買い物を一通り楽しんだ一行。
そして午後3時。
こころ「全員揃ったわね! 楽しめたかしら!?」
「はーい」
こころ「それじゃバスに乗り込むわよ!」
と、皆がバスに乗り込んだ。
そして飛鳥の隣の席には、ずっと話したがっていたはぐみが座っていた。
有咲「……」
そんな様子を見て、有咲は表情を曇らせていた。
香澄「ヤキモチ?」
有咲「ちげーよ/////」
香澄「ちょ、やめて…苦しい…」
香澄の冷やかしに有咲が香澄にアイアンクローを仕掛けた。
たえ「めんごい…」
有咲「山形弁にしてもダメ!!!/////」
はぐみ「そんでね! いろんなところを回って楽しかったんだよ!」
飛鳥「そりゃあ良かったですね」
と、はぐみの話を聞いている飛鳥。
はぐみ「飛鳥くん達は何をしてたの?」
飛鳥「私達も似たような感じですね。福岡のお菓子を食べたり、ラーメン食べたり、それから…」
飛鳥がふと有咲の方を見ると、有咲が頬を染めて睨みつけていた。
飛鳥「…街を歩いて回りました」
はぐみ「本当にはぐみ達と同じだー」
その時、彩がスマホを見て青ざめていた。
千聖「…彩ちゃん。こんな時くらいエゴサーチは」
彩「違うの。見てこれ」
千聖「?」
千聖が彩のスマホに顔を覗き込むと、そこにはツイッターで有咲が顔を真っ赤にしてポカポカ飛鳥を殴ってるシーンがあった。そして書き込みには…。
【目撃情報】 Poppin’partyが1人の男と歩いていて、男の子が有咲ちゃんに対して口説いたのか、有咲ちゃんが顔を真っ赤にして男の子をポカポカ叩いていた。 あ い ら し か
(画像:有咲が飛鳥に対してポカポカ殴ってるシーン)
彩・千聖「……」
千聖の表情が沈んで、彩と共に飛鳥を見た。
飛鳥(あー…オレは生きて帰れるのだろうか)
飛鳥は察しがついて、そのような事を考えていた。
そして2時間後。一行は大分の湯布院に到着した。
香澄「温泉街だー!!」
と、香澄達は湯布院の景色を見て興奮していた。有咲も少しだけ機嫌が直っていた。
そして旅館に到着した。
「ようこそおいでくださいました」
女将が出迎えると、26人が挨拶をした。
「さて、お部屋にご案内いたします」
と、女将が用意した部屋は何という事だろう。一部屋だった。
飛鳥「あ、私は外で寝ろって事ですね。了解しました」
こころ「何を言ってるの? 飛鳥も一緒よ?」
飛鳥「…Pardon?」
たえ「何で英語なの?」
飛鳥が不思議そうにした。
友希那「ここまで来て何を考えてるの?」
蘭「そうだよ」
飛鳥「湊先輩、美竹先輩。やっぱりおかしいですよね…」
飛鳥が反応すると、
友希那「あなたに言ってるのよ。ちなみに今夜は」
蘭「あたしと一緒に寝て。一丈字。他の子に手を出さないか見張るから」
と、蘭が割り込んだ。
飛鳥「美竹さん…あなたそういう人だったのですか…」
蘭「ち、違うから!!/////」
友希那「違わないわ。私が先に申し込んだのに割り込みをするあたり、どう考えても確信犯だわ」
蘭「わ、私が先に言おうとしましたから…」
と、小競り合いをした。
友希那「そう。それならお風呂も一緒に入るのよね?」
空気が止まった。
蘭「そ、それは…/////」
友希那「勿論バスタオルは無しよ。それが出来たら大人しく退いてあげるわ?」
蘭「っ!!/////」
リサ「ちょ、ちょっと友希那。そういうのは…」
リサが慌てて止めた。
モカ「じゃあモカちゃんが代わりに犠牲になりましょう」
「!!?」
モカが前に出たが、
飛鳥「皆さん。落ち着きましょう。本当に落ち着きましょう」
友希那「あなたはどうしたいの?」
飛鳥「色々怖いんで、男女別々に入りたいです」
飛鳥がそう言うと、友希那がため息をついた。
友希那「あなた、それでも男なの?」
飛鳥「聞いていいですか。その台詞、同じクラスの方に言えますか?」
友希那「言えないわ。あなただから言ってるのよ」
飛鳥「そこまで心を開いて頂いて何よりです」
飛鳥が目を閉じた。
蘭「そ、そんなに言うなら湊さんは出来るんですか?」
友希那「出来るわよ?」
空気が止まった。
友希那「Roseliaは頂点を目指してるの。スッポンポンになることくらい、造作もないわ」
紗夜「は、破廉恥です!!/////」
リサ「友希那? あたし等全員がそう思われるからその発言はやめて///////」
燐子「……//////」
あこ「あ、あこも流石に恥ずかしい…/////」
と、友希那以外は頬を染めてモジモジしていた。
モカ「こっちは2人。湊さん、残念ながら軍配はこっちにあがりましたね」
蘭「そ、そうです!」
モカ「それじゃあ、飛鳥くんと一緒にお風呂に入る権利はAfterglowが貰います」
飛鳥「ごめんなさい。そういう話でしたっけ?」
モカ「あ、ごめん。違ったね~。それじゃついでに、Afterglowが一緒に寝まーす」
「コラァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
と、皆が突っ込んだ。
彩「いくらなんでもずるいよ!! 私達まだ一丈字くんと何も出来てないんだよ!?」
千聖「そうよ!」
モカ「日菜さんが座席隣だったりしたじゃないですか~。それに麻弥さんも話しかけてましたし~」
麻弥「いや、確かにそうなんですけど…」
その時だった。
こころ「それじゃこうしましょ!」
「?」
こころ「お風呂は一緒に入りたい人だけ入りましょ!?」
飛鳥「すみません。この宿って男湯と女湯に分かれてないんですか?」
こころ「混浴風呂があるわよ!」
飛鳥「わあ」
飛鳥が驚いた。
友希那「諦めて腹を括るのね」
飛鳥「いやー。百歩譲って混浴するにしても、話しておかないといけない事がございましてね」
「なに?」
飛鳥「さっきダシマ劇場本部から電話があって、風呂入る時は水着を着るように言われたんですね。着なかった場合は強制的に着用させられると…」
「!!?」
皆が驚いた。
香澄「どうして?」
飛鳥「いやー。男性の股間についてるブツを皆さんに見せてはいけないと…」
香澄「おちんちん?」
飛鳥「私が隠した意味」
香澄の言葉に一部のメンバーが頬を染めた。
飛鳥「という訳ですので、諦めてください」
こころ「それでもいいわよ?」
飛鳥「え」
飛鳥が驚いた。
友希那「そうね。そういう事なら、女体を楽しむといいわ」
飛鳥「その言葉をあなたの他のクラスメイトが聞いていたらどうなったでしょう」
友希那「一人寂しくいやらしい妄想をするでしょうね」
飛鳥「ごめんなさい。Roseliaって…」
「ちーがーいーまーすぅー!!!!」
そんなこんなで、風呂に入る事になったが、飛鳥が大浴場の前に行くと、男湯が閉鎖されていた。
飛鳥「……」
「一丈字様。どうぞこちらをお使いください」
「ご安心ください。こちらを」
飛鳥が黒服から「誓約書」を渡された。
友希那「これで安心してお風呂に入れるわね?」
こころ「行きましょ飛鳥!!」
飛鳥「……」
飛鳥は静かに目を閉じた。
つづく