全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第471話「ヤンデレ詰め合わせ」

 

『バンドリ ヤンデレパーティ』

 

飛鳥「嫌なパーティ…」

 

************************

 

1. 友希那と

 

友希那「飛鳥。私に全てを懸ける覚悟はあるわよね?」

飛鳥「せめてRoseliaって言ってくださいよそこは」

 

 友希那が飛鳥に愛を確かめていた。目のハイライトは消え、頬を赤らめて飛鳥を見つめるが、飛鳥は呆れていた。

 

飛鳥「…それと言いにくいんですが湊先輩」

友希那「友希那って呼んで頂戴」

飛鳥「補習行ってください」

 

 ここはバンドリ学園の廊下。飛鳥は友希那に補習に行くように促した。

 

友希那「興味ないわ。今は飛鳥だけ…」

飛鳥「そうですか。それなら私にも考えがあります」

友希那「どうするつもりかしら?」

 

飛鳥「私が補習を受けます」

友希那「ちょっと待ちなさい!」

 

 飛鳥が2年生の補習を受けようとしていたので、友希那も思わず突っ込んだ。

 

リサ「じゃあアタシが飛鳥くんの隣行くねー」

紗夜「湊さん。子供みたいな事を言わないでください」

燐子「……」

友希那「燐子はともかく紗夜はさり気に左隣行くのやめなさい!」

 

 リサがすかさず飛鳥の右隣に座り、紗夜が左隣の席に座った。燐子は無言で後ろの席に座っていた。こうなるともう前の席しか空いていなかったが、もう別の生徒が座っていた。

 

あこ「あーっ!! 皆何してるの~!!」

 

 中等部のあこがやってきた。勿論飛鳥に会いに来たのだが、教室に飛鳥だけでなく自分以外のRoseliaメンバーもいたので驚いていた。

 

「あ、あのう…。あなた達は補習の対象じゃ…」

飛鳥「申し訳ございません。湊先輩を勉強させたいので…」

リサ「飛鳥くん。ちょっと机寄せて良い?」

飛鳥「あ、どうぞ…あの、机じゃなくて先輩が近いんですが」

 

 リサが飛鳥に凄く迫っていると、友希那は激昂した。

 

友希那「リサ。勉強するから交代して頂戴」

リサ「……」

友希那「紗夜!」

紗夜「ま、まだ席は空いてるじゃないですか」

友希那「燐子…」

燐子「ごめんなさい…嫌です…」

 

 リサ、紗夜、燐子が交代もとい飛鳥の元を離れるのを嫌がっているので、友希那は口元をひきつらせると、先生は呆れた。

 

先生「…もういいわ。湊さん、こうなったらあなたの代わりに受けて貰うわ。あなたはもう帰っていいわよ」

 

 そう言うと友希那は空いてる席に渋々座ったが、あこも座った。

 

飛鳥「皆さん。湊先輩に勉強させたいので私語は控えてください」

リサ「オッケー」

紗夜「当然です」

 

 こうして友希那に何とか勉強させることに成功した飛鳥だったが…。

 

友希那「飛鳥。勉強するわよ」

飛鳥「えっ…」

リサ「はーい。勉強ならRoselia全員でやろうねー」

 

 友希那が勉強を目的に飛鳥にアプローチをかけようとしたが、リサや蘭に悉く阻止されまくったという。

 

2. 飛鳥と燐子

 

燐子「見つけましたよ。一丈字さん…♡」

飛鳥「どうかしました?」

 

 そう言って飛鳥が燐子を見つめると、燐子はどんどん顔が赤くなっていった。

 

燐子「え、えっと…あ、あの…な、なんでもないでしゅ…//////」

飛鳥「そうですか…」

 

 燐子は元々人見知りが激しく男性も苦手だったので、飛鳥のような人間に対しては耐性がなかったという。

 

3. 沙綾と合鍵

 

沙綾「ねえ、飛鳥の家ってマンションなんでしょ?」

飛鳥「あ、はい」

 

 やまぶきベーカリーにやってきた飛鳥だったが、沙綾から自宅のマンションについて聞かれた。

 

沙綾「合鍵欲しいな♡」

飛鳥「だそうですよお母さん」

沙綾「え」

 

 飛鳥が振り向くと、そこには沙綾の母親・千紘が現れた。

 

千紘「沙綾。あまり心臓に良くない事を言わないで頂戴。あと、一丈字さんに迷惑かけないの」

沙綾「ご、ごめんなさい…」

純「ねーちゃんのスケベ!!」

沙綾「あんたは黙れ!!(激怒)」

 

 ヤンデレになっても、弟である純の前ではちゃんと元のお姉ちゃんに戻るんだなぁと飛鳥は少し感心していたが、付き合い方をもう少し考えるべきだと思った。

 

4. ヤンデレになった香澄

 

香澄「ねえ飛鳥くん」

飛鳥「何でしょう」

 

 学園で香澄が飛鳥に話しかけると、飛鳥も香澄の方を見たが香澄の目にハイライトがなかった。

 

香澄「私にキラキラドキドキな気持ち、してない?」

飛鳥「普通ですね」

香澄「どうしてしてないの?」

「オレはしてるよ!!」

「そいつよりもオレと…」

 

 香澄が飛鳥にそう聞こうとしたが、ヤラカシ軍団が空気を読まずに現れた。

 

香澄「ごめんね。今飛鳥くんに聞いてるんだ。喋らないでくれる?」

「やだ!!」

「一丈字に話しかける限りしゃべり続ける!!」

香澄「…チッ」

 

 ヤラカシの言葉に香澄は思わず苛立って舌打ちをしたが、

 

「あああ…。その舌打ちたまんねぇ…♡」

「もっとだ…もっとオレを蔑んでくれぇええええええええええええ!!!」

 

 香澄のヤンデレにも全く動じないヤラカシ達を見て、飛鳥は一瞬周りが魔界に見えた。

 

飛鳥(違う意味でオレも病みそう)

 

5. リサの嫉妬

 

 学園の庭。友希那と飛鳥が話をしていたのを遠くから聞いていたリサ。暫くして友希那が離れると、リサが飛鳥に近づいた。

 

リサ「飛鳥くーん」

飛鳥「今井先輩」

リサ「もー。リサって呼んでよー。友希那と何話してたの?」

飛鳥「そんな大した話じゃないんですけど…」

 

 飛鳥がそう言うと、リサが飛鳥の両肩を掴んだ。

 

リサ「友希那とどんな話をしたかって聞いてんだけど」

 

 リサの目のハイライトは消えていて、どす黒かった。しかし飛鳥は可愛そうな目でリサを見つめた。

 

飛鳥「…聞かない方が良いですよ」

リサ「教えて」

飛鳥「今度またお化け屋敷に行くって話になりまして」

リサ「もうやめてよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!(泣)」

 

 パラレルワールドとはいえ、このダシマ式バンドリで数回もお化け屋敷に行かされたリサはトラウマが蘇ってヤンデレ化が解けた。そして飛鳥の胸ぐらをつかんで揺さぶっていた。

 

飛鳥「あ、大丈夫ですよ。行くのは私と湊先輩の2人だけで…」

リサ「断って!!!」

飛鳥「多分オチで行かされるので…」

 

 時は流れて…

 

友希那「リサ。ドロップアウト出来るわよ?」

リサ「やだ! 絶対友希那が独り占めする気でしょ!」

飛鳥「……」

 

 3人でおばけタワーに入ったのだが、今回は友希那とリサが取り合いをしまくったそうです。まあ、紗夜、燐子、あこにバレて本当の恐怖が待っているのは言うまでもないんですけどね。

 

 

飛鳥(…もうやめさせてもらうわ)

 

 

おしまい

 

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