全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第444話「飛鳥 VS パスパレ!」

 

 

 簡単な自己紹介

 

【名前】一丈字飛鳥(いちじょうじ あすか)

【職業】高校生/サラリーマン

【性格】S(自分に冷たい相手には容赦ない)

【特技】いっぱい

【口癖】不法侵入です

 

***

 

 それはある日の事。飛鳥が家から出ようとしたが出られなかった。

 

飛鳥「あー。これなんかやったな。防犯カメラもついてるし。えい」

 

 そう言って飛鳥は瞬間移動を使って外に脱出した。

 

***

 

「どこへ行ってたのかしら? 飛鳥くん」

 

 暫くして、Pastel*Palettesというガールズバンドのベースにして元天才子役の白鷺千聖に説教されていた飛鳥だったが、臆することなく毅然とした態度を取っていた。

 

飛鳥「コンビニですが?」

千聖「行ってくれれば私が行ったのよ?」

「そ、そうだよ!」

 

 千聖だけではなくボーカルの丸山彩もいた。

 

彩「勝手に外出しようとするなんてダメだよ」

飛鳥「いや、部屋の鍵変えたり防犯カメラを仕掛ける方がずっとダメだと思うんですg」

千聖「何はともあれ、皆あなたの事を心配してるのよ?」

飛鳥「私からしてみたらあなた方が心配だよ…」

 

 千聖の言葉に飛鳥は額を押さえていた。どう考えても度が過ぎているからである。

 

飛鳥「そもそもあの防犯カメラ誰がつけたんですか?」

千聖「麻弥ちゃんよ」

飛鳥「…一体何の意味が」

彩「それはね。飛鳥くんを盗撮…じゃなくて勝手に外出しないように監視するためだよ!」

飛鳥「……」

 

***

 

飛鳥「もしもし。○○事務所(※パスパレの事務所)ですか? 一丈字です」

千聖「コラァ!! やめなさーい!!」

彩「飛鳥くーん!!!」

 

 飛鳥がバリアを張ってひそかに持っていたスマホで事務所に電話をかけると、彩と千聖がバリアを破ろうと必死に叩いていたが全く効果がない。ちなみに飛鳥が超能力を使えるという事はガールズバンド皆が知っている。だからもう遠慮しなくなったのだ。

 

**

 

 5分後

 

「申し訳ございません一丈字さん…」

 

 事務所のスタッフがやってきて、平謝りしていた。千聖と彩は拳骨されていて、頭にたんこぶが出来ていた。

 

飛鳥「教育をよろしくお願いしますね…」

「勿論です。他のメンバーも来させないようにしますので」

飛鳥「急用の時だけでお願いします」

 

 こうしてスタッフが彩と千聖を連れて帰ると、飛鳥は深いため息をついた。

 

飛鳥(どうしてこうなっちゃったんだろう…)

 

***

 

 後日

 

千聖「此間はよくもやってくれたわね…!!」

飛鳥「……」スッ

彩「あの、お願い!! ちょっと話を聞いて!!?」

飛鳥「売れっ子アイドルがやすやすと男の家に行くなんて危機管理が足りてないと思いませんか?」

千聖「あの、飛鳥くん…。これでも私は皆に正体がバレる前までずっと一緒にやって来たわよね?」

飛鳥「だからこそ残念に思っているんですよ。今となっては丸山先輩達と一緒になって犯罪まがいな事を…」

「本当に千聖ちゃんだけズルいよ」

 

 日菜が隣に現れて、飛鳥はスマホをポケットに入れた。

 

日菜「飛鳥くん。もしかして今録音してるでしょ」

飛鳥「流石ですね。そうですよ」

彩「全く信用されてない!!」

飛鳥「丸山先輩。私だって本当はこんな事したくはありませんでした。ですが、ご自身が去れたことを思い返してみてください。性別が逆だったら問答無用でアウトですからね?」

 

 飛鳥がそう言うと彩が気まずそうにしていた。

 

日菜「あ、そういや話聞いてたけど、どうして外に出ようとしたの?」

飛鳥「外に出たらいけませんか?」

千聖「質問の答えになってないわよ?」

飛鳥「ハァ…」

 

 千聖の言葉に飛鳥はため息をついた。この期に及んで何でそんな態度を取れると思ってるんだろうと。

 

日菜「飛鳥くんがしてほしい事は全部あたし達がやってあげるんだよ?」

飛鳥「してほしい事?」

日菜「うん」

飛鳥「本当にやってくれるんですね?」

 

 飛鳥が釘を刺すと、

 

日菜「あ、家にもう来ないでほしいとか、お世話をしなくていいとかそんなのなしだからね?」

飛鳥「分かりました。1か月ほど無人島でロケしてきてください」

彩「それ遠回しに家に来ないでって事だよね!!?」

千聖「却下よ却下!!!」

 

 飛鳥の言葉に彩と千聖がツッコミを入れると、

 

「落ち着いてください皆さん!」

 

 麻弥とイヴが現れたが、飛鳥がジト目で麻弥を見つめていた。

 

麻弥「…あの、そんな目で見ないでくださいよ」

飛鳥「弦巻財団から借りてるマンションとはいえ、家主の許可なしに防犯カメラの設置は頂けませんね」

 

 飛鳥の言葉にイヴが困惑していた。本当に怒っていたからだった。

 

イヴ「あ、あの…。アスカさんが心配だから」

飛鳥「言い訳は武士道に反しますよ。若宮さん」

「!」

飛鳥「そういうのは相手に聞かれて初めて答えるものですし、一言目は謝罪ですよ」

 

 飛鳥が毅然な態度で接する。

 

日菜「んー…。まあ、防犯カメラと鍵はちょっとやり過ぎたね。ごめん」

飛鳥「…他の方にももうやらないようにお伝えください」

 

 日菜の言葉に飛鳥は困惑していた。

 

日菜「にしても飛鳥くんって本当に真面目だよね。こんなに可愛い女の子がお世話しようとしても全く靡かないもん」

飛鳥「急に家に来られたら誰だろうと怖いですよ」

 

 日菜の言葉に飛鳥が困惑していた。

 

日菜「これだけ女の子が揃ってるのに何もしないんだもん」

飛鳥「その台詞をあなた方のクラスメイトにお聞かせしたいですね」

 

 飛鳥の言葉に日菜以外の4人が気まずそうにしていた。

 

飛鳥「…なんかありました?」

千聖「あなたがいなくなってから随分調子に乗り始めたのよ…」

麻弥「…弦巻財団の黒服の方々が止めに入ってくれるから何とかなっていますが」

彩「アイドルとしては嬉しい限りなんだけど…」

イヴ「ちょっと目が怖いです…」

 

 千聖たちの発言を聞いて、飛鳥もあまり良い感情は芽生えなかった。

 

日菜「なんかお預けをずっと喰らってて、理性きかなくなってる気がするんだよね」

飛鳥「そ、そうですか…」

 

 大丈夫かあの学校…と、飛鳥は思っていた。

 

麻弥「あ、でももし気が変わったらいつでも言ってください! 撮影機材を用意してお好きな女の子をお好きなだけ撮って頂くように手配しますので!」

飛鳥「あー。その事なんですけど大和先輩」

麻弥「な、何でしょう?」

飛鳥「今度ソロで写真集出すって本当なんですか?」

麻弥「は?」

 

 飛鳥の言葉に麻弥が驚いたが、他のメンバーも驚いた。

 

彩「え、もしかして麻弥ちゃんに気があるの?」

飛鳥「というより…。何も聞いていらっしゃらないんですか?」

麻弥「は、初耳です…。ていうか写真集ってどういう事ですか!?」

 

 すると飛鳥のスマホがなった。

 

飛鳥「ちょっと失礼。はい、一丈字です」

「あ、もしもし一丈字くん? 私」

飛鳥「あ、スタッフさん! お世話になってます」

 

 電話の相手はパスパレの事務所のスタッフだった。

 

飛鳥「あ、5人ともいらっしゃいますね…。どうかされました?」

千聖「代わって頂戴」

飛鳥「ちょっとスピーカーモードにしますね」

 

 そう言って飛鳥はスピーカーモードにした。

 

『もしもし。貴方達…また一丈字さんの家に行ったそうね』

日菜「いやー…あはははは」

麻弥「そ、それはそうと写真集の話って本当なんですか!?」

「ええ本当よ。それも一流のカメラマンに撮って貰う事になったから」

麻弥「えええええ…」

 

 一人だけな上に腕の良いカメラマンに撮影してもらうとなり、麻弥はテンパっていた。

 

「あとそれから、また新しい仕事が入ったから明日事務所に来て頂戴」

「?」

 

*****************

 

 後日

 

『あなた達には一か月、無人島生活を送って貰います!』

彩「え~!!!!」

千聖「アイドルの仕事じゃないでしょこれぇ!!!」

「黙れ小娘!!」

麻弥「中途半端な物真似やめてください!!」

イヴ「ブ、ブシドー!!?」

日菜「えー!! おねーちゃんや飛鳥くんに会えないじゃん! やだよ~!!!!」

 

 パスパレは本当に無人島生活を送る羽目になった…。

 

 そして飛鳥は自宅でコーヒーを飲んでパスパレがどうしてるか考えた。

 

 

飛鳥(まあ、強く生きてくださいな…)

 

 

おしまい

 

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