全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第352話「林間学校・1」

 

 

 今回の設定

 

・ 正体を知っているバンドガールはこころのみ

・ 第351話で出てきたゲストが登場している。

 

 

*************************:

 

 

 今日は林間学校。ダシマ式バンドリではもう定番のコントとなっていた。

 

飛鳥「コントとか言わない!!」

 

 1組・2組はバンドガールがいるので、一部を除く男子たちは大盛り上がりだったが、飛鳥がいる3組は割と普通だった。

 

飛鳥「……」

 

 ちなみにこの時、バンドガールで親しくして、正体を知っているのはこころのみである。

 

 2組のバスでは不良娘2人が律儀に参加していて、緊迫に包まれていた。

 

(なんで普通に参加してんだよ…)

(普段授業来ないのに修学旅行だけは行きたいって奴か…?)

(せっかくAfterglowがいるのに…)

 

 2組の一部の男子は不良娘の赤星と青山がいる事で、迂闊にAfterglowに手を出せずにいた。ある意味女子に対しての抑止力になっていたのだが、そのAfterglowからも怖がられていた。

 

ひまり「や、やっぱり赤星さんと青山さんって怖い…」

つぐみ「ひ、ひまりちゃん。怖いって言ったら可哀そうだよ」

巴「まあ、怖いはともかくオーラはあるよな…」

 

 Afterglowは一番後ろの席に座っていて、そう喋っていると血の気が多い赤星が睨みつけてきて、ひまりがビビった。

 

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 そんなこんなで自然の家について、オリエンテーリングを行い、夕方には風呂に入った。

 

「女湯覗きてぇけど…」

 

 2組のDQN男子たちが言い放ったが、赤星と青山の存在が目についた。

 

「バレたら絶対半殺しじゃすまないだろうな…」

「ああ。歯の二、三本はやられそう…」

「けどあんな美人に殴られるなら本望なので、この○○! 前進いたす!!」

 

 とまあエロ男子がそう言い放ったが、

 

「あ、男湯と女湯100m程離れてるから。覗き対策で」

「ノォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!」

 

 先生の言葉にエロ男子がもだえ苦しむと、黒中は心の中でエロ男子たちを軽蔑しながら男湯に進んでいった。

 

 ちなみに飛鳥も普通に風呂に入ったが、普通に入ると何故かじろじろ見られるので、超能力で存在感を隠していた。

 

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 そして食事。ビュッフェ形式で生徒たちが集まっており、男子たちはバンドガールとお近づきになろうと近づいていたが、飛鳥と黒中はそれぞれ別々の場所で食べていた。

 

飛鳥(まあ、いざとなりゃ弦巻家の黒服の人たちもいるから、様子見にするか…)

黒中(本当に好きだな。あいつらも)

 

 だが、赤星と青山が揉めていた。

 

赤星「この席はあたしが先に狙ってたんだ。どけ」

青山「何を言っている。どくのはお前だ」

 

 そう言って赤星と青山が揉めると緊迫した空気になり、黒中がやれやれと言わんばかりに止めようとしたが、飛鳥が超能力ですぐに大人しくさせた。

 

赤星「…まあいいさ」

青山「そうだな。こんな所で喧嘩なんかしても馬鹿みたいだしな」

黒中(なんだ? 急に大人しくなったぞ…?)

 

**********************:

 

 そして食事が終われば肝試し大会が行われ…。

 

「オォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」

「きゃあああああああああああああああああ!!」

 

 男女混合でチームを組み、森の中に進んでいったが、従業員たちの渾身のメイクと演技で次々と恐怖に陥れた。

 

 そして飛鳥も男子のみのチームで進んでいったが、

 

飛鳥「見事に置いてけぼりにされちゃった…」

 

 飛鳥以外の全員が先に行ってしまい、飛鳥だけ取り残されてしまった。

 

飛鳥「まあいいや。ゆっくり行こう」

 

 そう言って飛鳥がゆっくり進んでいくと、二つの分かれ道があった。

 

飛鳥「あれ? これどっちに行けばいいんだ?」

 

 飛鳥がどっちに行けばいいか迷っていると、看板が倒されていて、飛鳥が看板を起こした。すると右に行けとあった。

 

飛鳥「右か…」

 

 飛鳥が右の方に行こうとしたが、看板が倒れていたという事は、看板を見ずに左の方に進んだ生徒がいる可能性があると見た。

 

飛鳥「まさか…」

 

 すると飛鳥が左の方に進もうとすると、

 

「君! そっちじゃないよ!!」

 

 と、従業員の人が現れて飛鳥を引き戻そうとすると、飛鳥は超能力で左側に行った生徒がいないか探知した。すると羽沢つぐみが崖から落ちて動けなくなっているのが分かった。

 

飛鳥「…あの、すみません。人を呼んでもらえますか?」

「え?」

飛鳥「あっちの方から人の気配がするんです。看板も倒されてるから…」

「そ、そっか!」

飛鳥「お願いしますね」

 

 そう言って飛鳥は脱兎の如く左のルートに行った。

 

「き、君!!」

「どうした!?」

 

 他の従業員たちもやってきて、飛鳥に声をかけた従業員はすぐに相談をして、対応を行った。

 

飛鳥「誰かいますかー!!?」

 

 真下につぐみがいる状況で飛鳥が叫んだ。するとつぐみが飛鳥の声に気づいて、上を向いた。

 

つぐみ「ここでーす!!」

飛鳥「!?」

 

 飛鳥が持っていたスマホでライトをつけると、つぐみの姿を確認した。

 

飛鳥「大丈夫ですか!?」

つぐみ「う、うん…」

 

 すると飛鳥はライトをつぐみの左右に向けて、道がないか確認した。するとつぐみがいる所からまっすぐ歩いて、坂を上っていけば飛鳥がいる位置まで戻れることが判明した。

 

飛鳥「えっと、今助けを呼んでいるのでそれまで待ってもらえますか!」

つぐみ「わ、分かりました!」

 

 本当は超能力を使って自分の正体を隠したいところだが、独りぼっちだとつぐみも心細いだろうと思ってやめた。

 

「おーい!!!」

 

 そして従業員たちも合流した。

 

飛鳥「皆さん!」

「けが人はいたかい!?」

飛鳥「一人だけで、真下にいます!」

「!」

 

 従業員たちもつぐみの様子に気づいた。

 

飛鳥「えっと、女性の方は…」

 

 飛鳥が従業員たちを見渡すが、男性しかいなかった。それを見た飛鳥はつぐみを見た。

 

飛鳥「あの、すいません」

つぐみ「な、なんですか?」

飛鳥「今からあなたを救出したいのですが、男性しかいないんですよ。私がそっちに行っても大丈夫ですか?」

「!!?」

 

 飛鳥の言葉に皆が驚いた。

 

つぐみ「あ、わ、私は構いません!」

飛鳥「分かりました。皆さんライトは持ってますか?」

「あ、ああ…」

飛鳥「それでしたら、今からあっちの方を照らしていただけますか? あそこから彼女まで行く道はあるので、そこから彼女の方に向かいます」

 

 こうして飛鳥の指示のもと、つぐみの救出活動が行われ、飛鳥は無事につぐみの所にたどり着いた。

 

 

つづく

 

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