ある日のバンドリ学園。来週から定期テストが行われることとなった。
飛鳥(まあ、心配ないと思うけど、ちゃんとやっとくか)
飛鳥がそう考えていたが、
京「定期テストかよ…」
飛鳥の親友である奈良川京が困惑した。というのも、あまり勉強は得意ではない。
飛鳥(一応京や日向もいるし、この2人にくっつけば角は立たないかな…)
なんて考えていた飛鳥だったが、
「飛鳥く~ん」
飛鳥「?」
飛鳥が声がした方を向くと、そこにはモカがいて、モカ以外にも蘭、巴、ひまり、つぐみもいた。
飛鳥「青葉さん」
モカ「来週のテストに向けて皆で勉強しようと思うんだけど、一緒にやらな~い?」
飛鳥「……」
モカの言葉に飛鳥が考えると、
飛鳥「あ、すみません。実は京や日向を誘ってやるつもりなんだ…」
モカ「じゃあ奈良川くん達も来ていいよ~」
飛鳥「……」
ちなみにモカは既に飛鳥の正体を知っているのだ…。
日向「本当にいいんですか?」
モカ「もっちろん~」
こうして、飛鳥達はAfterglowと一緒に勉強会をすることになったわけだが…。
「一丈字と奈良川がAfterglowと勉強会するんだってよ!!?」
「マジか!!?」
「一丈字や奈良川がいいなら、オレ達も勉強会に参加したい!!」
「オレもオレも!!」
と、男子生徒たちが騒ぎ始めたので、モカが飛鳥にアイコンタクトを送って超能力で大人しくさせた。
椿(…毎回大変ね。飛鳥も青葉さん達も)
ちなみに椿は2組である。
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そんなこんなで羽沢珈琲店で勉強会をすることになったのだが、男2人、女7人という状態に皆がガン見していた。
京「な、なんかすごく見られてるぞ…」
飛鳥「見当はつくけどね…」
落ち着かない京に対し、飛鳥はすごく冷静だった。
「い、一丈字とあともう一人の奴…7人の美少女に囲まれて勉強大だとぉ…!?」
「良い匂いするんだろうなぁ…」
「畜生…! うらやましいぞぉ…!!」
「匂い嗅いでみたい…」
遠巻きに男子生徒たちが遠くから見ていたが、匂いの話ばっかりしていた。すると椿が飛鳥の方を見て、アイコンタクトを送り、飛鳥がテレパシー回線を開いた。ちなみにこの回線を開くと飛鳥が意図した相手にテレパシーを送り、そのまま会話が出来る。ちなみに現在は椿のみである。
椿『何なのよこいつら…!!』
飛鳥『まあ…アレだな。ドラえもんでいうジャイアンとスネ夫のポジションだ。何もないならないでつまらないしな…』
椿『音楽アニメなんだから音楽で勝負しなさいよ!!』
飛鳥『いや、音楽関係ならこういう迷惑なファンもつきものだし、pixivは歌詞のせると怒られるから、色々難しいのよ…』
モカ「……」
モカは飛鳥と椿がテレパシーで会話をしているのを悟り、飛鳥に対してアイコンタクトをした。
飛鳥『…どうしたの?』
モカ『いやー。本当に超能力って便利だな~と思って』
椿『あんたも大変よね…。こいつのトラブルに付き合わされて』
モカ『いやいや~。確かに大変なところもあるけど、原作では見られない蘭たちの可愛い一面が見られるから~』
飛鳥『原作とか言わない』
そんなこんなで勉強会が進む中、ひまりが煮詰まっていた。
ひまり「う~ん…分からないなぁ」
飛鳥「どうされました?」
ひまりの言葉に飛鳥が即座に反応した。
ひまり「あ、えっとね。ここ分かんないんだけど、分かる…?」
飛鳥「見してください」
飛鳥はひまりから分からない問題を教えてもらった。
飛鳥「ああ、この問題はこの公式を使うんですよ…」
ひまり「ちょ、ちょっと待って!」
飛鳥「あ、はい」
こうして飛鳥は淡々と問題の解説をしていったが、蘭・巴・つぐみは驚いたように見ていて、元から知っている京・日向・椿・モカの4人は安心したように見ていた。
飛鳥「といった感じですね」
ひまり「あ、分かった! ありがとう一丈字くん!」
飛鳥「いえいえ。もしかしたら出てくる可能性があるので、時間をおいて復習してみた方がいいかもしれませんね」
ひまり「うん!」
そう言ってひまりは再び問題集に目を通すと、巴が不思議そうに飛鳥を見た。
巴「一丈字」
飛鳥「何です?」
巴「もしかして勉強得意なのか?」
飛鳥「普通ですね」
飛鳥の言葉に椿は『嘘つけ』という顔をしたが、本当の事を話すと正体がバレるかもしれないので、あえて何も言わなかった。
飛鳥「頭いいのはこっちの2人ですよ」
日向「そ、そんな事は…」
椿「アンタ、あたしより成績良かったじゃない!! しかも学年トップだし!」
飛鳥「えー…」
椿があっさりばらしたので、飛鳥は困惑すると、蘭たちは『やっぱりな』という顔をした。
モカ「で、ちなみに奈良川くんは~?」
京「話の流れからして聞かなくても分かるだろう。中の下だよ」
椿「いや、下の上ね」
京「いや、そこまで悪くねーよ!!」
とまあ、男2人女7人がわちゃわちゃしているので、これがより男子生徒たちの劣情を誘った…。
「ゆ、ゆるさーん!!」
男子生徒たちが騒ごうしたその時、モカと椿が飛鳥にアイコンタクトを送ると、飛鳥は困惑した様子で超能力を使い、男子生徒たちを大人しくさせた。
飛鳥『最近よく超能力使ってるなぁ…』
椿『いいのよ。これで』
モカ『まあ、ケーキとか食べてるときに、下ネタ聞きたくないしね~』
椿『…は?』
飛鳥『…そうだな』
飛鳥がため息をつくと、椿が困惑していた。
椿『し、下ネタってどういう事よ?』
モカ『じゃあ明日聞いてみる~?』
椿『やっぱいい…』
しかし、オチをつける為に聞くことにした。
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翌日、バンドリ学園にて。
「一丈字! 奈良川! お前らAfterglowと可愛い姉妹と勉強したんだってな!」
「正直に吐けよ…。お前ら勉強会の後、あんな事やこんな事したんだろ!」
「座長権限とかで一緒に風呂入って、匂い嗅ぎまくったり、裸を見まくったんだろ!?」
「素っ裸でムカデ競争とかしたんだろ!? 体密着させて!! どうだった!! どうだたんだぁ!?」
とまあ、公衆の面前だというのに男子生徒たちがそう騒ぎだして、椿はげんなりしていた。椿だけじゃなくて蘭、ひまり、巴、京も完全にドン引きしてたし、穏健な日向やつぐみですら、ちょっと引いていた。
モカ「いっつもこんな調子なんだよ…」
モカも流石に気持ち悪くて、ドン引きした様子で椿に話しかけると、椿はもう何も言わなかった。
椿(これ…音楽アニメよね?)
おしまい