全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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これを投稿せずに200話を投稿してました。
申し訳ございません。


第199話「次なるステップ(前編)」

 

 

 白金燐子を加えた超能力研究会は、次なるステップを踏みこもうとしていたが…。

 

飛鳥「そういえば皆さん。掛け持ちとかあるんですよね?」

 

 部室で4人が話をしていたが、飛鳥が3人に話をした。

 

日菜「うん。あたしはアイドルバンドをやってるんだ。燐子ちゃんは違うバンド」

燐子「は、はい…。『Roselia』っていうバンドです」

飛鳥「そうなんですか。こころは?」

 

 こころに対してはすっかりため口で話すようになった。

 

こころ「そうねー。バンドも面白そうね! きっと皆を笑顔に出来るわ!」

日菜「笑顔に出来るかどうかは、バンドの方向性によるけど、ギターとか楽しいよ! キーボードはどう?」

燐子「そ、そうですね…。楽しいです…」

 

 3人が談笑しているのを飛鳥は静かに見ていた。

 

日菜「そう言えば飛鳥くんは楽器って出来るの?」

飛鳥「まあ、お二人ほどではないのですが…」

日菜「えー!! ちょっとやってみせてやってみせて!! あ、そうだ! 今回は『楽器』をテーマにしようよ! るんってした!」

飛鳥「えっ…」

 

***************************

 

 そんなこんなで、ライブハウス『CiRCLE』にやって来た。

 

「いらっしゃいませー」

 

 従業員の月島まりなが接客をする。

 

燐子「4名です」

まりな「はーい…って、あれ? なんかメンバーが違うわね」

燐子「え、ええ…」

まりな「しかも男の子が一人もいて…」

燐子「ち、違いますっ!!//////」

 

 まりなの冷やかしに燐子が頬を赤く染めると、飛鳥は苦笑いした。

 

まりな「冗談よ。1番のスタジオを使っていいよ」

燐子「あ、ありがとうございます…//////」

 

 そして、4人がスタジオに入った。

 

日菜「さてと、早速だけど飛鳥くん! 演奏して!」

飛鳥「あ、はい」

 

 と、日菜からレンタル用のギターを渡されて飛鳥がギター演奏した。そこそこ出来ていて、日菜たちは驚いていた。

 

日菜「結構やるじゃん!!」

燐子「いや、普通に上手です…」

こころ「凄いわ飛鳥!」

飛鳥「あ、そうですか…?」

日菜「それじゃ次は歌聞きたいな! マイクあるから!!」

飛鳥「は、はあ…」

 

 日菜に言われるがまま、飛鳥がマイクスタンド前に立って、歌う事にした。

 

飛鳥「何歌えばいいですか?」

日菜「何でもいーよ!」

飛鳥「分かりました。それでは河村隆一「BEAT」」

 

 飛鳥がギターを演奏しながら生歌を演奏したが、日菜たちは衝撃を受けていた。2番が終わった後のサビから歌い、心を込めて歌っていた。

 

 そして弾き語りが終わり、飛鳥3人の顔を見るが、固まっている3人を見た。

 

飛鳥「…そんなに下手ですか」

日菜「いや、逆に上手すぎて固まった。何かキリっとしたるんなんだよね」

飛鳥「そ、そうですか…」

燐子「や、やっぱり男の人が歌うととても力強いですね…」

飛鳥「そうでしょうか…」

こころ「そうだわ! この4人でバンドをしてみるというのはどうかしら!」

日菜「それ賛成!!」

 

 こころの言葉に日菜が乗っかると、飛鳥が困惑した。

 

飛鳥「いや、大丈夫なんですか?」

日菜「大丈夫だよ。燐子ちゃんはどう?」

燐子「あ、わ、私も大丈夫です…」

 

 燐子の発言は飛鳥は本当かどうか不安になった。燐子は大人しくてオドオドしている為、周りに合わせてるんじゃないかと思っていた。

 

飛鳥「え、本当ですか? 無理しない方が…」

燐子「大丈夫です。やらせてください!」

 

 思惑とは裏腹に、燐子のやる気に満ちた目を見て飛鳥は驚いていた。

 

日菜「飛鳥くんが折角いい声をしてみるから、やり甲斐があるよね!」

こころ「でもギターが2人になっちゃうわね…」

飛鳥「それじゃベースやろうか?」

日菜「え!? 飛鳥くんベースも出来るの?」

 

 飛鳥の発言に日菜が驚いた。

 

飛鳥「やった事ないですけど、本当にバンドやるならやりますよ。作業報告書にも書けますし」

こころ「それじゃあたしは…そうだわ! ドラムやろうかしら!」

飛鳥「今こそ、人の限界に挑戦する時だな…」

 

 その日から、飛鳥とこころがそれぞれベースとドラムを頑張る事になったが…。

 

 翌日。

 

飛鳥「出来ました」

こころ「こんな感じでどうかしら?」

 

 ライブハウスで飛鳥とこころが演奏すると、燐子は絶句した。

 

日菜「すごいすごーい!!!」

 

 日菜は飛鳥とこころに感心していたが、覚えるスピードがあまりにも早すぎる為、燐子は言葉を失っていた。

 

燐子(こ、この子たち…滅茶苦茶凄い…)

 

 もしもこれを『Roselia』のメンバーを知ったらどうなるだろうと燐子は思った。

 

日菜「あたしも家で練習したから、やってみよー!!」

燐子「えっ…」

 

 と、いきなり4人で音合わせをしたが燐子以外の3人の息が合っていた。

 

燐子(す、すごい…。即席で作ったバンドなのに、こんなにも息がぴったり…。わ、私も頑張らなきゃ…)

 

 燐子が横から飛鳥達を見ていて、才能に驚きを隠せずにいた。特に日菜を見ていた。

 

燐子(双子のお姉さんの紗夜さんから聞いてはいたけど、日菜さん…本当に凄いなぁ…)

 

 燐子が息をのんだ。

 

燐子(私も頑張らないと!!)

 

 そう燐子が意気込むと、飛鳥達は燐子を見た。燐子はそれに気づいて驚いた。

 

燐子「ど、どうされましたか?」

こころ「燐子。表情が固いわよ。楽しまないと!」

日菜「そーだよ。固くなり過ぎたら、お客さんだって楽しくないよ!」

飛鳥「えっと…。何か至らない点でもございましたか?」

 

 マイペースに燐子を注意する日菜、こころをよそに飛鳥がフォローを入れた。それに対して燐子は苦笑いした。

 

燐子「だ、大丈夫です。それにしても…一丈字さんも弦巻さんもよくここまで…」

飛鳥「ええ。この日の為に徹底的に練習してきました」

こころ「絶対にライブを成功させるわよ!」

飛鳥「…え? ライブ?」

 

 こころの発言に飛鳥と燐子が驚きを隠せなかった。

 

こころ「バンドをやるならライブをするべきよ! どこでライブすればいいかしら! やっぱり学校がいいわね!!」

 

 

 そしてこの後、こころが学校で屋内ライブをやりたいと申請を出し、弦巻財閥の圧力を恐れた教員たちがOKを出した。

 

こころ「という訳でライブは一週間後よ! よろしく頼むわね!」

飛鳥「マジかよ…」

 

 

 こころの行動力の速さに飛鳥と燐子は唖然としていた。

 

 

つづく

 

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