縹 鉄馬(はなだ てつま)
出身作品:『SCHOOL FIGHTER』
身長177㎝ 体重80㎏
『出身作品の設定』
高校1年生。
元々は明るく正義感のある元気な少年だったが、周囲の人間に恵まれず、自身の不幸体質に耐え切れず堕落してしまった。
中学3年生の時に起こしたトラブルがきっかけで、福岡の高校に入学することとなる。
『バンドリ学園での設定』
入学先が福岡の高校ではなく、バンドリ学園に入学し、そこでバンドガールズと出会う。
第364話「型破りの高校生現る!」
ある日の事。鉄馬は教室で一人過ごしていた。そして周りの生徒も鉄馬に話しかけることはなかった。
入学当日にクラス全員が自己紹介をすることになったのだが、
鉄馬「縹鉄馬です。名前だけ覚えてくれれば結構です」
無表情でそう一言だけ言い放つと、皆がシーンとした。
「そ、その縹くん…。他に言う事は…?」
鉄馬「ありません」
そう目を閉じて言い放ち、ずっとそのままだった。クラスメイト達は鉄馬の事を「怖い」だの「かっこつけてる」と思っていたが、鉄馬は170以上あって、筋肉質でガタイも良かったため、変に喧嘩を売ると暴力を振るわれると思い、誰も話しかけなかった。
そんな日々が続いて、クラスメイトの親睦を深める為に林間学校が行われたが、そこで鉄馬はひと悶着があった。
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鉄馬「どうしても行かなきゃダメかい?」
「そうですね…」
理事長室。鉄馬は理事長と話をしていた。
鉄馬「あんたが責任取るなら行くぜ」
「分かった! 取ろう!」
鉄馬「……」
実を言うと鉄馬は裏口入学だったのだ。中学3年生の時にバンドリ学園の理事長の孫娘を悪党たちから助けた事があったのだ(ちなみにその孫娘は20代で既婚者)。
そこから理事長は鉄馬に興味を持ったのだが、色々過去を調べる中で彼をどうにかしたいと思い、バンドリ学園に入学させたのだ。もっとも鉄馬は中学を卒業したら就職するつもりだったのだが…。
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こうして林間学校に行くことになった鉄馬だったが、結局クラスメイト達との溝は埋まらないまま、林間学校を迎えた。
1組や2組が盛り上がる中、3組は盛り上がっていなかった。鉄馬がいるというのもそうだが、元々大人しい生徒達で構成されていたからだった。
「いやー。1組は可愛い子が沢山いてよかったwwwww」
「それに比べて3組は…プッ、かわいそーwwww」
と、他のクラスの男子たちが3組を見下していて、3組は嫌な思いをしていた。鉄馬は逆に男子生徒たちを憐れんだ目で見ていた。
「あ?」
「何お前」
それに気づいた男子生徒たちも鉄馬に突っかかった。それを見てクラスメイト達が青ざめた。すると鉄馬は後ろを向いた。
「てめぇだよてめぇ!!」
「この木偶の坊が!!」
そう言って男子生徒の一人が鉄馬の胸ぐらをつかんだ。
「おい、陰キャごときがオレ様に向かって舐めた態度取ってんじゃねーぞ」
「分かったら身の程を弁えろ」
男子生徒…DQN2人がそう言い放つと、異変に気付いた2組の女子たちが反応した。
巴「やめろお前ら!」
宇田川巴がそう言い放った次の瞬間、鉄馬は何も言わずに男子生徒の胸ぐらをつかみ返した。それも物凄い力で引き寄せる。
「!!」
鉄馬「……」
巴「2人がかりで卑怯だろ!」
「だってこいつが…」
その時鉄馬は何か言いたそうにしたが、めんどくさそうなのでやめた。
「おい、今何か言おうとしただろ」
「何よ?」
そう言って男子生徒たちがにらみを利かせると、鉄馬は巴を見た。
鉄馬「そこの赤い髪の姉ちゃん」
巴「ア、アタシか?」
鉄馬「ああ。こいつらの知り合いか?」
巴「クラスメイトだよ…」
鉄馬「そうかい。だったら一つ聞きたい事があるんだ」
巴「なんだ?」
鉄馬「こいつら…。クラスの女子からモテてるのか?」
巴「は?」
鉄馬の言葉に巴だけでなく、他のメンバーもキョトンとしていた。
鉄馬「ここまで人に対して偉そうな事が言えるんだから、クラスの女子からモテてるんだろうなと思ってな。あんたもこいつらのどっちかにホの字かい?」
巴「そ、そんな訳ねーだろ!」
鉄馬「他の女子もか?」
巴「それは知らない…」
すると巴の幼馴染である青葉モカが口を開いた。
モカ「ぜーんぜん? 寧ろ辺に声かけてきて困ってるんだ~」
ひまり「いやらしい目で見てくるし…」
蘭「正直こういう事されて、同じクラスメイトとして恥ずかしいんだけど」
つぐみ「え、えっと…喧嘩は良くないよ…?」
と、他の女子たちも2人のDQNに対して消極的だった。
鉄馬「そうかい」
DQNA「て、てめぇ!!」
鉄馬「そういう事はせめてクラスの女子にモテてから言ってほしいもんだな」
DQNB「ふざけやがって!」
すると鉄馬が自分の胸ぐらをつかんだDQNAの胸ぐらを離すと、その場を離れる。
鉄馬「もう林間学校も始まるんだ。あんま無茶すんなよ」
DQNA「ま、待て!」
DQNB「話はまだ終わってねぇぞ!」
鉄馬「オレに言われた事で、焦って移動中のバスの中で女子を襲ったりするなよ」
鉄馬の発言に2組のメンバーが驚くと、鉄馬はあざ笑うようにDQN2人を見つめた。
鉄馬「他の連中がしっかり見ててやらないといけねぇんじゃねぇかな。あばよ」
そう言って鉄馬はそう言い切ってバスの中に乗り込んでいき、他の生徒たちは唖然としていた。
DQNA「な、なんだアイツ…!」
DQNB「チッ! あんな事言っても所詮陰キャは陰キャだ! オレ達はオレ達で楽しく…」
そう言ってDQN達は巴たちを見ていたが、皆白い目で見ていた。
DQNA「な、なんだよ…」
蘭「男子は後ろに行ってもらうから。で、女子は前ね」
DQNB「お、おいおい! オレ達よりもあいつのいう事信じるのかよ!」
モカ「胸ぐら掴んで偉そうな事言うんだから、そうするしかないよね~」
「そ、そんなぁ…」
こうして、DQN2人は女子たちから隔離されたのであった。
「……」
移動中。3組ではクラスメイト達が前に座っている鉄馬を見ていたが、鉄馬は全く動じる様子はなく、窓の景色を見ていた。隣には誰もいなかった。
鉄馬の学園生活は始まったばかり。果たしてどうなる事やら…。
おしまい
イメージエンディングテーマ
『死ぬまで離さない』
歌:A-TLES
(アニメ『見ると強くなる 痛快!横綱アニメ ああ播磨灘」エンディングテーマ』