全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第430話「Afterglowとプール!・完結」

 

 前回までのあらすじ

 

 2組のクラスメイト達が飛鳥達の邪魔をしようとしたが、飛鳥とモカの容赦ない連係プレーにより撃退された。

 

椿「アンタ達…」

飛鳥「オレ一人だったら、まだまともなやり方でやってたんだけどね…」

モカ「どうせすぐに帰ってくるでしょ~?」

蘭「もう帰ってこなくていいんだけど…」

つぐみ「……」

 

***********

 

 そしてこの後もプール遊びを楽しんだ飛鳥達。

 

『ついに決勝戦! モカちゃんずの登場でーす!』

 

 京・日向・モカ・巴・ひまりが5人1組でチームを組んで、マリンスポーツを行ったり…。

 

椿「ていうかモカちゃんずって何」

飛鳥「ドラえもんズみたい…」

つぐみ「そういえば昔あったね…」

蘭「全く…」

 

 ちなみに飛鳥は椿たちをガードしないといけない為、不参加だった。実際に観客席に移動した時も椿たちに声をかけようと男たちが近づこうとしていたが、飛鳥が超能力でガードしていた。

 

(クソッ! あの女子4人組はどこ行った!)

(あのダイビングスーツ着てる子がタイプなのに!)

(ていうか女子4人とペア組んでるあの茶髪の男一体何者だよ!)

(あんなクソガキにも負けてるのかオレはぁ…!)

 

飛鳥「……」

 

 色々言いたい事はあったが、飛鳥は何とか平和にやり過ごすのに必死だった。

 

 一方、京はというと…

 

「死ねぇー!!!」

「女子4人とペア組みやがってー!!」

京「なんかオレばっかり狙われてるんだけど!!!」

 

 対戦相手の男子たちから執拗に狙われていた…。

 

椿「コラー!! しっかりしろー!!!」

 

 椿が応援すると、つぐみは苦笑いして飛鳥と蘭が困惑していた。

 

日向「ひまりさん! 巴さん! モカさん! 皆京くんを狙ってるから…」

モカ「オッケー。その隙を狙っちゃおう!」

ひまり「ありがとう奈良川くん!」

 

 京のアシスト(?)によって、優勝した。

 

「ああぁぁぁぁぁん♥」

「もっとかけてぇえええ♥」

 

 対戦相手がものすごくドMで飛鳥達がドン引きしていたが…。

 

椿「本当に何なのよ…」

飛鳥「まあ…それだけ青葉さん達が魅力的って事で良いんじゃないかな…」

蘭「だから恥ずかしい事言うの禁止!!/////」

飛鳥「あ、すいません」

 

******************

 

 そして夜のステージ…

 

ひまり「いやー! 今日は沢山遊び通したね~!」

巴「そうだな!」

 

 水上ステージが見えるレストランで9人が食事をしていて、ひまりや巴は満足そうにしていた。

 

蘭「途中邪魔が入ったのはアレだけど…」

モカ「まあまあ~。結局飛鳥くん達が何とかしてくれたからいいじゃ~ん」

 

 モカの言葉に飛鳥達は苦笑いしたが、飛鳥がある事を思い出した。

 

飛鳥「そういえばショッピングは良かったんですか?」

モカ「また今度~。あ、でもまたボディガードお願いしようかな~」

巴「モカ! 流石に迷惑だろ!」

椿「いいわよ。どうせ暇だし」

飛鳥「暇ではないんだけどね…」

 

 そんな時、ステージがはじまった。

 

ひまり「うわ~!! 綺麗~!!!」

つぐみ「そうだね…!」

 

 水のステージに皆心を奪われていた。飛鳥はそんな彼女を見て、やっと自分の仕事が終わると一安心した。

 

日向「お疲れ様。飛鳥くん」

飛鳥「ありがとう…」

 

 しかし、まだ仕事は終わらなかった。

 

飛鳥・日向「え」

 

*****************

 

「本日の特別ステージなのですが、ボーカルが急遽来られなくなったため、カラオケ大会に変更いたします!」

飛鳥「……」

 

 かなり苦しい事になっていた。

 

「さあ! どなたかいらっしゃいませんか!」

 

 なんて急に言われてもいる筈がなかった。

 

椿「…今こそAfterglowの出番じゃないの?」

蘭「えっ、そんな急に言われても…」

ひまり「楽器持ってないよ?」

モカ「……」

 

 するとモカが飛鳥の方をじっと見ていた。

 

飛鳥「どうしたんですか?」

モカ「いやあ、ここはもうびしっと決めるしかないでしょー」

飛鳥「え、私が行くんですか?」

 

 しかし、他の客は誰も手を上げず、係員は困っていた。

 

飛鳥「えー。じゃあ行きましょうか」

モカ「おー」

 

 そう言って飛鳥が手を上げた。

 

「おっ! いましたぁ! どうぞおあがりください! 皆さま! 大きな拍手をお送りください!!」

 

 と、周りの客も拍手をしたが、飛鳥がある事に気づいた。

 

「お名前は!?」

飛鳥「あ、一丈字飛鳥と申します」

「一丈字さんですか。変わった苗字ですね!」

飛鳥「良く言われます。少しお伺いしたい事があるのですが、後ろにあるピアノは…」

「ああ。実は今回の特別ステージで使う予定だったのですが…。もしかしてピアノを演奏して頂けるのですか!?」

飛鳥「え、弾かせて頂けるんですか?」

「勿論! 何なら他の楽器もありますよ!? ギターとかベースとかドラムとかキーボートとか…」

 

 司会の言葉に飛鳥は一瞬モカの方を見た。

 

飛鳥(これ…Afterglowでも良かったんじゃ…)

モカ(頑張って~)

 

飛鳥「あ、トランペットありますか?」

司会「ありますけど…」

「あるの!!? その前にあるの!!?」

飛鳥「ありがとうございます。トランペットとピアノをお借りします」

 

****************

 

飛鳥「えー。という訳で皆さん改めましてこんばんは。素敵な夜をお過ごしでしょうか」

 

 飛鳥が流ちょうな喋りで観客に問いかける。

 

蘭「な、何か凄い手慣れてない…?」

椿「こういう事、今まで結構やってきたのよ…」

 

飛鳥「一緒に来ていた友人から背中を押され、ステージに立たせて頂きました私が披露するのはトランペットとピアノを同時に演奏するというパフォーマンスですね。まあ、ご存じの方はご存じかと思いますが、プロの芸人さんにいらっしゃいますね。今回はそのアレンジです。それでは早速始めさせていただきます」

 

 すると飛鳥が右手でピアノを演奏し始めた。

 

ひまり「夏祭り!!」

京「来るぞ…」

巴・つぐみ「え?」

 

飛鳥「夏祭りを楽しむ、ルパン三世、ガールズバンド『Afterglow』、そして…ゲゲゲの鬼太郎」

アフグロ「!!?」

 

 そして飛鳥がトランペットも演奏し始めると、一気に演奏が盛り上がって、ルパン三世のテーマも演奏し始めた。これを聞いてモカ以外のアフグロメンバーが絶句していた。京、日向、椿はそんな彼女たちを見て苦笑いしていた。

 

 そしてサビに入ると、Afterglowの曲を演奏し始めた。

 

つぐみ「Hey-day狂騒曲!!?」

蘭「ウソでしょ!!?」

巴「道理で春の仮装大会で負ける訳だ…」

ひまり「こんなの勝てる訳ないよ~!!!」

 

 ひまりがそう叫ぶと、

 

京「しかもあの時のシナリオ考えたの、飛鳥なんだぜ…」

椿「多分あいつ一人でいいんじゃないかしら…」

 

 パフォーマンスが終わると、大歓声が上がった。

 

司会「いやー。凄かったです!」

飛鳥「ありがとうございます」

司会「ですがまだお時間はたっぷりありますよ?」

 

 何と言う事だろう。司会者が飛鳥に無茶ぶりをお願いしたのだ。

 

飛鳥「え? まだあるんですか? お客さんが飽きてなければ良いのですが…」

 

 すると大歓声が上がった。

 

飛鳥「あ、大丈夫だそうですね。それじゃ次は『ダイヤモンドを探しに行くビートルズ、ウルフルズ、秋川雅史』

 

 そしてまた飛鳥が演奏を始め、そのままリサイタルが行われた。

 

*********************

 

「本当に申し訳ございませんお客様。こちらの不手際なのに…」

飛鳥「あ、いえいえ…」

 

 終了後、トコナッツパークのお偉いさんから謝罪が来たのだ。というのも、ボーカリストが来れなくなったのは担当者の連絡ミスによるものだったのだ。頭を下げられた飛鳥は困惑していた。

 

「お詫びと言っては何ですが、こちらをお受け取り下さい」

飛鳥「フリーパス!!?」

 

 なんと、8月末まで無料で遊べるフリーパスを全員分貰った。

 

「お食事などは流石に別料金ですが…。8月末までこちらのトコナッツパークで自由にお楽しみいただけます」

飛鳥「いや、いいんですか!?」

「構いませんとも! 実は上からお客様たちに対して、丁寧なお礼をするように厳命を受け、逃げられるようなことがあれば私の次のボーナスが飛んでしまうのです!」

飛鳥「あ、ああ…。そういう事だったんですね…」

 

 確かにこの支配人の事を考えたら受け取らないと可哀そうだと飛鳥は思った。

 

「貴様らは罰として給料半分カットだ!」

「そ、そんなぁ!!」

「当たり前だ!! 一歩間違えればトコナッツパークの運営にも関わっていたんだぞ! 寧ろこれくらいで済んだだけ有難いと思え!!」

 

 とまあ、半ば修羅場になったが無事に一日を終えた。

 

*******************

 

モカ「いや~。楽しかったね~」

飛鳥「そうだね…」

 

 電車の中でモカが飛鳥にそう話しかけると、飛鳥は困惑していた。というのも、飛鳥が数曲披露した後、対抗意識を燃やした蘭がモカ達を連れてAfterglowのミニライブを披露していたのだが、時間が来るまで飛鳥との紅白歌合戦みたいな感じになってしまったのだ(お客さんには大受けした)。

 

飛鳥「お客さんがノリ良かったのが一番の救いだったなぁ…。一歩間違えたらオレのパートは放送事故だよ」

日向「そ、そんな事ないよ…」

飛鳥「しかし…京達はすっかり寝ちまったなぁ」

日向「そうだね…」

モカ「うふふふふwwwwwww」

 

 というのも、京が椿、蘭に挟まれて眠っていたのだ。そして向かいでは巴、ひまり、つぐみが寝ていた。

 

飛鳥「これ起きたらどうなるんだろう…」

日向「う、うーん…/////」

モカ「いいんじゃなーい? うふふふふwwwww」

飛鳥「楽しそうだね…」

 

 モカがこれでもかというほどニヤニヤしていたので、飛鳥が困惑していた。

 

飛鳥「まあ、何ともなくて良かったけど…疲れた」

日向「お、お疲れ様…」

 

 こうして、飛鳥一行とAfterglowのプール遊びは幕を閉じた。

 

 

 後日…

 

「聞いたぞ一丈字!! お前Afterglowとプール行っただけじゃなくて、ライブもしたんだってなぁ!」

「いい加減にしろぉ!!」

「あと奈良川は蘭ちゃんと椿ちゃんと電車で身を寄せ合って寝たそうじゃないか!!」

「はーひふへほぉおおおおおおおおおおおおおん!!?」

 

京「うわあああああああああああああああああ!!!//////」

椿「ちょっとぉ!! 何で知ってるのよぉ!!!//////」

蘭「あいつどこ行ったの!!?//////」

 

 その頃の飛鳥…

 

 

飛鳥「おそらきれい」

 

 現実逃避していた…。

 

 

おしまい

 

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