第176話「ちょっとだけストーリー集」
第176話
1. サンタクロース(飛鳥 × ひまり × 蘭)
ひまり「ねえねえ。蘭って何歳までサンタ信じてた?」
飛鳥は食堂で偶然蘭とひまりの2人と一緒になったため、食事をとる事に。当然飛鳥は嫉妬の眼差しを向けられた。
蘭「別に。最初から信じてないし」
ひまり「嘘ばっかり~。小さい頃大きな靴下飾ってたでしょ~」
蘭「か、飾ってないし!!」
蘭が照れているのを見て飛鳥は苦笑いした。
ひまり「一丈字くんは何歳まで信じてた?」
飛鳥「まあ、小学生の途中くらいまでですね」
ひまり「これが普通だよね~」
蘭「う、うっさい…//////」
と、蘭とひまりのやり取りを見て飛鳥は昔の事を想いだした。
『…おまえがいるとつまんないんだよ』
『あーあ。なんであいつがっこうにきてんだろ』
『一丈字くんってきみがわるいよね』
『なんでこのオレがあいつの担任なんですか!! あいつは…』
飛鳥(本当にサンタさんがいれば良かったのにな…)
自分をなぜか嫌う人間達をどうにかしてほしいとお願いしていた自分を思い出して、静かに苦笑いした。
2. おみくじ(飛鳥 × 蘭 × モカ)
神社で初詣に来ていた飛鳥だったが、蘭とモカと一緒になった。
モカ「そうだ~。折角だからおみくじ引こうよ~」
「おみくじ?」
モカ「蘭っていつも中吉だよね~」
飛鳥「いつも?」
モカ「数年もだよね~」
飛鳥「…それ、逆に凄くないですか?」
蘭「まあ、ある意味大吉かもね…」
と、3人はおみくじを引く事になった。
蘭「やっぱり中吉…一丈字は?」
飛鳥「大吉ですね」
蘭「へ、へえ…」
蘭は少し複雑そうな顔をしていた。
飛鳥「いいじゃないですか。今年も一年安全に過ごせそうですよ?」
蘭「…で、モカは?」
モカ「およよ~。大凶…」
空気が止まった。
蘭「大凶ってあるんだ。この神社…」
モカ「いいなぁ~。飛鳥くんと蘭いいなぁ~」
と、モカは涙目だった。すると飛鳥は…。
飛鳥「そうだ。青葉さんのおみくじ頂けます?」
モカ「え?」
飛鳥「いいから」
モカ「交換してくれるの~?」
飛鳥「そうですね。はい」
飛鳥がモカに自分のおみくじをあげて、モカから大凶のおみくじを受け取った。
蘭「どうする気なの? あげてもモカが引いたことには…」
飛鳥「幸せのおすそ分けですよ」
「!!?」
飛鳥「気休め程度にしかならないかもしれませんけどね」
と、飛鳥が苦笑いした。
蘭・モカ「……」
蘭とモカが顔を合わせた。
モカ「は~。こりゃあうちのクラスの男子達が勝てない訳だ~」
飛鳥「そんな事はありませんよ」
蘭「いや、そればっかりはモカと同感。こういう気づかいしてほしいよね」
飛鳥(頑張って。2組の男子)
3. イメージトレーニング(飛鳥 × はぐみ × 蘭)
はぐみ「うーん…」
中庭ではぐみが考え事をしていた。それを飛鳥と蘭が目撃する。
蘭「どうしたのはぐみ」
はぐみ「あっ! はぐみ今イメージトレーニングをしてたんだ。いざって時のダッシュ!」
蘭「へ、へえ…」
飛鳥「ソフトボールの試合ですか?」
はぐみ「んー。それもそうなんだけど…」
その時、野球のボールがはぐみ達の方に飛んできて、飛鳥が片手でキャッチして投げ返した。
蘭・はぐみ「……!!」
飛鳥「こういう時の為ですか?」
飛鳥は何事もなかったかのように言い放った。
飛鳥「あ、いけない。ちょっと用事思い出した。私はここで失礼しますね」
と、飛鳥が逃げるように去っていった。
はぐみ「す、すごい…」
蘭「…何者なの?」
飛鳥(あいつら、さっきオレの方をめがけてやりやがったけど、美竹さんと北沢さんがいなかったのに気付いてなかったな…。危ない危ない…)
そう思いながら、飛鳥は教室に戻っていった。
おしまい