いよいよウォータースライダーの時間がやってきた。
つぐみ「あ、そういえば9人いるから二手に分かれないと…」
そう、ウォータースライダーの定員は5名までなのだ。
京「まあ、Afterglowとオレ達で分ければ簡単に済むと思うけど…」
モカ「え~。折角だからバラバラにしてみようよ」
ひまり「さんせー!」
飛鳥「本当によろしいんですか? 男子がいるのはやっぱり嫌とかありません?」
蘭「そこまで気を遣わなくていいから…」
日向「椿」
椿「いや、別に嫌って言ってないでしょ!!」
ひまり「3グループで予約したから、くじで決めよう!」
こうしてくじ引きの結果…
Aグループ:京、つぐみ、椿
つぐみ「よ、宜しくね…」
京「宜しくな!」
椿「鼻の下伸ばすんじゃないわよ」
京「だから伸ばさねーって言ってんだろ!」
Bグループ:モカ、ひまり、巴
モカ「おー。いつものメンバーだ」
ひまり「という事は…」
Cグループ:飛鳥、日向、蘭
飛鳥「よろしくお願いします」
日向「よ、宜しくね?」
蘭「う、うん…宜しく…」
巴「蘭―。ちゃんと仲良くやれよー」
蘭「わ、分かってる!」
そんなこんなでウォータースライダーを愉しんだ9人。
Aグループ
京「おわああああ~!!!」
椿・つぐみ「きゃー!!!」
Aグループは普通に楽しみ…。
Bグループ
ひまり「もうやだぁ~!!」
巴「ちょ、ひまり! くっつくなぁ!」
モカ「いつもの風景~」
そしてCグループ
飛鳥「美竹さん! 大丈夫ですか!?」
蘭「あ、あたしは大丈夫…」
日向「でも最後急降下だって!」
蘭「えっ…」
飛鳥「日向! 美竹さんを頼む!」
日向「分かった!」
蘭「えっ…きゃああああああああああああああああああああ!!!!」
と、こんな感じだった。
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ひまり「いや~! 楽しかった! あと3回くらいは回りたいかも!」
全員が合流してひまりがウォータースライダーの感想を述べていた。
巴「良く言うよ。あんだけアタシに泣きついてたくせに…」
ひまり「いや、あれはなんというかその…1回やったら慣れちゃったっていうか!」
と、ひまりが誤魔化すように笑った。
モカ「つぐの所はどうだった~?」
つぐみ「えっと…私は何もできなかったかな」
京「もう3人でずっと騒いでたよ」
椿「全くもう。あんたはしっかりしなさいよね!」
京「へーへー。1番騒いでたくせに」
椿「何ですって!!」
日向「やめなさい椿!」
椿「なんであたしだけ…」
飛鳥「まあ、落ち着けよ」
飛鳥がそう言うと、蘭がじっと飛鳥を見つめていた。
飛鳥「どうされました?」
モカ「あ、そういや蘭はどうだった?」
蘭「いや…最後日向さんにあたしの事を頼むって言ってたの、なんでだろうって」
飛鳥「ああ。アレですか?」
蘭の言葉に飛鳥が苦笑いした。
ひまり「え、何かあったの?」
モカ「蘭、ちょっと怖かったんじゃない?」
蘭「そ、そんな事ないから…」
飛鳥「どうやら下世話だったようですね。申し訳ございません」
蘭「それはいいとして、どうして人にやらせたの?」
飛鳥「同じ女性の方がいいかなって思っただけですよ。それとも、もし本当の事を話していたら、私にエスコートさせて頂けたんですか?」
飛鳥の言葉に蘭が顔を真っ赤にした。
蘭「…ダメ。絶対にさせないから//////」
飛鳥「そうですか」
飛鳥が苦笑いすると、他の女子達も頬を染めていた。
飛鳥「私…何か変な事言いましたか?」
椿「アンタねぇ…そういう恥ずかしい事を急に言うのやめろって前にも言ったでしょ!/////」
飛鳥「え、そんなに恥ずかしかった?」
巴「いや、エスコートって言葉…こんな所で出るとは思ってなかったからさ…////」
ひまり「な、何かちょっと照れくさいなーって…あははは…」
日向とつぐみも苦笑いしていると、飛鳥も困惑した。
飛鳥(まあ、好感度下がったっぽいけど、非常事態に大人しく距離を取ってくれそうだから、まあそれはそれでいいかな)
そんな時だった。
「それだったらオレ達にもエスコートさせてくれよぉ」
「!?」
何と言う事だろう。バンドリ学園の男子生徒たちがやってきたが、如何にも問題を起こしそうな面々ばかりだった。
飛鳥「あれ…?」
モカ「うちの学校の人たちだ」
椿「さてはつけてきたわね!」
「違うよぉ。偶然ここに遊びに来てた奴が教えてくれて、来てやっただけの話だよ!」
飛鳥「え、そこまでやります…?」
椿「何というか下心見え見えで、本当に女子にモテる気あるの?」
「う、うるさぁい!!」
「とにかく一丈字と奈良川は、女子を置いてとっとと帰れ!」
京「なっ! 何無茶苦茶な事言ってんだよ!」
「黙れ! 先輩の言う事が逆らえないのか!」
「従わないと、今度の登校日酷い目に遭わせるぞ!」
飛鳥「あー。私たちがいない間に女子の私物をカバンの中に入れて、冤罪ふっかけるとか?」
「それでもいいんだぞ?」
飛鳥「って、そういう事周りの人間にバラしてどうすんだ」
モカ「私物ってもしかして、モカちゃん達Afterglowの誰かの下着とかじゃないよね~?」
ひまり「モ、モカ!」
「それはない!」
「一丈字のカバンに入れるくらいなら、オレ達が持ち帰る!!」
「えぇぇぇえ…」
偉そうに言うヤラカシに対し、飛鳥達はドン引きしていた。何故そう言う事を自信満々に言えるのか謎で仕方なかったからだ。
だが、この時モカが録音していたため、勝ちは確定するのだが…。
「とにかく一丈字と奈良川は帰れよ!!」
と、無理やり飛鳥と京を返そうとして、飛鳥の体に触れると
飛鳥「キャー! 痴漢よー!!」
「!!?」
飛鳥が女言葉で叫ぶと、周囲の人間が振り向いた。
「何だと!? 痴漢!!?」
「ヤダー…」
「ママー。痴漢ってなーにー?」
「見ちゃいけません!!」
と、2組のクラスメイト達が青ざめた。
「て、てめぇ! なんてことしてくれたんだよ!!」
「今すぐ取り消せ!!」
するとプールの監視員がやってきたが、とてつもなく屈強だった。
「どうされました?」
「い、いや! 何でもないんですよ!」
「このオカマがふざけて…」
するとモカが無言で録音したボイスを再生させた。
『私物ってもしかして、モカちゃん達Afterglowの誰かの下着とかじゃないよね~?」
『モ、モカ!』
『それはない!」
『一丈字のカバンに入れるくらいなら、オレ達が持ち帰る!!」
再生させたボイスにクラスメイト達は青ざめた。
モカ「この人たち、あたし達の下着を盗もうとしてました~」
「なあっ!」
「モカちゃん!!」
「な、何て卑劣な犯罪を…! おい!!」
「おう!!」
「この不届き者を連れて行くのだ!!」
「ちょ、ちょっと待って…あああああああああああああああああああ!!!!」
「一丈字と奈良川ばっかりずるいぞぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「オレ達にも美少女との戯れをぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「おっぱい見たい…」
と、クラスメイト達は連行されていった。
飛鳥「青葉さん…」
モカ「それはそうと飛鳥くん…。さっきの女言葉…wwwww」
飛鳥「もー。何も言いません」
つづく