全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第446話「飛鳥 VS ハロハピ!」

 

 それはある日の事だった。

 

「ねえ飛鳥! ××××ってなにかしら!?」

「あああ!! もう初っ端から絶体絶命だよ!!!」

 

 今日はハロハピ…もとい弦巻こころが遊びに来たのだが、とんでもない事を言いだして飛鳥は身の危険を感じていた。

 

飛鳥「どうしたの急に…」

こころ「皆が飛鳥と××××したいって言ってたのだけど、よく知らないし、皆がするならあたしもしてみたいわ!」

飛鳥「黒服さーん!!! 助けてー!!」

 

 飛鳥がそう叫んだが、黒服たちは現れなかった。

 

飛鳥「…次のボーナスカットにして貰うようにするか」

「ごめんなさい!!!」

 

 飛鳥の言葉に黒服の女性たちが慌ててやってくると、その隙に超能力でこころの記憶から××××に関する興味を取り除いた。

 

***

 

「こころーん!」

「あら、はぐみじゃない!」

「そもそも不法侵入なんですけど…」

 

 ハロハピのペースである北沢はぐみがやってきた。

 

はぐみ「あのねあのね! これ、はぐみのにーちゃんが持ってた本なんだけど、これ何やってるのか教えて!!」

飛鳥(ああああああああああああああああああああああ!!!! やめたげてえええええええええええええええええええ!!!!)

 

 はぐみが持ってきたのはエロ本だった。飛鳥ははぐみの兄に心底同情した。

 

こころ「あら。この本に載ってる人達、皆裸ね。何してるのかしら?」

はぐみ「でもなんか気持ちよさそうだねー」

 

 こころとはぐみがエロ本を読んでいると、後ろで青ざめていた飛鳥と黒服が顔を合わせた。飛鳥が超能力で記憶を消すと、黒服たちはエロ本をはぐみの家に返してきた。

 

はぐみ「あれ? はぐみ何してたんだっけ」

こころ「思い出せないわね?」

飛鳥(ヤラカシ達とはまた別の意味で手間がかかる…)

 

 この時飛鳥はDJをやっているミッシェルこと美咲の苦労が分かった。

 

「おやおや。子犬くんに子猫ちゃん達じゃないか」

 

 ギター担当の瀬田薫もやってきたのだが、飛鳥としてはもう突っ込むのも面倒になったのか、困惑していた。

 

こころ「薫!」

薫「一体何をしていたんだい?」

こころ「何をしてたのかしら?」

はぐみ「はぐみもすっかり忘れちゃった」

薫「おやおや…」

 

 そう言って薫が相槌を打つと飛鳥の方を見た。

 

飛鳥『聞かない方がいいですよ』

薫『そ、そうか…』

 

 と、飛鳥がテレパシーを使って薫に伝えると、薫もそう言うのなら聞かない方が良いんだろうなと思って、何も言わなかった。

 

こころ「あ、そうだわ! 確か××××について話をしようとしてたのよ!」

 

 こころの発言に空気が止まった。飛鳥としてはなんで思い出したんだと思っていた。

 

はぐみ「××××?」

 

 はぐみがそう口にすると、薫は思わず顔を真っ赤にした。普段は宝塚風にイケメン女子を気取っているのだが、実際は気が弱くて繊細な女の子だった。オバケが苦手だったり高い所が苦手だったり、昔のあだ名を言われるとつい素が出て女の子らしくなる。かわいい。

 

こころ「ねえ! 薫は何か知っているかしら? ××××!」

薫「い、いや…私にも分からないねぇ…」

 

 と、笑ってごまかしていたが、

 

はぐみ「あー! さては薫くん知ってるでしょ!」

こころ「そうなのね薫! 教えて欲しいわ!」

薫「いや、その…」

 

 薫は涙目になって飛鳥に助けを求めると、飛鳥はまた超能力で記憶を改ざんした。

 

****

 

 そんな時、花音と美咲が現れた。

 

花音「か、薫さん…。凄く顔赤いけどどうしたの…?」

飛鳥「聞かないであげてください…」

美咲「…うん。まあ、話聞こえてたから大体は察せたよ」

 

 美咲が苦笑いしながら飛鳥にそう言ったと同時に、性癖をばらされたはぐみの兄に心底同情した。

 

美咲「まあ、こころやはぐみがいるからその話はまた今度にしよっか」

飛鳥「フラグ立てないでください」

美咲「でもさ一丈字くん。あたし達がいるのに手を出さないって言うのもどうかと思うのだけど」

飛鳥「あなたもすっかり彼女達と同類になりましたね」

美咲「殴っていい?」

飛鳥「そんな事言う人には絶対手を出しません」

 

 と、皮肉を言い合っていて、花音が慌てて止めた。

 

***

 

こころ「今日はよくもの忘れをするわね…」

はぐみ「はぐみも…。あー!!」

 

 はぐみが飛鳥の方を見た。

 

はぐみ「飛鳥くん! 超能力使ったでしょ!」

飛鳥「ええ。使いましたよ」

美咲「…一丈字くんも一丈字くんで開き直るのね」

 

 飛鳥の言葉に美咲が思わず困惑した。

 

はぐみ「もー!! 何話そうとしたのか忘れちゃったじゃん!」

こころ「あたし達は一体何を話そうとしていたの!?」

飛鳥「とてつもなくエッチな事ですね」

 

 飛鳥がそう口を開いた。

 

こころ「えっちな事? それは何かしら?」

飛鳥「セクハラになるので言えないんですよ」

美咲「教えてあげたら?」

飛鳥「詳しくは奥沢さんに聞いてください」

美咲「それもセクハラ!!」

飛鳥「私席外してますので」

美咲「いや、逃げんな!!」

 

 と、飛鳥と美咲が小競り合いを始めた。

 

はぐみ「あ! 思い出した! 確か薫くんも知ってた筈だよね!?」

こころ「そうなの薫!」

 

 はぐみとこころの言葉に薫が青ざめた。まさかここで自分に流れ弾がくるなんて思いもしなかったからだ。

 

美咲「あ、あー。アタシ達よりも薫さんの方が詳しいと思うな…」

薫「いや、美咲。待ってくれ…」

 

 薫が心底焦り始めた。こころとはぐみの注目は完全に自分に来ていて絶体絶命だった。

 

花音「え、えっちな事って一体何なの!?」

美咲「やっぱりここは一丈字くんに説明してもらいましょう」

こころ「飛鳥! 一体何の話をしていたの!?」

はぐみ「教えて!」

薫「……」

 

 5人の注目が飛鳥に集まると、飛鳥は上を見た。

 

飛鳥「次回もお楽しみに!!!」

 

 

おしまい

 

 

 

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