全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第415話「総受け:負けるが勝ち・3」

 

 

 燐子のお色気攻撃(?)を無事乗り越えた飛鳥。

 

モカ「やって貰えば良かったのに~」

蘭「…モカあたりにからかわれると思ったんじゃないの?」

モカ「そりゃあ蘭だって悪態つくでしょ~」

 

 蘭とモカは滅茶苦茶嫉妬していたが、理不尽に飛鳥に当たると、好感度がゼロになるのが分かっていたため押さえていたが、イライラがたまっていた。

 

ひまり「燐子さん…やっぱりスタイル良いよねー…」

巴「そうだな」

モカ「ひーちゃんも結構スタイル良い方だと思うよ~」

ひまり「そ、そう?」

モカ「…お腹周りも」

ひまり「モカァ!!//////」

 

******************

 

 そんなこんなで昼になり、飛鳥の病室の隣のテーブルで食事をとっていた。

 

リサ「病人食を作ってみたよ」

 

 そこには飛鳥のリクエストである焼き鳥をおかずにご飯と味噌汁、そして野菜といったまさに正統派の病人食が並べられていた。

 

飛鳥「ありがとうございます」

リサ「ううん。気にしないで。さ、食べて食べて」

友希那「そうね。確か病人に食べさせるのも仕事だったわね」

 

 友希那の言葉に空気が止まった。

 

飛鳥「お気遣いいりませんよ」

友希那「そういう訳には行かないわ。ナースとしてご奉仕する必要があるもの」

燐子「……」

 

 結果的に膝枕を阻止されて燐子もリードしようとしていた。

 

リサ「まあ、飛鳥くん本当の病気じゃないから…」

飛鳥「私、どっちかというと食べさせたい方なんですよ」

「!!」

 

 飛鳥がわざと冗談を言い放って、牽制をかけた。これで友希那も怯むだろうと思っていたが、

 

友希那「分かったわ。あなたがそうしたいのなら食べさせて貰うわ」

飛鳥「思ったほかノリノリだった!!!」

 

 友希那はどこまでもブレなくて、飛鳥が困惑していた。

 

飛鳥「じゃあ席変わった方がいいですかね…」

紗夜「いけません! ちゃんと自分で食べるようにしてください!」

 

 飛鳥の言葉に紗夜が待ったをかけた。

 

あこ「飛鳥くんが食べさせるなら、飛鳥くんに食べさせてもいいよね?」

飛鳥「あー…やっぱりそうなりますか…」

紗夜「そんなの認めません!」

友希那「紗夜。そんな事言ってあなたも本当はやりたいんでしょう」

紗夜「そ、そんな事は…」

リサ「じゃあ皆公平に1回ずつ! これでいいでしょ?」

 

 とまあ、飛鳥とRoseliaで食べさせあいっこが行われたが、やってみて食べる時間がめちゃくちゃかかったという。

 

蘭「……!!!」

 

 そしてその映像を見て蘭はとてつもなくイライラしていて、限界寸前だったが、巴も飛鳥があこに食べさせて貰っているのを見て、シスコンモードが発動した。

 

 食事が終わり…

 

飛鳥「皿洗いは私が…」

リサ「ダメ。飛鳥くんは一応患者さんなんだから」

友希那「午後も私が奉仕するわ」

リサ「で、一応皿洗いはじゃんけんで決めよ! 公平に!」

 

 そう言ってRoseliaでジャンケンをしたが、燐子とあこが勝って、残りの3人が後片付けをすることになった。

 

****

 

 病室

 

燐子「あ、あのう…飛鳥さん…」

飛鳥「…どうしました?」

燐子「その…」

 

 飛鳥が燐子に話しかけられたが、膝枕の件があったので苦笑いしていた。

 

燐子「…先ほどの件なんですけど」

飛鳥「ああ、気にしないでください」

あこ「やっぱり男の子って、おっぱいが大きい子が好きなの?」

 

 あこの発言に飛鳥は更に困惑した。これがモニタールームで他のバンドメンバーも見ているのを知っていたため、発言を間違えると本当に取り返しのつかないことになるからだ。

 

飛鳥「市ケ谷さんと奥沢さんに強制的に選手交代になりますね」

有咲・美咲「やめろォ!!!」

 

飛鳥「人によりますね」

あこ「やっぱりりんりんを見て、いいなぁって思うんだ」

燐子「あ、あこちゃん…!//////」

 

 異性の前で胸の話をし始めたので、燐子は恥ずかしさで顔が真っ赤になっていたが、それでも飛鳥の気が引けるならと滅茶苦茶頑張ったのだ。

 

飛鳥「…私の場合は、あまりそういうのは気にしてないですね」

あこ「ホントに?」

飛鳥「人間関係で苦労してきた方なので、中身ですね。どんなに見た目が良くても合わなかったり、攻撃的な人を見るともう…はぁ…」

 

 飛鳥がげんなりし始めた為、皆が困惑し始めた。

 

燐子「ご、ごめんなさい…嫌な事を思い出させて…!」

飛鳥「いえいえ。宇田川さんもですけど、あまり気にしなくて大丈夫ですよ」

あこ「そ、そう…?」

飛鳥「ええ。そうですよ」

 

 そう言って飛鳥は笑みを浮かべたが、燐子は何かやりたそうにしていて、飛鳥はそれを察して困惑していた。

 

 モニタールーム

 

モカ「モカちゃんが後でやってあげますか~」

蘭「いや、普通に抜け駆けだから」

巴「まさかあこの奴…一丈字に膝枕しないよな…?」

 

****

 

あこ「じゃあそれだったら、あこが膝枕しても問題ないよね!?」

飛鳥「あー。やっぱりそうなっちゃいますか」

燐子「あ、あこちゃん…?」

 

 あこがそう言いだすと、飛鳥と燐子が驚いた。

 

飛鳥「私に膝枕されてくれるのなら、お願いしましょうかね」

 

 飛鳥はまたしても牽制をかけたが、案の定失敗してあこを膝枕させた。

 

飛鳥「病人がナースを膝枕って現場では絶対あり得ませんよね…」

燐子「う、うーん…」

あこ「おねーちゃんに前にしてもらった事あるけど、やっぱり違うんだね…」

 

 モニタールームでは巴が目を大きく開いていて、隣にいたつぐみが驚いていた。

 

飛鳥「やっぱり硬い?」

あこ「ううん。でもなんか不思議な感じ…///」

燐子「……////」

 

 なんか妙な空気になると、巴が飛鳥の病室に突撃しようとしてひまりとつぐみが取り押さえていた。

 

つぐみ「巴ちゃん落ち着いて!!」

巴「止めるなつぐみ!! これが落ち着いていられるかってんだ!! うぉおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーー―――――――――ッ!!!」

ひまり「誰か止めるの手伝ってー!!!」

 

 とまあ、Afterglowは修羅場状態だった…。

 

 

つづく

 

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