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・ 進級しています。
それではゴー。
第102話「新章突入!?」
一丈字飛鳥です。バンドリ学園に転入してから時間が経ち、気が付けば2年生に進級していました。広島にいる仲間には時折連絡を入れています。
さて、進級したのですが、別の学校の生徒がこの学校に吸収されたということで、一気にクラスが多くなりました。一体どうなってんだこの学校…。
今回はそんなお話です。
****************
バンドリ学園・2年生校舎前
「あ! 飛鳥くーん!!」
「?」
香澄を筆頭にPoppin’partyがやってきた。
飛鳥「戸山さん。おはようございます」
香澄「おはよー! あ、クラス一緒だったよ!」
香澄の言葉に飛鳥がぎょっとした。
飛鳥「そ、そうですか…」
香澄「え、なんでそんな顔してるの?」
飛鳥「あなたのファンに刺されそうなもので」
飛鳥の言葉に有咲、沙綾、りみが困惑した。
有咲「一丈字」
飛鳥「?」
有咲「その…。クラス表ちょっと見てこい。お前7組だから」
飛鳥「え、皆さん国際クラスを選択したんですか?」
今年から制度が変わり、クラスは下記の通りになっている。
2・3年生
1組:特進クラス
2組・3組:文理クラス
4組~6組:文系クラス
7組:国際クラス
そして言われた通り、7組のクラス表を確認すると、同級生のバンドガールが全員7組で、飛鳥の目玉が飛び出た。まるで「スーパードンキーコング2」シリーズのボス戦で、ボスを見たときのディディーとディクシーのように…。
「やー。どうやらクラスを確認したみたいだね~」
と、Afterglowが現れて、モカが話しかけてきた。
飛鳥「…青葉さん」
モカ「これからよろしくね~。もうクラス替えがないから、最大2年間か~」
巴「よろしくな」
飛鳥「あ、はい…」
モカと巴があいさつしたが、飛鳥は困惑していた。そう、ファンの男子生徒達からの嫉妬がとてつもなく凄かったからだ…。
飛鳥「そういえば何故国際クラスを…」
モカ「飛鳥くんがいるから~」
飛鳥「……」
先日、飛鳥が国際クラスを選択するとモカに話してしまったのだ…。
飛鳥「…他の皆さんは?」
ひまり「え、えーっと…」
巴「モカが国際クラスに行くって聞いて」
モカ「まあ、理系や文系だとクラスバラバラになっちゃうし、特進は成績良くないといけないしね~」
飛鳥が困惑した。
「あ! 飛鳥―!!」
と、こころ、はぐみ、美咲、イヴが現れた。
飛鳥「弦巻さん…」
こころ「皆同じクラスみたいね!!」
飛鳥「そ、そうですね…」
飛鳥が困惑すると、美咲が困惑した。
美咲「…気持ちはわかるわ。私達とクラス一緒なのもそうだけど、男子…あなただけだものね」
飛鳥「弦巻さん。何かやったでしょ」
こころ「あたしは何もしてないわよ!?」
すると黒服達が現れた。
「一丈字様」
飛鳥「?」
飛鳥が黒服の方を見た。
飛鳥「黒服さん。これは一体どういうことですか!?」
「私たちが手に入れた情報によれば、国際クラスを選択された男性は…一丈字様だけでした」
飛鳥「!!?」
飛鳥が驚愕した。
飛鳥「いやいや、そんな筈は…」
美咲「まあ、急に国際クラスって言われてもねー」
飛鳥「え、じゃあなんで奥沢さんは…」
美咲「そりゃあ…皆国際選ぶっていうから」
美咲が視線を逸らした。
モカ「そもそもイヴちゃんがフィンランドの人だから、国際選ぶかもしれなかったのに、選ばなかったのが悪いんだよ~」
飛鳥「にしても、国際に行くこと、クラスの人にお話しされなかったんですか?」
蘭「話すわけないでしょ。ストーカーと2年間も一緒になるなんて嫌」
飛鳥「いや、言い方!!」
蘭の言葉に飛鳥が突っ込むと、男子生徒達が嘆いていた。
「ふざけんなよぉ!! ついにバンドガール独占かよぉ!!」
「しかもハーレムだし!!」
「本当好きだな!!!」
「わーん!!! オレも国際クラスに移籍させてください!!」
ちなみに3年生に進級する時、再び希望を取るらしいが、国際クラスは対象外である。もしもバンドガールが来ないとわかっていたら、ずっとクラスが違うままだった。ちなみに修学旅行先も違う。
モカ「そういや、飛鳥くんこそクラスの子に話さなかったの~?」
飛鳥「ええ。聞かれなかったので…」
モカの問いに飛鳥が頭をかいた。
香澄「まあ、皆一緒でよかったじゃん!!」
「その皆の中にオレ達入ってないんですけど!!?」
「最悪だ! うちのクラスブスばっか!!」
「あっそ。この学校で彼女出来ると思わない事ね」
「いい気味よ!!!」
男子生徒達が嘆いていると、女子生徒達が心の底から罵倒して、収拾がつかなくなっていき、飛鳥は困惑していた。
その時だった。
「ふふふ…。ようやく会えたわね」
と、誰かの声がして飛鳥達が声をした方向を見ると、赤色のロングヘアーにネコミミをした小柄の少女と、カラフルな髪をした長身の少女がそこにいた。
飛鳥(もしかして新しく来た人かな…?)
飛鳥が考えていた。
「長かったわ…。本当に長かった…」
と、少女が叫んでいた。
飛鳥「えーと…」
「おっと。自己紹介が遅れたわね。私はチュチュよ!」
飛鳥「あ、よろしくお願いします。ちなみにご出身は…」
すると横からたえが現れた。
たえ「日本人だよ。本名は珠手ちゆ」
チュチュ「ちょ、本名で呼ばないでハナゾノ!!」
と、チュチュが止めた。
チュチュ「遂にワタシ達も出れたわ…」
モカ「また当分出ないと思うけどね~」
チュチュ「何でよ!!」
モカ「いや~。ただでさえ25人もいるからね~」
チュチュ「そういう事情で今まで出れなかったの!!?」
チュチュの言葉に飛鳥が視線を逸らした。
チュチュ「ま、まあいいわ。あなたの事も知っているのよ? ネス」
「!!」
衝撃を受けた。
飛鳥「珠手さん」
チュチュ「チュチュ!」
飛鳥「残念ですが…また当面は出番なしです」
チュチュ「何でよー!!! ネスって言ったから!? ネスって言ったから!!?」
香澄「ネス?」
飛鳥「いや、オチで」
チュチュ「ワタシをオチ要員にするなぁー!!!」
「チュチュ様…。おいたわしや…」
と、チュチュと同じバンドメンバーのパレオこと鳰原 令王那がハンカチで涙をぬぐっていた。パスパレの大ファンである。
モカ「そういう訳で出番があったらまた宜しくね~」
チュチュ「こらー!! レギュラー出演させろ~~~~~~!!!!!!」
「あーあ…」
「……」
と、陰から同じメンバーのマスキングが呆れ、レイヤ、ロックが困惑した様子で見ていた。
おしまい