全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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 設定

・ Afterglow、Pastel*Palletes、Roseliaは原作と同じ。
・ Poppin’partyが不明。
・ ハロー、ハッピーワールドはこころが超能力部に入部した為、不透明。




第198話「4人目」

 

 

 超能力研究会で3人が雑談をしていると、1人の女子生徒がやってきた。

 

日菜「あ、燐子ちゃん!」

飛鳥「お知合いですか?」

日菜「うん。おねーちゃんと同じバンドの子なんだ!」

飛鳥「そうなんですか」

 

 飛鳥は特に聞く事はせず、燐子が来たのも自分ではなく日菜に用があるものだと思っていた。

 

日菜「どうしたの? こんな所で」

燐子「あの、部長さんはどこですか…?」

飛鳥「え?」

 

 燐子の言葉に飛鳥が反応すると、日菜が飛鳥を見た。

 

日菜「部長はこの子だよ。ほら、飛鳥くん。相手してあげて!」

 

 と、日菜に促されて飛鳥が燐子に近づいた。だが、燐子はどこか怯えている。

 

飛鳥「部長は私ですが、何か御用でしょうか…」

燐子「だ、男性の方だったんですね…」

飛鳥「ええ。残念ですが」

 

 燐子が飛鳥を男性だと知るや否や、残念そうにしていた。飛鳥に至っては女性だと思ってたんだなぁと残念そうにしていた。

 

飛鳥「それで…何か御用でしょうか」

燐子「そ、その…」

 

 飛鳥の言葉に燐子がモジモジしていた。何か言いづらそうにしていて、返答をするのに時間はかかった。飛鳥は苛立つ様子もなく、ずっと待ち続けていた。

 

燐子「その…」

飛鳥「何でしょう?」

 

 すると燐子は意を決して、あるものを飛鳥に差し出した。

 

燐子「この研究会に入部させてくださいっ!!」

 

 燐子が飛鳥に差し出したものは入部届だった。顧問がいない為、部長の飛鳥に渡す事になっていたのだ。飛鳥は困惑していた。

 

飛鳥「あ、それでは少し面談をしましょうか」

燐子「め、面談ですか…?」

飛鳥「入ってから違うなーってならないようにしましょう」

 

 飛鳥と燐子はデスクに向かい合った。日菜とこころも様子を見ている。

 

飛鳥「入部しようと思ったきっかけは何ですか?」

燐子「その…氷川さん達がゲームの大会に出てるのを見てて…」

飛鳥「この部活に入れば、合法的にゲームが出来ると思ったという事ですか?」

燐子「ち、違うんですか…? 部活動の名前で参加されてたからてっきり…」

日菜「えっとね。活動内容はゲームだけじゃないんだよ」

燐子「えっ…」

 

 日菜の言葉に燐子が驚いた。

 

日菜「何て言うのかなー。とにかく自分の好きな事をとことん突き詰めてやるって感じかな?」

飛鳥「ありがとうございます。ただそれだと抽象的なので、私がご説明しますね」

 

 日菜の言葉に飛鳥が苦笑いすると、そのまま燐子の顔を見て言い放った。

 

飛鳥「この部活動は『人の力を極める』というのをモットーに、色んな事に挑戦する部活動です」

燐子「いろんなことを…」

飛鳥「…まあ、元々は私が一人で部活動をする為に創部したんですよ。元からあるような集団でやる部活動ってあまり馴染めなくて。1人でも創部OK、顧問無しでもOKという事だったので、創部したんですね」

 

 飛鳥の言葉に燐子が関心を示していた。

 

飛鳥「先日出場したゲームの大会もその一環です。どんな事でも良いので、努力をして結果を出す。ゲームで培った判断力や経験などをあの大会で発揮することで、心身を鍛えるものとしていたんですよ。まあ、本当はソロで出場するつもりだったんですけどね…」

日菜「皆でやる事で協調性とか団結力も生まれるんだよ!? バンドみたいに!」

こころ「そうよ! 皆でやった方が楽しいわ!?」

 

 飛鳥の言葉に対し、日菜とこころが続けると燐子が更に驚いた。

 

飛鳥「氷川さんや弦巻さんがよく働いてくださったので、優勝する事が出来ました」

日菜「チームプレイもいいでしょ?」

飛鳥「良いですけど、どっちかっていうとお二人のスペックが分からなかったものですので…」

こころ「あまりゲームはやらないけど、とても楽しいわね!」

飛鳥「こういう部活です。ゲームだけをやるという訳ではない事はお伝えいたします。今後の予定としましては、定期テストでトップを目指すとかそんな感じですね」

日菜「あたしいつもトップだから期待していいよ?」

こころ「あたしも頑張ってみるわ!」

飛鳥「なので、本当に入部されるかどうか、今一度お考え下さい」

 

 飛鳥の言葉に対し、燐子は苦笑いした。

 

燐子「あの、一つ質問しても良いですか?」

飛鳥「はい」

燐子「どうして部活の名前が超能力研究会なんですか?」

飛鳥「あー…」

 

 燐子の質問に飛鳥が考えた。

 

飛鳥「ただ単に胡散臭い名前にして、人が来ないようにそういう名前にしてたんです」

燐子「え…?」

 

 飛鳥の言葉に燐子の目が点になったが、日菜がにっこり笑った。

 

日菜「でもその胡散臭い名前がるんって来たので、入部しました!」

こころ「あたしも超能力について研究したかったから入ったのよ!」

飛鳥「見事に失敗しました」

 

 飛鳥が困ったように突っ込むと、燐子がくすっと笑った。それに対し飛鳥が驚いていると、

 

燐子「部活の名前はどうであれ、一丈字さん達のプレイを見て、私も一緒に部活を楽しみたいと思いました。その、今後もゲームをする機会ってあるんですか?」

飛鳥「ソロで極めても構いませんし、有志を集めてチームで極めても結構です。ご自由にやってください」

日菜「それじゃ、今度は4人で大会に出ようよ!!」

こころ「そうね! きっと楽しいわ!」

燐子「はい。その…入れてくれますか?」

 

 燐子が入部届を飛鳥に差し出すと、飛鳥は静かに目を閉じた。

 

飛鳥「分かりました。受理させていただきます」

燐子「ありがとうございます」

 

 こうして4人目が加わった。

 

日菜「これだったら、皆を誘った方が良いんじゃないかな?」

こころ「そうね! その方が楽しいわよ!」

 

 日菜とこころは沢山スカウトする気だったが、飛鳥と燐子が困っていた。

 

飛鳥「私は少数派がいいですね…。一度に来られても捌ききれないので…」

燐子「それに…。今はこのメンバーで部活動がやりたいです…」

日菜「そっかー。燐子ちゃん人見知り激しいもんね」

こころ「それなら仕方ないわ。燐子が楽しくなくなっちゃったら、あたしまで楽しくなくなっちゃうわ。4人で何かやりましょう!」

 

 新たに白金燐子を加え、4人で始動する事になった!!

 

日菜「そういえば部室にお菓子とか置けないかな。漫画とか…」

飛鳥「家じゃないんですから…」

 

 

おしまい

 

 

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