全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第235話「バーベキュー ~パスパレ編~」

 

 

私は高校生超能力者、一丈字飛鳥。

中学の同級生の親友である弦巻こころの依頼で、

バンドリ学園に転入してきた高校一年生。

 

仕事内容は、バンドリ学園で活躍するガールズバンド達に

群がる悪い虫「ヤラカシ」を退治する事。

 

超能力者だと知られたら、色々面倒な事になるので、

正体を隠して学校生活を送っているが、

超能力者だと知っているのはこの3人だ。

 

異色系ガールズバンド「ハロー、ハッピーワールド!」ボーカルにして依頼人の弦巻こころ。

 

王道ガールズバンド「Afterglow」のギター担当、青葉モカ。

 

アイドルガールズバンド「Pastel*Palletes」のベース担当にして天才女優・白鷺千聖。

 

 

あ、弦巻家の皆さんも入れておきましょう。

 

彼女たちの協力も得て、今日もヤラカシ退治に精を出す。

 

少しだけ振り向きたくなる時もあるけど、愛と勇気と誇りを持って戦う。

その名は、一丈字飛鳥!

 

モカ「真実は、いつも一つ~!!」

飛鳥「おいおい…」

 

*****************************

 

 

 

『モニタリング:もしも一丈字飛鳥と25人のバンドガールズがバーベキューをやったらどうなるか』

 

 ある日の事。飛鳥はこころに誘われて、弦巻家の庭でバーベキューをする事になったが、それはもう凄い凄い。春になれば軽く花見も出来て、しかもその見物客の中には日本でもトップの人がきたりする。なんと総理大臣も来た事もあるらしい。

 

 そんな立派な庭で女子高生たちがバーベキューをしているのだ。

 

飛鳥(現実じゃそんなの殆どあり得無いから、夢があっていいよね…)

 

 唯一の男子メンバーである飛鳥は困惑していた。見渡せば女の子ばかり。

 

日菜「飛鳥くん。女の子ばかりで嬉しい?」

飛鳥「普通ですね」

日菜「そこは嘘でも嬉しいって言わなきゃー」

飛鳥「いやー。言ったらそっち系の人間と思われますし」

日菜「そっち系ってどっち系?」

飛鳥「女の子に目がない輩」

 

 飛鳥が腕を組みながら言うと、皆がしーんとした。すると黒服を見て、

 

飛鳥「つまみ出される覚悟はできてます」

香澄「ちょ、悲しい事言わないでよ!!」

 

 飛鳥が平然と言うと、香澄が突っ込んだ。

 

飛鳥「下心を持つと碌な事がないのですよ…それはそうと日菜先輩」

日菜「なーに?」

飛鳥「相変わらずクラスの人とどこか出かけたりしないんですか?」

日菜「うーん。ないかなー。あんまりるんってしないし」

千聖「相変わらず下心があるもの。燐子ちゃんや花音の事をいやらしい目で見てくるし」

 

 千聖が冷徹に言い放つと、飛鳥は困惑した。

 

リサ「…飛鳥くん。あまり気を遣わなくていいからね。大丈夫だから」

麻弥「あの時は、友希那さんや薫さんが見られてたっすね…」

薫「それは仕方のない事だよ。私が儚いから…」

 

 薫が喋ると飛鳥が露骨に視線を逸らした。

 

薫「どうしたんだい? 子犬くん」

飛鳥「あ、いえ。何も…」

千聖「……」

 

 飛鳥が千聖の方を見ると、薫は嫌な予感がした。

 

***********

 

 なんやかんやでバーベキューが始まった。グループごとに分かれていたが、飛鳥はグループの代表者がじゃんけんして、彩が勝ったため、パスパレに入れて貰った。

 

 

飛鳥「あ、私が焼くのでどんどん食べてください」

日菜「ありがとー!!」

 

 飛鳥がトングを持って食材を焼いていた。

 

麻弥「あ、ジブンが交代しますよ」

飛鳥「ありがとうございます。ですが、今は大丈夫ですので」

麻弥「いやいやいやいや…」

 

 麻弥と雑用の取り合いをしていた。するとこころがやってきて、

 

こころ「お肉沢山あるからどんどん食べていいわよ!」

飛鳥「そういややっぱりこの食材って良い所使ってますよね…」

こころ「お肉はね。神戸牛を使ってるわよ!」

飛鳥「おっふ」

麻弥「贅沢の極みっすね…」

 

 こころの言葉に飛鳥と麻弥が困惑していた。

 

彩「あ、味わって食べないとね…」

イヴ「そ、そうですね…」

千聖「彩ちゃんは食べ過ぎ注意ね」

彩「わ、分かってるよぉ!」

飛鳥(良く噛んで食べましょうって言ったら余計だよね…)

 

 飛鳥は女性の先輩に対してそういう事を言うのは失礼だと考えて、何も言わなかった。

 

千聖「良く噛んで食べなさい」

飛鳥「……!」

 

 千聖の言葉に飛鳥が千聖を見ると、日菜が笑った。

 

日菜「千聖ちゃんお母さんみたーい」

千聖「どういう意味かしら?//」

 

 

 そしてバーベキューが進んでいき、食材を焼く役はほぼ全員でローテーションしていた。日菜は食べてばっかりいて、紗夜に注意されていた。

 

 ちなみに他のグループではこんな状態だ。

 

<Afterglow>

 

巴「モカ。肉ばっかり食べてないで野菜も食べろ」

モカ「食べてるよ~。サンチュと一緒に~」

蘭「いや、そういう問題じゃないから…」

つぐみ「あははは…」

 

 モカのマイペースぶりに蘭が呆れていた。

 

<Poppin‘party>

 

香澄「りみりんお茶~」

りみ「は、はい」

有咲「自分で注げ!!」

 

 香澄がだらけて、りみに色々命令していたので、有咲に怒られていた。

 

<Roselia>

 

紗夜「宇田川さん。ちゃんと野菜も食べなさい」

あこ「はーい…」

 

 紗夜が肉ばっかり食べていたあこに注意したが、

 

日菜「おねーちゃんだって、ポテトばっかり食べてるじゃん」

紗夜「そ、そんな事ないわよ!!/////」

 

 だが事実であり、紗夜は肉が焼けるまでの間、軽くつまめるように用意したフライドポテトを滅茶苦茶食べていた。

 

<ハロー、ハッピーワールド!>

 

花音「ふ…ふぇええええ…」

 

 花音は困惑していた。というのも、こころ、薫、はぐみの食べるスピードが速すぎて全然肉が取れないのだ。そして美咲が何とか注意して何とかなった。

 

 

千聖「どうかしら。楽しめてる?」

飛鳥「ええ…」

 

 千聖が話しかけてくると、飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥(思えば今までずっとバタバタしてきたからなぁ…)

 

 飛鳥は男子生徒達にずっと絡まれていた日々を思い出していた。

 

飛鳥(でも、皆さん元気そうだからいっか…)

 

 飛鳥は蘭たちを見渡していた。

 

千聖「あ、そうだ飛鳥くん。食べさせてあげよっか?」

飛鳥「え、どうされたんですか?」

千聖「ご不満かしら?」

飛鳥「不満じゃないですけど、私、食べさせる方が好きなんですよ」

 

 飛鳥がそう言うと、皆が飛鳥と千聖を見た。

 

日菜「えっ!? 飛鳥くんが千聖ちゃんにあーんするの!?」

彩「ええええっ!!?/////」

飛鳥「冗談ですよ。今度こそぶち殺されます」

千聖「そうね。少々おふざけが過ぎたわね」

日菜「千聖ちゃん変わったよね」

千聖「え?」

 

 日菜の言葉に千聖が驚いた。

 

日菜「おふざけするようになるなんてね~」

千聖「あの、日菜ちゃん?/////」

 

 日菜の冷やかしに千聖が頬を染めると、

 

薫「いやあ、とても素晴らしい事だと思うよ。千聖」

千聖「ありがとう。かおちゃん」

薫「あの、それはやめてください////」

千聖「一丈字くん。今後もかおちゃんって呼んであげて頂戴」

飛鳥「あ、はい」

薫「ち、ちーちゃん!!/////」

 

 千聖が飛鳥を使ってからかうと、薫が更に慌てた。ファンであるりみとひまりは尊過ぎて吐血した。

 

香澄「りみりーん!!」

蘭「あーもー。しょうがないんだから…」

 

 

 

 なんだかんだいって楽しいバーベキューになりました。

 

 

おしまい

 

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