全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第159話「優勝してからの僕たち」

 

 

 前回までのあらすじ

 

 飛鳥はイヴから事務所に来るように誘われていたが、飛鳥は予定があるから無理だと断った。実際は燐子・あこと共にゲームの大会に出場していて…!!?

 

*******************

 

「優勝おめでとうございます」

 

 大きな大会に優勝したという事で、飛鳥、燐子は高等部で、あこは中等部で表彰され、「ARIA」の名は学園中に広まった。

 

 そして当然それを快く思っていないのが…。

 

 飛鳥は表彰式が終わって…

 

香澄「飛鳥くんいつの間に大会に出てたの!!?」

飛鳥「あこさんと白金先輩に誘われて…」

 

 終わってすぐにPoppin’partyが3組の教室にやってきて、香澄が飛鳥に問い詰めた。

 

たえ「そういえば仲間がいなくてどうとかって言ってたね」

飛鳥「ええ…。丁度あのゲームやってましたし、面白そうだったので参加しました」

りみ「へ、へえ…」

 すると沙綾がある事に気づいた。

 

沙綾「そういえば、友希那さん達は大会に参加するの知ってたの?」

飛鳥「ええ」

有咲「…何か言われなかったか?」

飛鳥「言われましたよ。まあ、話せば長くなるので省略しますけど…」

香澄「是非教えて!! 昼休憩時間取れる!?」

飛鳥「取れればいいですけどね…」

 

 飛鳥が視線を逸らした。

 

たえ「分かった。友希那さん達も強引だもんねぇ」

飛鳥「何もなければ、昼休憩どこかで話をしましょうか」

「あら、随分人聞きが悪いわね」

 

 と、友希那、紗夜、リサの3人が現れた。

 

香澄「友希那さん!」

飛鳥「これはこれは…」

友希那「昼休憩だけど、時間空いてるかしら」

飛鳥「あいにく、先客がいらっしゃいます」

友希那「ならPoppin’partyも一緒でいいわ」

飛鳥「……」

 

 友希那の言葉に飛鳥が困惑した。

 

友希那「あこと燐子ばかり不公平だわ。私達にも構うべきよ」

飛鳥「え? 私に構ってほしいんですか?」

友希那「…それ、女の子に言わせる気? 感心しないわね」

飛鳥「このように気が利かない男ですよ?」

友希那「…意地悪」

飛鳥「おまけに、性格もあまり宜しくありません」

 

 飛鳥は静かに目を閉じる。

 

友希那「だけどそういう所に魅かれたわ」

飛鳥「……」

 

 友希那の言葉に飛鳥は視線を下にやると、香澄達は頬を染めた。

 

飛鳥「そりゃあおかしな話ですね」

友希那「そりゃそうよ。今の貴方には理解できないでしょうね」

紗夜「あの、湊さん。そういう話をしにここに来たわけではないでしょう/////」

友希那「あら、ごめんなさい」

 

 紗夜が思わず突っ込むと、友希那も反応した。

 

友希那「そういう訳だから昼休憩来て頂戴。燐子やあこ、あなたのこれからの件について話し合いたいの」

飛鳥「ARIAの話なら…」

友希那「燐子とあこだけあなたとああいう事してるなんてずるいわ」

飛鳥「……」

 

 友希那の言葉に飛鳥が困惑した。

 

香澄「そーだよ! わたしだって飛鳥くんと何かした…あ、そうだ! また『ミュージック

アワー」歌おうよ!」

飛鳥「懐かしいですね…」

 

 と、そうやって話をしていると、

 

「飛鳥くん。ちょっといいかしら?」

 Pastel*Palletesがやってきたが、千聖が黒い笑みを浮かべていた。

 

千聖「燐子ちゃんにも話をつけてるから昼休憩、カフェテリアに来てくれるわね?」

飛鳥「……」

友希那「悪いけど、私達が先…」

千聖「ごめんなさい。ちょっと急用があるのよ」

 と、千聖が有無を言わせない態度で突っぱねた。

 

 そして、昼休憩パスパレは男子生徒達にもみくちゃにされて、燐子が飛鳥を避難させた。

 

**************

 

リサ「さて、飛鳥くん、あこ、燐子! 優勝おめでとう!! 乾杯!!」

「かんぱーい!!」

「ありがとうございまーす」

 

 ライブハウス『CiRCLE』の隣のカフェテリアで打ち上げが行われていた。Roselia以外にも他のグループが参加していた。

 

こころ「とっても楽しい大会だったわ!」

飛鳥「ありがとう。応援に来てくれて…」

友希那「あら、私達も応援に来てたのよ?」

飛鳥「その節はどうも…」

 

 そう、実は友希那達もこっそり応援に来ていたのだった。最初はゲームに興味がないからとあこと燐子からの誘いを断っていた友希那・紗夜・リサだったが、飛鳥がゲームの大会に参加すると知ると、すぐさま態度を急変させて3人のサポートをしたのだ。そして最終的に応援に駆けつけてくれたのだ。

 

飛鳥「大会当日までのサポート、本当に感謝しております」

香澄「何したの?」

あこ「リサ姉はクッキーを作ってくれたんだよ!」

香澄「いいなー」

飛鳥「とても美味しかったです」

紗夜「私はマッサージをしましたね」

飛鳥「あ、そうですね…」

あこ「でも飛鳥くんだけなんだよ」

紗夜「宇田川さん?」

 

友希那「私は…応援したわ」

リサ「いや、それ皆もだから!」

紗夜「湊さんは何もしてなかったじゃないですか…」

 

飛鳥「…と、まあ。今井先輩たちのご支援もありました」

 飛鳥が苦笑いしながらそう言うと、

 

千聖「優勝したのはおめでたい事だけど、せめて一言欲しかったわね」

飛鳥「すみません」

千聖「まあいいわ。で、これからどうするの?」

飛鳥「あの大会は終わりましたし、またフリーに戻ります。まあ、またあこさんの勉強を見る為に3人で集まるかもですが」

千聖「そう。それならパスパレの仕事を任せても大丈夫よね?」

飛鳥「大丈夫ではございません」

千聖「何でよ」

 千聖が睨みを聞かせた。

 

日菜「燐子ちゃんとあこちゃんを贔屓するのは良くないなー」

友希那「あこと燐子を贔屓したんだから、次は私達よ」

千聖「いや、その発想はおかしいわ。あなた達応援もしたんでしょ?」

 と、Roseliaとパスパレが言い争いを始めてしまった。

 

モカ「飛鳥くん人気者だね~」

飛鳥「そのようですね…」

 モカに話しかけられて飛鳥は困惑した。

 

こころ「とても良い事じゃない! あたしも飛鳥ともっといろんな事したいわ!?」

飛鳥「ありがとう」

千聖「こころちゃん。悪いんだけど私たちが先よ」

友希那「私達だって…」

こころ「でも一番大事なのは、飛鳥が一番やりたい事をやらせてあげるべきだと思うわ?」

香澄「飛鳥くんが今一番やりたい事ってなに?」

飛鳥「自由になりたいです」

千聖・友希那「それ以外で!」

飛鳥「そうですね…」

 飛鳥が考えた。

 

飛鳥「あこさんに抜き打ちテストしたいですね」

 

 飛鳥は冗談のつもりで言ったが…。

 

あこ「大丈夫だよ! あこ、最近ずっと絶好調なんだから!」

飛鳥「そりゃあ楽しみです」

あこ「でも…もし良い点とったら、飛鳥くんいなくなっちゃったりしない?」

 

 あこが心配そうな顔をした。

 

飛鳥「いなくなりませんよ。かまってあげられる時間はほぼ無くなりますけど」

あこ「そんなの嫌ぁ!!」

飛鳥「まあ、勉強の合宿なら事情は変わりますが」

あこ「合宿!! やりたいやりたい!!」

燐子「是非やりましょう! あこちゃんもやる気になってるので…」

こころ「それじゃ合宿の場所を用意してあげるわね!」

あこ「え!? こころも来るの!?」

こころ「皆で勉強した方が楽しいわよ?」

友希那「弦巻さんの言う通りよ」

リサ「あの、友希那も一応勉強するのよ…? そうなると」

友希那「構わないわ。飛鳥に教えてもらうから」

紗夜「先輩としてのプライドを持ってください! 仕方ありません…私が教えますので」

 すると…。

 

日菜「おねーちゃんも行くの!? あたしも行きたーい!」

イヴ「行きたいです!!」

 と、次々と参加者が増え始めて…。

 

 

 最終的にこうなりました。

 

飛鳥「えー。それでは25人全員で抜き打ちテストを行います。はじめ!!!」

 

 旅館を貸し切って、飛鳥達は合宿を行いましたとさ。めでたしめでたし。

 

 

飛鳥「…めでたいのか?」

 

 

おしまい

 

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