第386話「Poppin’Partyと鍋!」
とある鍋屋
飛鳥「えー、皆さんこんにちは。本日は趣向を変更して、企画ものでございます。司会・進行を務めさせていただきますのは、一丈字飛鳥です」
モカ「アシスタントの青葉モカです」
飛鳥とモカがモニタリングルームからアナウンスしていた。
飛鳥「さて、今回の企画ですが、プロジェクト7周年、ガルパ5周年を迎えた「BanG! Dream」。長年ずっとやってきたグループのメンバー同士で鍋を囲って頂きます」
モカ「これには何か意味があるんですか?」
飛鳥「あります。どんな鍋を食べるか、どのように仕切るかを自分たちで考えてやって貰いますが、こういう鍋や焼肉は結構食べる人の性格とかも出てきて、酷い場合だと喧嘩になります」
モカ「そういえば、他の作品よりも喧嘩してますからね~。バンドリは」
飛鳥「先日のガルパピコでもネタにされてましたね。さて、それでは参りましょう! 今回のグループは『Poppin’party』です!」
するとモニターに鍋の一室が映し出され、香澄、たえ、りみ、沙綾、有咲の5人がいた。
香澄「はーい! こんにちはー!」
有咲「……」
有咲はもうこの時点で嫌な予感がしていた。
有咲「…あのさ、一丈字」
飛鳥「何でしょう」
有咲「これ、私にツッコミとかさせる為に企画したわけじゃないよな?」
飛鳥「いえ、そんな事はございませんよ」
モカ「それだったらハロハピもやらなきゃいけなくなっちゃうよ~?」
ちなみに美咲のコメント
美咲「いや、こころ達の事だからもう…」
こころが滅茶苦茶な事をし、薫とはぐみが乗ってしまい、自分は花音と一緒に困惑するというオチが見えていた為、げんなりしていた。
飛鳥「まあ、今井先輩が結構頑張ってくださったので…」
有咲「あー…。確かにそうだな。特におばけタワーとかで…」
モカ「とっても面白かったよ~。最後エレベーターで「ふざけんなー」って言ったの~」
有咲「…確かにああいうリサさん。本家であんまり見れないなぁ」
当時のリサを思い出して有咲が困惑した。
モカ「有咲も面白かったでしょ?」
有咲「ま、まあ…面白かったけど…」
飛鳥「えっと…それではそろそろ始めましょうかね」
有咲の言葉を飛鳥がちょっと気まずそうに遮った。
有咲「え、何その反応。アタシなんか変な事言った?」
モカ「それではスタートです!」
有咲「教えろー!!!」
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香澄「さて、どんな鍋にする?」
有咲「あの、ちょっとさっきの事が気になって鍋どころじゃねーんだけど…」
沙綾「まあ、こういうのって最後らへんにちゃんと教えてくれるんじゃない?」
有咲「ま、まさかとは思うけどリサさんが聞いてたとかじゃないよな…!?」
有咲が青ざめた。
たえ「あ、私ハンバーグ食べたいんだけど」
有咲「アタシの話聞いてた!? ていうか鍋にハンバーグって!!」
香澄「え? ハンバーグって普通に鍋の具にあるよ? トマト鍋とか…」
沙綾「あー…。そういや豆腐ハンバーグもあるからね」
香澄と沙綾の言葉に有咲は言葉を失っていた。
香澄「有咲。一旦落ち着こ」
有咲「あの、一丈字さん。聞こえてますか?」
飛鳥『はい、何でしょう』
飛鳥の声がスピーカーから聞こえた。弦巻家が開発した最高級のスピーカーで飛鳥の音声がしっかりと聞こえている。
有咲「え、これアタシがずっと弄られるパターンですか?」
飛鳥『そんな事はございませんよ』
モカ「そういえば『ダシマ式ラブライブ!』ではこんな感じじゃなかった?」
モカが『ダシマ式ラブライブ!』の話をした。
飛鳥『あー…。私が出てないときはそんな感じでしたね。園田さんが高坂さんに色々確認するんですけど、高坂さんはちゃんとやってて園田さんは…そういや、今の市ケ谷さんと戸山さんみたいな感じですね』
モカ『まあ、公式と同じことしても仕方ないもんね~』
有咲「あの、すいません。たえやりみや沙綾は我慢するので、香澄だけは勘弁して頂けないでしょうか」
香澄「えーっ!! そんな事言うと、もーっと私にコテンパンにされるよ?」
有咲「主人公がコテンパンとか言うんじゃないよ!」
香澄の言葉に有咲がツッコミを入れたが、飛鳥とモカは感嘆した。
有咲「な、なんだよ…」
飛鳥「いやあ、流石ですね」
モカ「有咲のツッコミ、安定してるね~」
有咲「ちょあっ!!?/////」
飛鳥とモカが褒めるので有咲が頬を染めると、沙綾とりみも苦笑いした。
有咲「な、何言いだしてんだよ!!/////」
飛鳥「それはそうと、早く注文してあげた方がいいと思いますよ?」
有咲「え?」
たえ「ハンバーグ食べたいから、トマト鍋にしていい?」
有咲「他の皆は?」
沙綾「私はいいよ」
りみ「私も…」
香澄「じゃあトマト鍋で決定!!」
こうしてPoppin‘Partyはトマト鍋で決定した。
香澄「サイドメニュー何か頼もっか」
沙綾「何がある?」
りみ「……」
たえ「あ、りみ。多分チョココロネはないと思う…」
りみ「あ、うん。分かってるよ…?」
タブレットをじっと見つめていたりみに対して、たえが困惑した様子で言い放つと、りみも困惑した。
香澄「あっ、チョココロネあるよ?」
有咲「あるの!!?」
沙綾「そういえば、どこかの和食チェーン店ではカレーパンが食べ放題だったね…」
香澄の発言にりみがとても嬉しそうにしていたが、
有咲「けどまあ、鍋をある程度食べてからだな…」
りみ「そ、それはそうだけど…」
そこまでチョココロネに目がないと思われていた事に対して、りみは困惑していた。
香澄「凄いよ。チョココロネだけじゃなくて、普通のパンもある」
沙綾「まあ、トマト鍋と相性良いからね…」
こうしてポピパはトマト鍋を楽しんだ。
香澄「チーズ滅茶苦茶入れたいんだけどダメかな?」
有咲「どんだけ入れるつもりだよ」
有咲はすっかりリサの事を忘れてトマト鍋を楽しみ、たえはハンバーグを食べまくっていた。
沙綾「おたえ…」
たえ「いやあ、食べ放題っていいよね」
そんなこんなで最後はりみがデザートでチョココロネを食べて、食事が終了した。
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飛鳥「いかがでしたか?」
有咲「なんて言うかすごく平和な時間だった」
飛鳥「そうですか」
有咲「ところで飯食う前に何か困った様子だったけど、何があったんだよ」
有咲がこのタイミングで思い出して、飛鳥に問い詰めた。
沙綾「やっぱりリサさんが聞いてたとか?」
飛鳥「そうですね」
有咲「やっぱりそうかよ!!」
飛鳥「そしてご本人に登場して頂きましょう! 今井リサさんです!」
するとリサが思いっきりふすまを開くと、有咲がビビった。
有咲「あ、ですよね。知ってました」
有咲はすべてをあきらめた顔をしていると、リサが近づいてきた。
リサ「有咲」
有咲「はい、生意気な事言ってすいませんでした」
リサ「ううん。寧ろ有咲は凄いなって思うんだ」
有咲「え?」
リサが有咲をほめたが、飛鳥とモカはリサの真意を悟って気まずい顔をしていた。
リサ「今の会話を聞いてたけど、あたしじゃまだまだ有咲には敵わないな」
有咲「あの、リサさん?」
リサの言葉に有咲も何が言いたいか察した次の瞬間、リサが有咲の肩を叩いた。
リサ「今後もよろしくっ!」
有咲「いや、完全にツッコミの仕事押し付ける気満々ですよね!!?」
リサがそう言って去ろうとすると、有咲が突っ込んだ。
リサ「いや、あたしもう2回もお化け屋敷言ったんだし、寧ろ有咲休み過ぎだと思うんだ」
有咲「お化け屋敷はそうかもしれないですけど、こっちには香澄が…」
香澄「有咲」
有咲「な、なんだよ」
有咲が香澄の方を見た。
香澄「リサさんがここまで頑張ってるんだから、有咲ももうちょっと頑張ろうよ」
有咲「うん。お前が変なことしなかったら頑張るわ」
とまあ、こんな感じでまとまったのだった。
モカ「うーん。でもこれじゃオチが弱いなぁ」
有咲「これでいい!! 平和が1番!! 変な火種は起こしちゃダメ!!!」
リサ「そうだよ! 憎しみからは何も生み出さないんだよ!!」
飛鳥「……」
完全にお化け屋敷の話に持っていこうとしていており、リサと有咲が全力で止めているのを見て、飛鳥は何とも言えない顔をするのだった。
おしまい
キャスト
戸山 香澄
花園 たえ
牛込 りみ
山吹 沙綾
市ヶ谷 有咲
一丈字 飛鳥
青葉 モカ
今井 リサ