全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第372話「何度でも野外炊飯!」

 

 

 今回の設定

 

・ 飛鳥は友希那達と同い年です。

・ 前の話とは微妙に設定が違います。

 

**************************

 

 一丈字飛鳥です。私は今林間学校でとある自然の家に来ていて、野外炊飯が行われています。私のグループは大人しい男子だけのメンバーとなっていて、周りからは「はずれ組」と馬鹿にされていますが、私としては大当たりですね。

 

「あのクソ陽キャ共が…!!」

「黙って聞いてたらいい気になりやがって…!!」

「見てくれだけのイキり野郎がよ…!」

「いつかギタギタにしてやらァ…!」

 

 そうでもありませんでした。でもこの人たち見る限り、マジですね。ちなみに馬鹿にしてきた陽キャ軍団というのは、1組と2組の方でそちらの方は…バンドやってる方たちと組んでるようですね。

 

友希那「どうして女子だけで組むのはダメなのかしら…」

リサ「まー…それはね?」

 

 後から聞いた話ですが、当初2組の湊さん達は女子だけで組む予定だったのですが、男子たちに却下された上に、先生からも男女で壁を作りすぎだから男女混合でやるようにしなさいと言われ、このようになったそうです。

 

 ちなみに肝試しは普通に終わりました。

 

 まあ、そんなこんなで野外炊飯が始まり、私たちのチームも料理を作る事になりました。ですが、作るものは基本的に自由で、作るものもそこで決めないといけなかったんですね。

 

「もう普通にカレーで良くね?」

「おっけ」

 

 カレーに決定して、それぞれ担当も分けられた。

 

飛鳥「私材料切りましょうか?」

「お願い」

 

 そう言って私は材料を切っていったわけですが、皆さんがこっち見てますけど、気にしないでおきましょう。

 

「な、なんだアイツ…!」

「すげぇ…!!」

「料理屋さんでアルバイトでもしてるのかな…」

「真剣にやってる所…ちょっとカッコいいかも…///」

 

 何か聞こえていますが、気にしないでおきましょう。

 

飛鳥「野菜切り終わりましたよ」

「あ、ありがとう…」

 

 そして作業もスムーズに進んで、あっという間にカレーが出来上がりました。

 

飛鳥「野菜も炒めましょうか?」

「え? 炒める?」

飛鳥「炒めないと野菜の中に水分が残ってるんで、水っぽくなるんですよ。水っぽい方がお好きですか?」

「え、えっと…。それじゃ任せるよ…」

飛鳥「分かりました」

 

 そう言って私は野菜を炒めました。しかし、なんでか知らないけど皆こっちを見てるんですよね。まあ、すぐに野菜を鍋の中に入れて煮るってイメージがあるとは思うんですけど、ちゃんと料理の本にも書いてあったりするんですね。

 

 そして野菜を炒めたら今度こそ鍋の中へ。ご飯も炊いてあるので、後は完成するのを待つだけです。まあ、絡まれてもアレなので超能力で存在感を消しときましょうかね。

 

 他の班はまだやってるみたいですが…。

 

リサ「もー!! そうじゃないって言ってるでしょ!」

「こ、これくらい…」

 

 2組で何かもめてるようですね。あの人は確かRoseliaの今井リサさん…。

 

リサ「こういう下準備しないと煮崩れしちゃうの!」

友希那「良く分からないけど、リサがそう言うならそうよ」

リサ「…友希那? それあんまりカッコよくないよ?」

 

 そしてまた1組では…。

 

「うわあっ!! こぼしちゃった!」

花音「ふぇええ~!!!」

千聖「ちょっと何やってんのよ!!」

 

 男子が何やら材料をこぼしてしまったようだ。大変だなぁ…。

 

 で、そんな大変な状況になっていますが、それでも私たちは既に完成しました。

 

飛鳥「食べましょうか」

「うん」

 

 味はまあ普通でした。特に高級食材を使っているわけでもなければ、テクニックも個人差があります。こんなもんですね。

 

「…そういや、まだ時間あるな」

「ああ…」

飛鳥「思った以上に早く終わりましたね」

「ああ…」

「それもそうだけど…」

 

 すると皆さんがこっちを見てきました。

 

「一丈字くん。もしかして料理結構したりする?」

飛鳥「最近はしてないですね」

「それにしても結構なれた手つきだったよね」

飛鳥「そうでしょうか」

「うん、そうだよ」

 

 何か私の話になりそう。ここは何とか話を逸らすしか…。

 

飛鳥「時間もありますし、もう一品作りましょうか?」

「え?」

飛鳥「デザートとか如何でしょう」

「ほ、本当に作ってくれるの?」

飛鳥「ええ。折角ですので。ただ、ちょっと一口だけ…」

「いや、ゆっくり食べていいよ」

飛鳥「はい」

 

 そう言って私はカレーを1杯食べた後、デザートを作りました。なんでだろう、何課滅茶苦茶見られてる気がする…。ホットケーキミックス粉を使っていろんなの作りました。結構便利ですよね…。あと、皆さんが卵とか生クリームが大丈夫でよかったです。

 

リサ「ちょ、何よこの良い匂い!!」

麻弥「3組の方からですよ!」

日菜「あたしちょっと行ってくる!」

 

 来ないでください。色々厄介なので…。

 

**

 

 さて、超能力で来させないようにしたあと、適当に生クリームやチョコレートを持ってきて、各自で好きな味を楽しんでもらうようにしました。

 

「デザートめっちゃうっま!!」

「すげー!!」

「ホットケーキミックスでここまで出来るんだ!」

「美味しいよ一丈字くん!」

飛鳥「喜んでいただけて何よりです」

 

 そう言って私は笑った。ここまで言ってくれるのは正直言って嬉しい。小学校の同級生もこんな感じで喜んでくれてたらなぁ…。あいつら人にさんざんやらせといて嫌味ばっかり言ってたからな。

 

 ちなみに今更ですが、他の班への手助けとかは禁止されているので、私たちが他の班に手を貸すことはできません。

 

(一丈字くんがあんなスイーツ作れたなんて…)

(一丈字くんと組めば良かった…)

(羨ましい…)

 

 …なんでこんなにも見られるんだろう。

 

日菜「もー! あたしが作った方が早いってば!」

「ま、待って…」

麻弥「まあ、だけどそれだと日菜さん一人でやっちゃうことになるから…」

薫「儚い…」

 

彩「あーッ! 焦がしちゃったあ!!」

花音「ふぇえええ~!!!」

千聖「ああもう…!!」

「だ、大丈夫! オレがついてるからね!?」

千聖「そう言って何回失敗したと思ってるの! もう何もしないで頂戴!」

 

 とまあ、バンドガールの皆さんも大変そうです。頑張ってください…。

 

「い、一丈字くん…?」

飛鳥「何でもありません。きっと後でいい思い出になる筈です。カレーとスイーツを食べましょ」

 

 

 

 おしまい

 

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