前回までのあらすじ
飛鳥はイヴから事務所に来るように誘われていたが、飛鳥は予定があるから無理だと断った。実際は燐子・あこと共にゲームの大会に出場していて…!!?
*******************
「優勝おめでとうございます」
大きな大会に優勝したという事で、飛鳥、燐子は高等部で、あこは中等部で表彰され、「ARIA」の名は学園中に広まった。
そして当然それを快く思っていないのが…。
飛鳥は表彰式が終わって…
香澄「飛鳥くんいつの間に大会に出てたの!!?」
飛鳥「あこさんと白金先輩に誘われて…」
終わってすぐにPoppin’partyが3組の教室にやってきて、香澄が飛鳥に問い詰めた。
たえ「そういえば仲間がいなくてどうとかって言ってたね」
飛鳥「ええ…。丁度あのゲームやってましたし、面白そうだったので参加しました」
りみ「へ、へえ…」
すると沙綾がある事に気づいた。
沙綾「そういえば、友希那さん達は大会に参加するの知ってたの?」
飛鳥「ええ」
有咲「…何か言われなかったか?」
飛鳥「言われましたよ。まあ、話せば長くなるので省略しますけど…」
香澄「是非教えて!! 昼休憩時間取れる!?」
飛鳥「取れればいいですけどね…」
飛鳥が視線を逸らした。
たえ「分かった。友希那さん達も強引だもんねぇ」
飛鳥「何もなければ、昼休憩どこかで話をしましょうか」
「あら、随分人聞きが悪いわね」
と、友希那、紗夜、リサの3人が現れた。
香澄「友希那さん!」
飛鳥「これはこれは…」
友希那「昼休憩だけど、時間空いてるかしら」
飛鳥「あいにく、先客がいらっしゃいます」
友希那「ならPoppin’partyも一緒でいいわ」
飛鳥「……」
友希那の言葉に飛鳥が困惑した。
友希那「あこと燐子ばかり不公平だわ。私達にも構うべきよ」
飛鳥「え? 私に構ってほしいんですか?」
友希那「…それ、女の子に言わせる気? 感心しないわね」
飛鳥「このように気が利かない男ですよ?」
友希那「…意地悪」
飛鳥「おまけに、性格もあまり宜しくありません」
飛鳥は静かに目を閉じる。
友希那「だけどそういう所に魅かれたわ」
飛鳥「……」
友希那の言葉に飛鳥は視線を下にやると、香澄達は頬を染めた。
飛鳥「そりゃあおかしな話ですね」
友希那「そりゃそうよ。今の貴方には理解できないでしょうね」
紗夜「あの、湊さん。そういう話をしにここに来たわけではないでしょう/////」
友希那「あら、ごめんなさい」
紗夜が思わず突っ込むと、友希那も反応した。
友希那「そういう訳だから昼休憩来て頂戴。燐子やあこ、あなたのこれからの件について話し合いたいの」
飛鳥「ARIAの話なら…」
友希那「燐子とあこだけあなたとああいう事してるなんてずるいわ」
飛鳥「……」
友希那の言葉に飛鳥が困惑した。
香澄「そーだよ! わたしだって飛鳥くんと何かした…あ、そうだ! また『ミュージック
アワー」歌おうよ!」
飛鳥「懐かしいですね…」
と、そうやって話をしていると、
「飛鳥くん。ちょっといいかしら?」
Pastel*Palletesがやってきたが、千聖が黒い笑みを浮かべていた。
千聖「燐子ちゃんにも話をつけてるから昼休憩、カフェテリアに来てくれるわね?」
飛鳥「……」
友希那「悪いけど、私達が先…」
千聖「ごめんなさい。ちょっと急用があるのよ」
と、千聖が有無を言わせない態度で突っぱねた。
そして、昼休憩パスパレは男子生徒達にもみくちゃにされて、燐子が飛鳥を避難させた。
**************
リサ「さて、飛鳥くん、あこ、燐子! 優勝おめでとう!! 乾杯!!」
「かんぱーい!!」
「ありがとうございまーす」
ライブハウス『CiRCLE』の隣のカフェテリアで打ち上げが行われていた。Roselia以外にも他のグループが参加していた。
こころ「とっても楽しい大会だったわ!」
飛鳥「ありがとう。応援に来てくれて…」
友希那「あら、私達も応援に来てたのよ?」
飛鳥「その節はどうも…」
そう、実は友希那達もこっそり応援に来ていたのだった。最初はゲームに興味がないからとあこと燐子からの誘いを断っていた友希那・紗夜・リサだったが、飛鳥がゲームの大会に参加すると知ると、すぐさま態度を急変させて3人のサポートをしたのだ。そして最終的に応援に駆けつけてくれたのだ。
飛鳥「大会当日までのサポート、本当に感謝しております」
香澄「何したの?」
あこ「リサ姉はクッキーを作ってくれたんだよ!」
香澄「いいなー」
飛鳥「とても美味しかったです」
紗夜「私はマッサージをしましたね」
飛鳥「あ、そうですね…」
あこ「でも飛鳥くんだけなんだよ」
紗夜「宇田川さん?」
友希那「私は…応援したわ」
リサ「いや、それ皆もだから!」
紗夜「湊さんは何もしてなかったじゃないですか…」
飛鳥「…と、まあ。今井先輩たちのご支援もありました」
飛鳥が苦笑いしながらそう言うと、
千聖「優勝したのはおめでたい事だけど、せめて一言欲しかったわね」
飛鳥「すみません」
千聖「まあいいわ。で、これからどうするの?」
飛鳥「あの大会は終わりましたし、またフリーに戻ります。まあ、またあこさんの勉強を見る為に3人で集まるかもですが」
千聖「そう。それならパスパレの仕事を任せても大丈夫よね?」
飛鳥「大丈夫ではございません」
千聖「何でよ」
千聖が睨みを聞かせた。
日菜「燐子ちゃんとあこちゃんを贔屓するのは良くないなー」
友希那「あこと燐子を贔屓したんだから、次は私達よ」
千聖「いや、その発想はおかしいわ。あなた達応援もしたんでしょ?」
と、Roseliaとパスパレが言い争いを始めてしまった。
モカ「飛鳥くん人気者だね~」
飛鳥「そのようですね…」
モカに話しかけられて飛鳥は困惑した。
こころ「とても良い事じゃない! あたしも飛鳥ともっといろんな事したいわ!?」
飛鳥「ありがとう」
千聖「こころちゃん。悪いんだけど私たちが先よ」
友希那「私達だって…」
こころ「でも一番大事なのは、飛鳥が一番やりたい事をやらせてあげるべきだと思うわ?」
香澄「飛鳥くんが今一番やりたい事ってなに?」
飛鳥「自由になりたいです」
千聖・友希那「それ以外で!」
飛鳥「そうですね…」
飛鳥が考えた。
飛鳥「あこさんに抜き打ちテストしたいですね」
飛鳥は冗談のつもりで言ったが…。
あこ「大丈夫だよ! あこ、最近ずっと絶好調なんだから!」
飛鳥「そりゃあ楽しみです」
あこ「でも…もし良い点とったら、飛鳥くんいなくなっちゃったりしない?」
あこが心配そうな顔をした。
飛鳥「いなくなりませんよ。かまってあげられる時間はほぼ無くなりますけど」
あこ「そんなの嫌ぁ!!」
飛鳥「まあ、勉強の合宿なら事情は変わりますが」
あこ「合宿!! やりたいやりたい!!」
燐子「是非やりましょう! あこちゃんもやる気になってるので…」
こころ「それじゃ合宿の場所を用意してあげるわね!」
あこ「え!? こころも来るの!?」
こころ「皆で勉強した方が楽しいわよ?」
友希那「弦巻さんの言う通りよ」
リサ「あの、友希那も一応勉強するのよ…? そうなると」
友希那「構わないわ。飛鳥に教えてもらうから」
紗夜「先輩としてのプライドを持ってください! 仕方ありません…私が教えますので」
すると…。
日菜「おねーちゃんも行くの!? あたしも行きたーい!」
イヴ「行きたいです!!」
と、次々と参加者が増え始めて…。
最終的にこうなりました。
飛鳥「えー。それでは25人全員で抜き打ちテストを行います。はじめ!!!」
旅館を貸し切って、飛鳥達は合宿を行いましたとさ。めでたしめでたし。
飛鳥「…めでたいのか?」
おしまい