でしょうがなかった。
だが、度重なるバンドリ学園のトラブルを解決したのも事実であり、実力は認めているものの…。
「やっぱり不公平だ!!」
「オレ、ファンクラブにも入ったのに!!」
「こんな事があっていいのか!!?」
「どうしてあいつばかり!! 主人公だからか!!? 主人公だからか!!?」
なんて言い出す始末。
「も、もしかして…!!」
「どうした!?」
「もしかして、一丈字に脅迫されてるとか…」
もしここに飛鳥がいたらこう言うだろう。「いや、そうはならんやろ」と。「もし脅迫してるなら湊先輩とか白鷺先輩とかあんな態度取らんやろ」と突っ込むだろう。
「そ、そうなのか!!?」
「オレもそうだと思っていたんだ!!」
と、男子生徒達が考えた。
「も、もし脅迫しているとするなら、一丈字は友希那ちゃん達を侍らせているんだろうな…」
「あ、ああ…」
「そういや、最近イヴちゃんと話をしているのを見たぞ!!」
「まさか…」
ここからは男子生徒達の妄想です。
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25人のバンドガールがオレに愛情を注いでいた。だいぶ前から続いているが…まあ、嫌ではない♡
沙綾「はい、あーん♡」
「あーん♡」
香澄「あ~ん♡」
「あ~ん♡」
沙綾「どう? おいしい?」
「うん、おいちい♡」
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「気色悪!!!!」
「気色悪いってなんだよ!!」
あまりの気色悪さに他の男子生徒たちが叫ぶと、妄想をしたAが突っ込んだ。
「ハァー…そういう気色悪い妄想をする当たり、相当たまってんなぁ」
A「お前はどうなんだよ!」
B「オレか? オレはな…」
Bが妄想しだした。
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紗夜「Bさん。そろそろ寝ましょう」
B「どうしてオレの家にいるのかな?」
紗夜「そ、そんなの…あなたの妻だからに決まってるじゃないですか/////」
B「そうだったー☆」
紗夜「そうです。という訳で一緒に寝ましょう。というか寧ろ…抱いてください////」
B「おっしゃあ!! 今日は抱き着くしてやるゥ!!」
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「紗夜ちゃんに何言わせとんじゃあああああああああああああ!!!」
B「お前らだってそういう妄想するやん!! お前らだってそういう妄想するやん!!」
本人が絶対に言いそうにもない事を妄想して、周りから非難されるB。
「くぅ~!! なかなかのキモい妄想!!」
B「それだったらCはどうなんだよ!!」
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友希那「C? 此間紗夜と一緒に寝たというのは本当なの?」
C「うん、そうだけど?」
B『オレの妄想取るなよ!!』
A『このそうだけどがうぜぇ…』
Cの妄想にBとAが途中で突っ込んだ。
C「紗夜がさぁ…」
友希那「同じバンドメンバーとはいえ、私以外の女の名前を出すなんて…」
C「え? ヤキモチ?」
友希那「そ、そうよ!/////」
C「友希那は可愛いなぁ」
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A・B「殴っていい?」
C「まだ妄想終わってないのに!!」
「うるせぇ!! これ以上聞いてられっか!!」
「殴る…殴る…殴る…殴る…」
D「はい! オレの妄想聞いてください!」
「挙手制なの!?」
「まあ、聞いてやるよ…」
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D「花音ちゃん!! 君のドラムテクでオレのケツをぶっ叩いてくだs」
「花音ちゃんに何やらせようとしとんじゃあああああああああああああああああああ!!!!」
全裸のDが花音に向けて四つん這いに向けて、ケツを向けてしかも振っていたので、皆が一斉に止めた。ちなみに花音がどういう顔をしていたかは明らかになっていない。
D「お前らも叩かれたいだろ!?」
「そりゃあ叩かれたいけど…」
「花音ちゃんに汚いもん見せるな!!」
D「お前らだってついてるだろ!! 気の弱そうな女の子に恥ずかしい所全部見られて、その上あれでドSだったらヘブンじゃねぇか!!」
「もうやべぇこいつ!!」
「流石にこいつと同類にされたくない!!」
「はい! 今度はオレ!」
「もう流石にまともなの頼むぞ!」
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紗夜「兄さん♡」フリフリ
日菜「おにーちゃん♡」フリフリ
E「姉妹ど」
「コラァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
更にヤバい妄想をして、皆が強制終了された。
「あああああ!! どんどん日菜ちゃん達が汚されていくぅ!!」
「仕方ないじゃないか!! 可愛いんだもん!!」
「メスを支配したいと思うのがオスだもん!!」
「でもこれ全年齢向け!!」
と、色々話をしていたが…。
「あのう…」
「?」
今まで話題に出ていた香澄・沙綾・日菜・友希那・紗夜・花音がやってきたが、いずれもドン引きしていた。温厚な香澄や花音ですら苦笑いするだけで何とも言えない状態だった。
友希那「そういう事を公衆の面前で話している時点で…ダメだと思いますよ?」
友希那が敬語で話すと、大半の男子生徒たちは青ざめていたが、Dは興奮して体をくねくねさせていた。
「もう誰か病院連れていけ!!」
何とも言えない空気になっていると、
「そういや一丈字がいないぞ!?」
「ホントだ!?」
その時カフェテリアのモニターに、飛鳥、リサ、燐子、あこの4人が映っていて、友希那と紗夜が驚愕していた。飛鳥がボーカルとギターをしていた。
実を言うと飛鳥もリサたちから相談を持ち掛けられており、友希那と紗夜の性格を知っていた飛鳥は3人にバンド演奏を持ち掛ける。リサと燐子は困惑していたが、あこは飛鳥とバンド出来るのならと承諾。暫く困惑したのち、リサは男子達に同情できる場面もあったのか承諾すると、燐子も皆に続いて承諾。
4人は男子生徒たちの目の前で友希那と紗夜に怒られるのを覚悟して、ライブに臨んだのだ。
『それでは今日のエンディングテーマは一丈字飛鳥・今井リサ・白金燐子・宇田川あこの4名で、スピッツ『正夢』!』
そして4人が演奏をすると、香澄たちは皆演奏と飛鳥の歌声に魅入っていた。
香澄「飛鳥くんやっぱり歌上手…!!」
日菜「おまけに声がポケモンのサトシに似てるもんね…」
花音「ふぇええ…」
沙綾「それもそうだし、いつの間に練習してたの…?」
友希那・紗夜「……!!」
友希那と紗夜は固まっていた。そして男子生徒たちがどさくさに紛れて友希那と紗夜に近づいて、ペンライトを振るそぶりを見せた。近づけるチャンスだと思ったのか…。
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飛鳥「えー…。これが今回のオチだったんですよ…」
リサ「ゴメーン…」
後日、飛鳥たち4人は友希那と紗夜に並んで正座させられていた。
「一丈字の奴、正座させられてザマーミロなんだけど…」
「これがリサちゃん達と一緒じゃなかったらなぁー!!」
「寧ろ同じ穴のムジナというのを見せつけて腹立つ!!」
「オレたちもリサちゃん達とライブしてぇよぉおおおおおおおお!!!」
おしまい