全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第124話「ラブアローシュート」

 ある日の事。飛鳥はギター組(たえ・紗夜・日菜・モカ・薫)と会話をしていた。

 

たえ「そういえば皆さんの部活って何でしたっけ」

モカ「それ今更聞いちゃうー? まあ、モカは帰宅部だけどー」

日菜「あたし、天文学部だよ! 星を見たりするの!」

薫「私は演劇部だね」

紗夜「弓道部です」 

 飛鳥が紗夜の言葉を聞いて、ある事を想いだした。

飛鳥(生真面目で弓道部といえば…)

 そして飛鳥の脳裏には一人の少女が浮かんだ。

 

(みんなのハートを撃ち抜くぞー! ラブアローシュート!!)

 

飛鳥(忘れよう。作品が違う)

 と、飛鳥は話を切り替えてたえ達の話を真面目に聞いた。

 

たえ「ラブアローシュートってなに?」

飛鳥「こちらの話です」

日菜「あ! ラブライブ!でしょ!!」

飛鳥「そうなんですよ。紗夜先輩のような方がもう一人いまして…」

紗夜「私みたいな人が?」

飛鳥「あそこで私の事を睨んでる人です」

 と、5人が飛鳥の後ろを見ると、怒髪天で飛鳥の事を睨みつけていた。

 

飛鳥「物理的に撃ち抜かれそうですね」

紗夜「怖い事言わないでください」

日菜「こうやるんでしょ!? みんなのハートを撃ち抜くぞー! ラブアローシュート!!」

「ばぁあああああああああああああああああああああああああん!!!!」

飛鳥「どういう悲鳴の上げ方してるんですか…」

 

 10分後

 

飛鳥「えー。今回のゲストは園田海未さんです」

海未「…宜しくお願いします」

 

 飛鳥が司会進行をしたが盛大に殴られていた。

 

飛鳥「一言ございますか?」

海未「あなたは最低です!」

飛鳥「そうですね」

モカ「えー。肯定しちゃうんだー」

飛鳥「こんなんだから、毎日不審者と遭遇するんでしょうね…」

海未「…そ、そこまで言う事ないじゃないですか」

 

 飛鳥のネガティブ発言に海未も困惑した。

 

 ちなみに学年

 

3年:紗夜、日菜、薫

2年:飛鳥、海未、たえ、モカ

 

日菜「ラブライブ! 面白かったよ!」

紗夜「日菜。言葉を選びなさい」

 

 日菜の言葉に紗夜は困惑していた。ちなみにラブライブは2011年、バンドリは2015年開始である。

 

飛鳥「園田さんと紗夜先輩は共通点が多いんですね」

モカ「確かに言われてみれば真面目そうだよね~。あ、あたし青葉モカ~。宜しく~」

海未「よ、宜しくお願いします…。園田海未です」

飛鳥「こちらの方は、それぞれのバンドでギターをされてるんですよ」

海未「ギターを?」

飛鳥「ええ。こちらの青葉さんは「Afterglow」っていうバンドのギターをしています」

 

 と、飛鳥が紹介をすると…。

 

モカ「そういえば飛鳥くんって、ラブライブの子たちにも敬語なの~?」

飛鳥「そうですね。諸々の事情で」

 飛鳥が困惑した。

 

飛鳥「メタ的に言いますと、こちらは『共演させて貰ってる側』ですので…」

モカ「まあ、そうだよね~。そういやいつも舞台裏であたし達とかにお茶とかだしてくれたりするけど、ラブライブもそうなの~?」

海未「あ、私達の所はもうやめて貰ってるんですよ」

日菜「なんで?」

 

 日菜の言葉に海未が視線を逸らした。

 

海未(穂乃果とかがだらけるからなんて言えない…)

 

 穂乃果、凛、にこが本当にこきつかってて、μ’sのイメージも悪くなるし、穂乃果達がだらけるからという理由でやめて貰っている。ちなみにAqoursはそういう事を最初からしてなく、後輩たちに示しがつかない為でもある。

 

海未「まあ、やっぱりアイドルですから、そういう事させるのはあまり良くないと皆で話し合ったんです…」

たえ・モカ・紗夜・薫(やっぱりメンバーがだらけるんだな…)

 

 海未の表情で嘘だという事が日菜以外は理解できた。

 

日菜「そういえばラブライブでの飛鳥くんってどんな感じなの?」

海未「えーと…。マネージャーとしていつも頑張ってくれてますよ?」

日菜「マネージャー? もしかしてドリンクとか用意する部活のマネージャーとか?」

海未「いえ、仕事を取ってくる方のマネージャーです」

 

 海未の言葉にギター組は一斉に飛鳥を見た。

 

飛鳥「スケジュール管理とかしてますね」

日菜「えーっ!! それだったらうちのマネージャー出来るじゃん!!」

飛鳥「パスパレは芸能人ですので、そうなってくると少し事情が…」

日菜「いや、飛鳥くんなら絶対できる」

モカ「そうだね~。そういやそっちの世界でもモテるでしょ」

海未「そ、そうですね…」

飛鳥「そんな事ございませんよ。ねえ?」

 飛鳥がある方向を見て話しかけると、そこには黒いスーツを着た飛鳥が現れた。

 

紗夜「!!?」

日菜「飛鳥くんが2人!!?」

飛鳥「あれ、ダシマ式ラブライブの私です」

L飛鳥「どうも。『ダシマ式ラブライブ!』の一丈字飛鳥です」

 と、ラブライブ世界の飛鳥(通称:L飛鳥)が会釈した。

 

飛鳥「基本的にパラレルワールドなんですよ。あ、私は「ダシマ式バンドリ」の一丈字飛鳥です」

たえ「へ、へぇ…」

薫「儚い…」

海未「私も最初は驚いたんですけどね…」

 と、困惑した。

 

飛鳥「パラレルワールドってご存じですか?」

たえ「知ってるよ。私達もいろんな世界の私達もいるんですよね?」

飛鳥「ええ。花園さんですと、ギター以外の楽器を担当してる世界もあれば、好物がハンバーグじゃない世界も存在します」

たえ「じゃあ、花園ランドを建設してる世界もあるの?」

飛鳥「ありますよ。まあ、その話は一旦置いといて、園田さんから見て花園さん達は如何でしょうか」

海未「そ、そうですね…。私たちは歌とダンスをしていますが、皆さんは楽器を演奏されたりして、刺激にはなりますね」

日菜「コメントもおねーちゃんと同じで真面目だー」

紗夜「日菜!」

 と、諫めた。

 

日菜「あ! 海未ちゃん見てある事思いついた! おねーちゃんもアイドルの格好して踊ろうよ!」

紗夜「い、嫌よ!! どうしてそんな事しなきゃいけないの!?」

日菜「やってくれないと、あの事を海未ちゃんに話しちゃうかも…」

紗夜「させないわよ」

日菜「いたたたたたた!! いたいいたい!! 冗談だよおねーちゃん!!」

 紗夜が日菜の耳をつねると、日菜は涙目で叫んだ。

 

海未「……」

モカ「ところで~ラブアローシュートって」

海未「あーあー!! 聞こえませーん!!」

薫「儚い…」

 と、収拾がつかなくなった所で、飛鳥とたえが見つめた。

 

たえ「今度パラレルワールドに連れて行ってくれる事ってできる?」

飛鳥「……」

 

 

おしまい

 




おまけ

紗夜「……」
 中庭のはずれで紗夜は一人佇んでいた。
   
紗夜「…み」
 紗夜は口を開いた。

紗夜「みんなのハートを打ち抜くぞ撃ち抜くぞー! ラブアローシュート! ばーん!!」
 と、海未の物まねをした。

紗夜「な、何をやっているの私は!! こ、こんな破廉恥な事…//////」
 紗夜は首を大きく横に振って悶えていたが、飛鳥が陰で見ていた。


飛鳥(律儀にやらなくても…)
 そう考えていると、紗夜が振り向いて目が合った。

飛鳥「」
紗夜「……!!!////////」

 まるで全裸を見られたかの如く、紗夜の顔は茹蛸のように真っ赤になり、悲鳴を上げ、飛鳥は逃亡した。


飛鳥(生きてたらまた会いましょう。さようなら)


おしまい

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