全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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飛鳥と最強陰キャと2人の最強不良娘編
第351話「最強陰キャと2人の不良娘」


 

 

 

 ある日の事だった。

 

「お前やっぱり生意気なんだよ」

「なんだって?」

 

 2組で授業が行われていたが、不良娘である赤星と青山が喧嘩を始めていた。その間には例の男子生徒である黒中がいたが、彼は静かに黙っていた。

 

赤星「やっぱりここは白黒つける必要がありそうだな…」

青山「へえ、面白そうじゃん」

 

 と、赤星と青山が揉めそうになっていると、黒中が2人を睨みつけた。

 

黒中「さっきからうるさいんだよ」

赤星・青山「あ!?」

 

 黒中の言葉に赤星と青山がピリついた。

 

黒中「オレは静かに授業を受けたいんだ。やるんだったら外でやってくれ」

赤星「中々いい度胸してるじゃないか」

青山「まずお前からぶちのめしてやんよ!」

 

 そう言って青山が殴りかかるが、黒木が受け止めた。

 

青山「!」

黒中「赤星はかかってこないのか?」

赤星「……」

 

 赤星は冷静になった。

 

赤星「いいや、やめておこう。この状態で拳を振ってもお前は受け止めるだろうからな」

黒中「……」

 

 こうして喧嘩は収まったが、クラスメイト達はとても落ち着かない状態が続いていた。

 

****************

 

ひまり「もぉー!! 赤星さん達が怖くて授業に集中できないよぉ!」

巴「とはいえ、喧嘩で勝てそうにないしなぁ…」

 

 3人の不良生徒にAfterglowは困り果てていた。

 

***************************:

 

モカ「そういう訳でー。2組には2人の不良娘と、とても強い男子生徒が1人いるんだよね~」

 

  私の名前は一丈字飛鳥。バンドリ学園に通う高校1年生です。

隣のクラスで協力者である青葉モカと家でテレビ通話をしていましたが、隣のクラスがなんか面白い事になっていました。

 

飛鳥「そうなんだ…」

モカ「まあ、モカちゃんはどうでもいいんだけどね~」

 

 モカは飛鳥をじっと見ていた。

 

飛鳥「…そっか」

 

*************

 

 昼休憩の事。飛鳥がカフェテリアの近くに通りかかると、赤星と青山が舎弟を連れてもめていた。そこにはAfterglowもいる。

 

赤星「このテーブルはアタシ達が使うんだ。どけ」

青山「何言ってるんだ? アタシ達が使うにきまってるだろう」

 

 テーブルは何の変哲もない普通のテーブルだったのだが、相手に譲りたくないというプライドのぶつかりあいがあった。

 

飛鳥(…あれがモカの言ってた不良達かな)

 

 飛鳥が困惑していると、黒中がやってきた。

 

黒中「おい、何やってるんだ?」

赤星「黒中…」

黒中「皆が困っているだろう。やめてやれよ」

 

 黒中の言葉に青山はふっと笑った。

 

青山「そんな事言われてやめると思ってるのか?」

赤星「口挟まないでほしいんだけど」

黒中「やれやれ。血の気が多いな…」

 

 黒中がふっと笑うと、それを見ていた男子生徒たちは何やら悪寒を覚えた。

 

(な、なんだこの陰キャの妄想を絵にかいた奴…)

 

 何やら見ていて恥ずかしくなってきた。

 

赤星「とにかくぶっ飛ばさないと分からないようだな…!」

 

 そう言って赤星が黒中をぶっ飛ばそうと近づくと、

 

蘭「ちょ…」

つぐみ「け、喧嘩はダメ…」

 

 つぐみがそう言いかけたが、赤星は黒中に攻撃を仕掛けたが黒中はすべてかわす。

 

「……!」

 

 飛鳥もそうだが、その場にいた生徒たちは驚いていた。

 

赤星「あ、あたしの攻撃が効かないなんて…」

黒中「もうおしまいか?」

青山「それだったら今度はアタシが相手をしよう」

 

 そう言って青山が黒中に攻撃を仕掛けるが、これもすべてかわす。

 

飛鳥(あ、これはオレの出番いらなさそうだな。兎に角モカ達の安全が先だ)

 

 そう言って飛鳥が超能力で、モカたちが怪我をしないように目に見えないシールドを張った。

 

黒中「とにかくもう落ち着けよ。皆お昼ご飯食べたいんだから」

赤星「く、くそう…!」

青山「それはそうと、どうして攻撃してこないんだ?」

 

 青山の問いに黒中はふっと笑った。

 

黒中「オレは女には手を出さない主義なんだ」

 

 黒中がそうやってかっこを付けたが、赤星と青山は一気に機嫌悪くなった。

 

赤星「は?」

青山「それってバカにしてるのか?」

黒中「馬鹿になんかしてないさ。男は女を守るもので、傷つけるものじゃないだろ?」

 

 そう言って黒中は目を閉じてかっこつけながら言うと、そのまま去っていこうとした。

 

黒中「お前達も馬鹿なことしてないで早く昼ごはん食べないと、昼休憩終わるぜ。じゃあな」

 

 そう言って黒中は去っていったが、皆がシーンとしていた。

 

赤星「な、なんだあいつ…」

青山「ああ…」

 

 赤星と青山が黒中の背中を見つめ、舎弟たちは自分たちの姉貴分を見た。2人の顔は…

 

 

 とってもひきつっていた。

 

赤星・青山「気持ち悪ぅ~~~~~~~~~~~!!!!!!!」

 

 赤星と青山だけでなく、舎弟たちもドン引きしていて、飛鳥は静かに目を閉じた。

 

赤星「あれ、かっこいいと思って言ってんのか!?」

青山「あり得ん…」

赤星「なんかところどころかっこつけてる感あったし…」

青山「あんな軟派な男に負けたと思うと、自分に腹が立って仕方ない!」

赤星「そうだな!」

 

 赤星と青山が仲良くなり始めると、飛鳥は目を開けて2人をじっと見つめていたが、赤星と青山が飛鳥に気づいた。

 

赤星「何見てんだよてめー!」

 

 赤星が飛鳥に突っかかろうとすると、

 

ひまり「い、一丈字くん!!」

つぐみ「ダメ!!」

 

 ひまりとつぐみが止めようとすると、モカが制止して首を横に振った。

 

青山「お前も黒中のように…」

飛鳥「そういう訳ではないのですが、一点だけお話したい事が」

赤星「な、なんだよ…」

 

 飛鳥が赤星と青山が見つめていた。

 

飛鳥「授業中に喧嘩してるそうですね」

赤星「そ、それがどうしたんだ! お前には関係ないだろ!」

飛鳥「ないかもしれないんですけど、青葉さん達が困ってたみたいなので、やめてあげて貰っていいですか?」

 

 飛鳥の言葉に赤星と青山が反応した。

 

青山「私は不良だぞ。はい、そうですかで済むと思っているのか?」

飛鳥「済ませた方がいいと思いますよ」

赤星「どうしてだ?」

飛鳥「さっきの彼がまた止めに来て…」

 

 飛鳥がそう言いかけると、赤星と青山が青ざめた。

 

飛鳥「仲裁をしたりして」

赤星「…それもそうだな」

青山「ああ。もうあいつの気持ち悪い発言は聞きたくない…」

 

 赤星と青山の言葉を聞いて、飛鳥は少し困惑した。そんなに気持ち悪かったのかと。

 

飛鳥「…そうですか」

赤星「ああ。もうすっかり興ざめだ。場所を変えるぞ」

青山「こっちもだ。無駄な時間を過ごしてしまった」

 

 そう言って赤星と青山は舎弟を引き連れて去っていくと、飛鳥はそれを見送った後、自分も超能力を使って存在感を消して、その場を後にした。

 

*************************

 

 その後…

 

飛鳥「そうですか…」

 

 放課後、飛鳥はモカに呼び出されていつもの中庭のベンチにいたが、モカだけでなく蘭、ひまり、巴、つぐみの4人がいた。

 

モカ「一応喧嘩は収まったけど、黒中くんに関わるのをやめたみたい」

飛鳥「そこまで気持ち悪がってたんですね」

蘭「なんていうか…あいつ、結構上から目線な所あったよね…」

巴「喋り方とか、まるで薫先輩を見てるようだったな…」

ひまり「巴。薫先輩と比べるなんて失礼だから。次言ったら本気で怒るよ?」

巴「わ、悪かったって!!」

 

 ひまりが今までにないくらい怒ってたので、巴が慌てて謝った。

 

つぐみ「それはそうと一丈字くんは大丈夫だった?」

飛鳥「私は大丈夫ですよ」

 

 つぐみの言葉に飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥「まあ、問題はこれからですね…」

モカ「そうなんだよね~。ここまでくると黒中くんが変なこと言わなきゃいいんだけど~」

 

**************

 

 この後の2組はというと、赤星と青山は教室内でケンカしなくなり、黒中も平和な学校生活が戻ってきたと満足そうにしていたが、赤星や青山に対して言い放った発言と、どこか上から目線で人の気持ちを理解してないKY発言が原因で、クラスメイト達から必要な時以外は話しかけられなくなってしまった。本人も最初は満足そうにしていたが、自分に声をかけられることが本当に無いため、どうすればよいか模索中だった。

 

 そしてまた、赤星と青山は蘭たちに迷惑かけていたことを謝罪して、仲良くなった。

 

飛鳥「…コミュニケーション能力って本当に大事だね」

モカ「そうだね~。仕事できても人に嫌な気持ちをさせたら全く意味ないも~ん。あ、ダシマ式バンドリ第8シリーズはじまりま~す」

 

 

おしまい

 

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