・ 飛鳥は最初からバンドリ学園の生徒。
・ 入学の理由は任務ではなく、普通に東京で学校生活を送るために変更。
・ 原作キャラの設定を一部変更。
第197話「こちら超能力研究会!」
一丈字飛鳥です。新しい所で頑張ろうと東京のバンドリ学園に進学しました。
ですが、入学早々学校の方針が変わり、全員部活動をしなければならないという校則が出来ました。突然そんな事言われてもという事で、一応1人だけの部活、顧問無しの部活もOKとなりました(5人以上いないと部費は出ず、作業報告書を書かなければなりませんが…)。
私としてはあまり体育会系のノリとかは苦手なので、創部しました。その名も『超能力研究会』。人の限界を極めるをモットーに、色んなことに挑戦する部活です。
部活名からして胡散臭いので、学校中から白い目で見られていますが、私は元から人から好かれるタイプではないので、全く気にしていません。
そんなこんなで創部届を出して、高校生活が始まろうとしてた矢先、2人の女子生徒が入部希望をしてきました。
一人は先輩で、芸能人の氷川日菜さん。もう一人が私の同級生の古くからの友達だという弦巻こころさん。本当は色々面倒な事になりそうだったので、丁重にお断りしたかったのですが、どうせすぐに飽きるだろうと思い、入部を認めました。ぶっちゃけサークルみたいなものだったので、やろうがやるまいが、あまり気にしない方向でいきました。
そうは言っても、なんだかんだ言って実績を出す必要があったので、手始めにゲームの大会に参加しようとすると、氷川先輩と弦巻さんに知られて3人でチームを組んで出場することに。2人とも高スペックで、指示もちゃんと聞いてくれるので楽々と優勝出来ました。というか2人とも滅茶苦茶才能マンならぬ才能ウーマン過ぎる…。
この大会がきっかけで、超能力研究会の知名度はそれなりに広まった。部員は来なかったけど、やりたい事じゃないと入部しても無駄ですからね。
これで変わったのは部室が与えられた事ですね。バンドリ学園の生徒が大きな大会で優勝したという功績があるので…。
物語はここから始まります。私の語りもここで終わりにしましょう。
************************
こころ「ゲームって楽しいわね!」
日菜「うん! しかもこころちゃんと飛鳥くんと一緒にやってると、強い敵も簡単に倒せてるんってする!!」
飛鳥「……」
部室でこころと日菜が楽しそうに話しているのを飛鳥は苦笑いしながら見つめていた。本来は個人戦で出るつもりだったが、日菜とこころの要望でチーム戦で出場する事になり、不安に思ったものの、日菜とこころが才能ウーマンぶりを発揮し、飛鳥がそれを支える形で優勝に持ち込んだ。
一気に知名度が上がったのは良い事だが、これで新入部員が増えるのを恐れていた。
飛鳥(能力者の件もあるからなぁ…。出来ればトラブルは避けたいんだけど)
すると日菜とこころが飛鳥を見た。
こころ「それも飛鳥のお陰ね!」
日菜「うん! それはそうと決勝戦カッコ良かった!」
飛鳥「え?」
日菜の言葉に飛鳥が困惑した。
こころ「ほら、あたしと日菜がやられちゃって、飛鳥が一人になっちゃったでしょ? 相手が三人いて…」
飛鳥「ああ…」
飛鳥が決勝戦の事を想いだした。相手の作戦により、日菜とこころが戦闘不能になり、飛鳥が一人で戦う事になった。客観的に見て飛鳥チームが不利で、相手チームは自分たちの勝利を確信していた。
だが、飛鳥は臆する事はなく真剣な顔つきになる。そして3対1で立ち向かっていくと、2人を撃破した。
「!!?」
そして残りの1人と1対1で戦った。相手が必殺技を使いまくる中、飛鳥は防御に徹し、一瞬の隙をついて相手にカウンター攻撃を仕掛け、そのまま戦闘不能に追い込んだのだ。
その時の飛鳥の表情は歴戦の戦士そのものだった。
日菜「もしかしてゲームになると、性格変わるタイプなの?」
飛鳥「そういう訳ではないと思うんですけど、相手が強かったんで思わず熱くなりましたね」
こころ「何ていうか目力が凄かったわね。とても活き活きとしてて、まるでヒーローみたいだったわ!」
飛鳥「気のせいだと思いますよ…」
こころの言葉に飛鳥が苦笑いすると日菜がある事に気づいた。
日菜「そういえば思ったんだけどさ、飛鳥くんってどうして前髪かくして眼鏡欠けてるの?」
飛鳥「わざとこうしてるんですよ。学校ではあまり目立ちたくないんで…」
こころ「どうして?」
飛鳥「色々あったんですよ。あまり人から理解されないタイプなんです」
日菜「分かる。あたしもそうなんだ」
飛鳥が日菜を見た。
日菜「あたしも皆から『何を考えてるか分からない』って言われるんだ。どうしてか分かんないけど。でも、だからといって皆と合わせようとは思わないんだよね。るんってしないし」
飛鳥「氷川先輩…」
こころ「飛鳥も日菜も今のままがとても素敵よ!」
飛鳥と日菜がこころを見た。
こころ「人から理解されないのも、何を考えてるのか分からないのは困るけど、でもあたしから見たら飛鳥と日菜も自分自身を持ってるわ! それはとても素敵な事だと思うの!」
日菜「そう? 嬉しいな」
飛鳥「…日本人は少数派には厳しいですからね」
こころの言葉に日菜が喜ぶと、飛鳥がまた落ち込んだ。
こころ「それはそうと飛鳥」
飛鳥「何です?」
こころ「そろそろ敬語を止めて欲しいわ」
飛鳥「え?」
こころの発言に飛鳥が困惑した。飛鳥は親しい人間以外には敬語で喋るようにしていたからである。
こころ「日向と椿には敬語を使ってないでしょ? だったらあたしにも同じようにしてほしいわ?」
飛鳥「あー…」
こころの言葉に飛鳥が困惑すると、日菜もこころに同調していた。
日菜「あ、それあたしも思った! 決勝戦とか「行くぜ!」とか男らしい喋り方してたの、あれ凄くるんってしたよ!?」
飛鳥「結構喋り方がきついって言われるんですよね…」
日菜の言葉に飛鳥が苦笑いするが、こころが憤慨していた。
こころ「そんな事ないわよ。寧ろあの時みたいに堂々としてほしいわ」
日菜「そーだよ。だから今度からは敬語なしね」
飛鳥「あ、はい…」
日菜とこころが強引に推し進めると、飛鳥はただ苦笑いするしかなかった。
そんな時、部室に誰かが入ってきた。
「!」
とても大人しそうな女子生徒だった。
おしまい