第297話「孫たちとバンドリ学園」
『もしもバンドリ学園にこの5人がいたら』
新しい登場人物
古堂 孫(こどう そん) … 野生児(古堂数の実弟)
大空 未来(おおぞら みく) … 紅一点
志田 省吾(しだ しょうご) … お調子者
林 幸生(はやし こうせい) … イケメン
白村 悟士(しろむら さとし)… でかい
全員飛鳥より1つ上で友希那たちと同級生。孫は学校に通っていない。
グループ名は『SWAP』
飛鳥(原作では2つ上なんですけどね…)
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バンドリ学園…。
香澄「みんな、ありがとー!!!」
「ワァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
Poppin’Partyが学内で定期ライブをしていた。Poppin’Partyだけでなく、他の4バンドも有名で、バンドリ学園の名物となっていた。
そしてある日の事…。
「く~!!! 生ライブ最高だったぜぇ!!」
そう叫ぶのは志田省吾。お調子者で可愛い子に目がない今どきの男子生徒だった。そんな彼は幼稚園の頃からの幼馴染である白村悟士と、小学校からの同級生である林幸生とランチをしていた。
悟士「そ、そうだな…」
省吾「まあ、ポピパだけじゃなくて、ロゼリアやアフターグロウ、ハロハピもいるけど、パスパレもいるもんな~!! いやー、すげーなこの学校!!」
幸生「ミーハーにも程があるだろ…」
幸生が困惑しながら突っ込みを入れると、悟士も困った表情を浮かべた。
悟士「…東京でも凄い人気だな。幸生」
幸生「言わないでくれ…」
というのも、3人の周りを女子生徒が遠くからキャーキャー言いながら見ていたのだ。幸生は青髪の短髪で、長身、目つきが若干鋭いワイルドタイプのイケメンだったのだ。そのイケメンぶりから『虹島のキムタク』と呼ばれていた。
省吾「オレを見てるんだろ!? オレを見てるんだと言ってくれ!!」
省吾が立ち上がって、アピールするが女子達から「どけぇ!!」と言われて意気消沈し、幸生と悟士がため息をついた。
「それにしてもあんなイケメンがこの学園に転校してくるなんて…」
「あとの2人はいらないけど…」
「この学園の男子達って湊さん達のお尻ばっかり追いかけてる、馬鹿どもだしねー」
「これで少しは私たちにも還元されたっぽいねー」
そう、女子生徒たちが男子生徒の陰口を言い放っていた。幸生はそれを聞き逃さず警戒していた。
そんな中、あこ以外のRoseliaが食堂に訪れた。
あこ『あこ、いつになったら高等部に進学できるのかなー』
燐子「そ、そう言わないで…」
あこも電話で参加していた…。それに省吾たちが気づいた。
省吾「あ、RoseliaだRoselia!!」
悟士「やめろ。恥ずかしいだろ」
あからさまにミーハーな反応をする省吾を悟士が諫めると、幸生と友希那の目が合ったが、お互い何も言わなかった。
省吾「サインくれねーかなー…」
悟士「いい加減にしろ!」
そんな時だった。
「あ、みんなー!」
未来と孫が現れたが、孫は制服ではなく作業着を着ていた。
幸生「!」
省吾「おう! ここだ!」
友希那たちも孫と未来を見た。
未来「ごめん待たせて!」
悟士「もう大丈夫なのか?」
未来「うん。孫くんにも手伝ってもらったから…」
そう言って5人が席に座ると、女子生徒たちが未来を睨みつけた。
孫「?」
省吾「どうした? 孫」
孫「なんかみんながおこってるぞ」
省吾「は?!」
5人とRoseliaが様子を見渡すと、女子生徒が視線をそらしていた。
省吾「怒ってねーじゃねーか!」
未来「…いや、なんとなく視線は感じてたわ」
悟士「まあ、幸生の人気がここまでだったらな…」
省吾「え? もしかして気づいてないのオレだけ? オレだけ?」
省吾がキョロキョロ見渡していると、
「それもそうだが…お前らーっ!!!」
例のごとく、男子生徒軍団が現れた。
未来「これが飛鳥ちゃんが言ってた…」
リサ「え? 飛鳥ちゃん?」
未来「やだいけない! 飛鳥くん!」
孫「なんだオマエらは!」
孫が立ち上がった。
「お前らこそなんだ! いきなり出てきて友希那ちゃん達に手を出そうとしやがって!!」
孫「ボウリョクふるってないぞ?」
孫の発言に空気が止まった。
孫「なぐってないよな?」
友希那「え、ええ…」
未来「孫くん! ちょっとこっち来なさい! 幸生くん! あと宜しく!」
幸生「チッ、仕方ねぇな…」
幸生はめんどくさがっていたが、孫に必要以上にしゃべらせると、話が進まないので買って出ることにした。
幸生「こっちは手を出していない」
「嘘つけ!!」
「一緒に友希那ちゃん達と一緒にいるじゃないか!」
リサ「あ、たまたま近くにいただけで…」
リサがそう言いかけると、
友希那「そうよ。変な言いがかりをつけないで頂戴」
「友希那ちゃん達、そんな奴らよりもオレたちと昼食食べようぜ?」
「そうだよ」
友希那「嫌よ」
友希那がそっぽをむいた。
「チッ! 下手に出てればいいきになりやがって!」
すると男子生徒の一人が前に出た。いかにも頭の悪そうなDQNである。
「いいか! オレは林エレクトロニクスの役員の息子だぞ! これ以上オレに逆らうってんなら、どうなるか分かってんだろうな!?」
友希那「どうなるのかしら」
「親父に頼んで、Roseliaの活動の邪魔をしてやるからな。ガールズバンドも手掛けてるんだ」
幸生「ほう。うちの会社でそんな事をしようとはいい度胸だな」
「!!?」
幸生が前に出ると、皆が反応した。
「な、なんだオマエ…!!」
幸生「それはこっちのセリフだ。うちの会社で何をしようとしているのか聞いてるんだ」
幸生が男子生徒を睨みつけていた。
「う、うちの会社って…」
省吾「こいつのじいちゃんは林グループの社長だぞ!」
「!!?」
省吾の言葉に皆が驚くと、幸生は鬱陶しそうに省吾を見た。
幸生「お前…!!」
省吾「しょーがねーだろ! こうでも言わねーとこういうタイプはひかねーぞ!」
「は、林グループの社長が何だ!! オ、オレは林エレクトロンクスの…」
幸生「林エレクトロニクスはうちの子会社だが?」
親会社の社長の息子が目の前にいる事で、その男子生徒は慌てだしたが、幸生は更に問い詰める。
幸生「さて、話を戻すぞ。あまり同じことを言わせるなよ」
「!!」
幸生が男子生徒たちに睨みを利かせた。
幸生「うちの会社で何をするつもりだ?」
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「いやー。それにしても中々カッコ良かったぜー」
「…うるせ」
事が終わり、未来、省吾、幸生、悟士の4人は教室に戻ってきたが、省吾が幸生をからかっていた。
未来「でも幸生くんのお陰で助かったわ。ありがとね」
悟士「そうだな。ありがとう」
幸生「……」
省吾「それにしても、あいつらの顔傑作だったよなー。結局何も言えずに逃げ出したし」
未来「まあ、問題なのはここからね…」
幸生「ハァ…」
これから自分たちの学校生活はどうなるのか、不安になる幸生だった。
その頃の飛鳥。
飛鳥「あ、僕たちは校外学習です」
こころ「飛鳥! 美味しいわね!」
飛鳥「そうだね」
1年生は校外学習でお菓子の社会見学に来ていたが、林グループの会社だった…。
おしまい