全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第210話「ゲームがメインになりつつある」

 

 

 超能力研究会は破竹の勢いで名を広めていった…。

 

「本当に凄いよ! 中等部でも名前が広まってるんだから!!」

 

 燐子の親友であり、同じバンドの宇田川あこと燐子、ケイは3人で話をしていた。

 

燐子「そ、そうなんだ…」

ケイ「まあ、凄いのはあの3人だけどね…」

 

 ケイ達が飛鳥、こころ、日菜を見ると、飛鳥はパソコンで入力していて、日菜とこころはそれを見ていた。

 

こころ「飛鳥。何作ってるの?」

飛鳥「学校に報告する用のプログラムだよ」

日菜「プログラミングも出来るの!?」

飛鳥「まあ、それなりに…」

 

 日菜が驚くと飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥「まあ、これは時間をかけてぼちぼち作るつもりです」

こころ「とっても楽しみだわ!!」

飛鳥「それはどうも…」

 

 こころの言葉に飛鳥が苦笑いすると、あこが興味深そうに見ていた。

 

あこ「…たしかあの人だよね。部長さんって」

燐子「うん…。一丈字飛鳥くんって言って、凄い子なんだよ」

 

 すると飛鳥もあこに気づいた。

 

飛鳥「あれ? そちらの方は…」

日菜「あっ! あこちゃん!!」

 

 そして6人で会話をする事になった。

 

あこ「初めまして! 中等部3年2組の宇田川あこです! 宜しくお願いしまーす!」

飛鳥「宜しくお願いします。超能力研究部の一丈字飛鳥です」

 

 飛鳥とあこが挨拶をした。

 

あこ「ゲームの大会見てました! とってもカッコ良かったです!」

飛鳥「え? あ、そうなんですか?」

 

 会場まで燐子を応援に来てくれてたのかと思い、飛鳥は驚いていた。

 

あこ「あこ、今はダンス部にいるんですけど、この部活動も面白そうだなーって思いました!」

飛鳥「それはどうも…」

 

 あこの言葉に飛鳥は苦笑いした。

 

あこ「そう言えば今度もゲームの大会に出るの?」

飛鳥「それはまだ未定です」

日菜「あ! そういや今度ミリタリー系のゲームがあるみたいだから、一緒に出ようよ!」

ケイ「ミリタリーゲームだったら、僕得意だよ」

飛鳥「…ちなみにチームの出場制限とかは?」

日菜「3人1組だって」

あこ「それだったら丁度6人いるし、2組ずつで出ようよ!」

こころ「面白そうね!」

飛鳥「それはいいですけど…白金さんと宇田川さんはバンド大丈夫ですか?」

燐子「だ、大丈夫です…」

あこ「うん。確かこの日は何もなかったよね」

 

 と、今度はミリタリー系のゲームに出場する事になった。日菜もアイドルの仕事がなかった為、出場が出来た。

 

飛鳥「…結構忙しそうなイメージがあったけど」

日菜「出れなかったらお話にならないもんね」

飛鳥「メタ発言やめてください」

 

 そんなこんなで飛鳥達は出場した。飛鳥、日菜、燐子チーム。ケイ、こころ、あこチームに分かれて出場したが…。

 

*********************

 

ケイ「一丈字部長、日菜ちゃん、燐子ちゃん。優勝おめでとう」

 

 大会終了後、ケーキバイキングに来ていた。結果として飛鳥達が優勝して、ケイ達は8位だった。

 

あこ「ひなちんと飛鳥くんの最強コンビが…。勿論りんりんのサポートもあったけど」

ケイ「部長もなんだかんだ言って、やるよね…」

飛鳥「いやー…あはははは…」

 

 あこやケイの言葉に飛鳥が苦笑いしたが、

 

飛鳥(リアルの戦闘でもあんな感じだなんて言っても、信じて貰えないかもな…)

 

 中学時代、飛鳥は超能力者として犯罪者と戦っていたが、その時から仲間のサポートに徹していた。その経験がゲームにも活かされたのだろう。

 

飛鳥(ましてや日菜さんが孫さん(※飛鳥の友人で超能力者)みたいだからなぁ…)

 

 と、日菜を見てかつての友人の姿を思い出した。

 

燐子「ほ、本当にお強いです…」

日菜「とってもるんってした!」

飛鳥「それにしても日菜さん。芸能人がゲームの大会とかに出ても大丈夫なんですか?」

日菜「うん。うちの事務所大丈夫だし、どんどん出場してくれって。あ、そういえば近いうちに飛鳥くんに会いたいって言ってたよ」

飛鳥(なんてこった)

 

 日菜の言葉に飛鳥が固まった。

 

あこ「それはそうと、とっても面白かったなー。あこも高校に入学したらこの部活入ろうかなー」

 

 と、あこがそう呟くと、飛鳥は何も言えずにいた。

 

***********************

 

 そしてまた、学校でも表彰される事になり、美少女に囲まれてゲームの大会に出場した飛鳥とケイは色んな意味で注目の的となった。

 

「一丈字くん。ちょっといいかな」

 

 飛鳥が先生に呼び出されて、教室を出ていくと廊下で男子生徒達が飛鳥を睨みつけていた。

 

「おい、あいつだろ…」

「ゲームの大会で何度も優勝してる…」

「日菜ちゃんと一緒にゲームやりやがって」

 

 と、悪態をついていたのが飛鳥にも聞こえて困惑していた。

 

飛鳥(あーあ…恐れてた事が現実に)

 

 そしてまたケイはというと…。

 

「おい、永瀬!」

ケイ「な、なに?」

 

 ケイも男子生徒達に詰め寄られていた。

 

「お前、日菜ちゃんや燐子ちゃんと同じ部活なんだろ!?」

「教えろよ。普段どんな事をしてるんだ?」

ケイ「ゲームをしてるだけだけど…」

 

 そんなときだった。

 

「なあ、オレ達も超能力研究部に入れてくれよ」

「!?」

 

 いかにも何かヤラカシそうな陽キャ3人がやってきた。

 

ケイ「い、一体何のためだ…」

「あー? そんなの決まってるだろ」

「選び放題だからに決まってんじゃん。それ以外に何があるんだよ」

「オレ達、女遊びを極めたいでーす」

 

 そういうが、ケイはため息をついていた。

 

ケイ「悪いけど、そういう部活じゃ…」

 

 ケイがそう言うと、陽キャの一人がケイの胸ぐらをつかんだ。

 

「ああ? オレ達に逆らうの?」

「陰キャの分際で生意気なんだよ」

「そうだそうだ! 陰キャは黙ってオレ達の言う事を聞いてればいいんだよ」

「あのー」

「?」

 

 飛鳥が現れた。

 

ケイ「一丈字部長!」

飛鳥「あ、ケイさん。ちょっと宜しいですか?」

「お、お前は…」

 

 3年1組の生徒達が飛鳥を見ていると、陽キャがケイを離して飛鳥に近づいた。

 

「お前が部長だな」

飛鳥「何でしょう」

「オレ達を超能力研究部に入れてくれねぇかな?」

飛鳥「生憎ですが、本日から男子の受け入れが禁止になったんですよ」

「はぁ!!?」

 

 飛鳥の言葉に皆が驚いた。

 

「な、何でだよ!!」

飛鳥「理由は大きく分けて2つございまして、1つ目は氷川さんの事務所の方が極力男子を入れないで欲しいと依頼があったんです」

「!!?」

飛鳥「そしてもう1つは、学園長先生が超能力研究部の顧問を務める事になりまして…」

ケイ「学園長先生が!?」

 

 飛鳥の言葉にケイが驚いた。この学園の学園長・都築詩船はクールな性格で、厳しい事でも有名である。飛鳥達の活躍を知った都築が興味を持ち、先程飛鳥と面談を行って、飛鳥を気に入ったのか、顧問を務める事になったのだ。

 

「あ、あのババアかよ…」

 

 都築が顧問になったことを知って、陽キャ達はげんなりしていた。

 

飛鳥(まあ、男子を入れないとは言ってないから、厳しい入学条件をクリアすればいいだけなんだけど…こりゃあ諦めるな)

 

 陽キャ達の顔を見て飛鳥は安心していた。

 

「そ、そんなの不公平だ!!」

「陰キャの分際で可愛い女子達と囲まれていいと思ってんのかよ!!」

 

 と、飛鳥に悪態をついたが、

 

飛鳥「それでしたら、このクラスの先輩方は可愛くないとでも?」

「そうは言ってねぇだろ!」

「そう言ってるように聞こえるんですけど?」

 

 陽キャ達が後ろを振り向くと、1組の女子達がジト目で見つめていた。

 

飛鳥「あ、でも先輩なので美人さんって言った方が良いですね。失礼しました」

ケイ「全く、失礼な奴らだ…」

「おまえも便乗するな!!」

 

 と、陽キャ達が切れたが、女子達はそれ以上キレた。

 

「うっさいわね!!」

「本当に後輩の女子のお尻ばっかり追いかけててうざいのよ!!」

「一応このクラスにもバンドやってる子いるんですけど!!?」

「そういう所よ!!」

 

 女子達が一斉に怒鳴ると、陽キャ達が退散していった。

 

飛鳥「あ、氷川先輩達には私からお伝えしますので失礼します」

ケイ「あ、はい…」

「これからも頑張ってねー」

「応援してるよー」

飛鳥「ありがとうございまーす。それではー」

 

 飛鳥が愛想良く振りまいて、その場を後にした。

 

ケイ(危ない危ない。部長がいなかったら危うくハチの巣にする所だったぜ…)

 

 と、ケイがひそかに持っていたおもちゃのガンを手に持って、危機感を感じていた。

 

 

おしまい

 

 

 

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