全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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オムニバス形式です。


第119話「バンドリ詰め合わせ」

 

 

1. こころのお願い(こころ × 薫)

 

こころ「ねえ薫!」

薫「何だい子猫ちゃん」

 

 ライブハウス「CiRCLE」でこころと薫が話をしていて、こころがお願いをしようとしていた。

 

こころ「今度のライブでやってほしい事があるの!」

薫「言ってごらん」

こころ「ギターやりながら、玉乗りをしてほしいの!」

 

 こころの発言に薫が反応した。

 

こころ「驚きとワクワクが組みさって楽しいと思うの!」

薫「はっはっは。こころは相変わらず驚くような事を言うね」

こころ「それじゃ頼んだわよー」

 

 それを遠くから見ていた飛鳥と美咲が、とても困惑した様子だった。

 

飛鳥「…いつもああなんですか?」

美咲「そーなのよ。ツッコミが私しかいなくてカオス状態なの…」

飛鳥「お疲れ様です…」

 

 飛鳥の問いに美咲は肩を落として返事をすると、飛鳥が労った。

 

美咲「おまけにミッシェルの二役やらないといけないから…。もうてんてこまいで…」

飛鳥「いや、もう。本当にお疲れ様です…」

 

 美咲の表情と声色から、いかにこころ達から苦労させられているか、飛鳥は察していた。

 

飛鳥(そういやファンの人たちは知ってるのかな…)

 

 

2. 薫の苦手なもの(薫 × 美咲)

 

薫「うーん…」

 食堂で薫は気難しい顔をしていて、飛鳥と美咲が通りかかった。

 

美咲「薫さん? どうされたんですか?」

薫「ああ…。子犬くんに子猫ちゃんじゃないか」

 飛鳥は薫が見ていた看板に気づいた。

 

飛鳥「…本日の日替わり定食は海鮮丼なんですね」

薫「そうなんだ…」

飛鳥「もしかして、生魚ダメなんですか?」

薫「そうなんだ…。両親からは好き嫌いがないように育てられてきたんだが、生魚だけは…」

美咲「お寿司とか美味しいと思うんですけどね」

薫「残念だよ…。君とは分かり合えないかもしれない…」

飛鳥「そんなに苦手なんですか…」

 

 薫のらしくない態度に飛鳥が困惑していると、

 

飛鳥「もしかしていつも日替わり定食を食べてたんですか?」

薫「そんな事はないよ。私はいつも洋食を食べていて、たまには和食でも食べようかと思っていたんだ」

飛鳥「へー…」

 

 薫の言葉に飛鳥は相槌を打ったが、先日千聖からこんなことを聞いていたのだ。

 

千聖「…薫はね、本当はお雑煮が大好物なのに、そこもキャラ作ってるのよ」

飛鳥「そうなんですか」

千聖「ええ。ここの食堂だってそう。本当は和食を食べたいのに、無理して洋食を食べようとしてるのよ」

飛鳥「…徹底してるんですね」

千聖「全くもう。無理しないで、元の可愛い「かおちゃん」に戻ればいいのに」

 

 という会話をしていた。

 

飛鳥「そうなんですね…」

薫「その様子は、千聖から何か言われていないかい?」

飛鳥「いえ」

薫「いや、絶対言われてるよね」

美咲「あー…。そういや最近白鷺先輩とも仲良くなったよね」

 

 薫が感づいて飛鳥は必死に誤魔化した。

 

飛鳥「魚介類はともかく、和食もたまにはいいと思いますよ…ハイ…」

薫「他に何か言ってなかったかい?」

飛鳥「……」

 

3. 好み(ひまり × つぐみ)

 

ひまり「ねえねえ! このジャケットとっても可愛くない!?」

つぐみ「そうだね。あ、このスカートとかも似合うんじゃない!?」

ひまり「あっ! それ私が好きな奴!」

「……」

 

 飛鳥は暇つぶしにショッピングモールに来たのだが、偶然ひまりとつぐみに遭遇し、買い物に付き合うことにした。

 

つぐみ「…あっ! ごめんね一丈字くん。付き合わせて」

飛鳥「それは構いませんが…。やっぱり幼馴染って好みとか分かるんですね」

ひまり「うーん。まあ、つぐは気配り上手だからっていうのもあるわね!」

つぐみ「そ、そんな事ないよー…/////」

 

 ひまりの言葉につぐみが思わず照れた。

 

ひまり「いやー。それにしても一丈字くんがいると、安心して買い物出来るわー」

飛鳥「そうですか?」

ひまり「そうそう。これが女子だけで行くと、声かけられて、ゆっくり買い物が出来ないの。此間なんか蘭が臍曲げちゃって…」

飛鳥「あー…」

 ひまりの言葉に飛鳥が反応すると、つぐみが苦笑いした。

 

ひまり「それはそうと、今日はいないわよね?」

飛鳥「えーと…。結構隠れてみてる人多いですね」

ひまり「え゛」

飛鳥「私がいるからなのか…。様子見って感じです」

 

 飛鳥がそういうと、所々で男性ファンがスマホを撮ったり、じーっと見ていた。

 

ひまり「ええええ…」

つぐみ「やっぱりこうなっちゃうんだね…」

飛鳥「まあ、それだけあなた方が有名になったって証拠ですね」

ひまり「嬉しいような悲しいような…」

 

 飛鳥の言葉にひまりは肩を落とした。

 

飛鳥「で、買い物を続けられますか?」

ひまり「それは勿論!」

飛鳥「それではごゆっくり」

 

 多分目を離すと一斉に押し掛けてくるだろうな…と、飛鳥はそう思い、監視を続けるのだった。

 

 そして、数十分で2人の買い物が終わった。

 

ひまり「いやー。いい買い物ができたー」

つぐみ「良かったね」

飛鳥「……」

 と、3人が合流した。

 

飛鳥「それで、この後どうされますか?」

ひまり「うーん…。このまま帰ろっか」

つぐみ「そうだね」

飛鳥「分かりました。それでは送ります」

つぐみ「えっ!? そこまでしなくていいよ!」

ひまり「送ってもらいましょ」

「!?」

 つぐみが否定するが、ひまりがつぐみを諫めた。

 

つぐみ「で、でも…」

飛鳥「遠慮はいりませんよ。というか…」

ひまり「一丈字くんがいなくなった途端に声かけるパターンだから」

(うっ!!!)

 

 ひまりの言葉に男性たちは困惑した。

 

ひまり「そういう訳だから行きましょ」

 と、ひまり達は移動して、無事に帰れましたとさ。

 

 

4. 食べ過ぎ注意(モカ × ひまり)

 

ひまり「うぅ…」

 校舎の入口前で、ひまりが苦しそうにしているのを、飛鳥とモカが見ていた。

 

飛鳥「どうされたんです?」

モカ「もしかして~…」

ひまり「朝ごはん食べ過ぎてお腹が苦しい~」

 

 ひまりが苦しそうにしていた。食パンを3枚食べたのである。

 

飛鳥「3枚も…」

モカ「朝からそんなに食べると太…」

ひまり「言わないでっ!!/////」

 モカが何かを言いかけると、ひまりが止めた。

 

モカ「そんなに食べると太」

ひまり「だからー!! 言わないで~!! 自分が一番分かってるの!!////」

 と、ひまりが叫んでいたのを飛鳥は黙って聞いていた。

 

飛鳥(黙っとこ)

 

モカ「飛鳥く~ん」

飛鳥「あ、はい。何でしょう?」

 モカが飛鳥に話しかけると、ひまりは飛鳥をジト目で見つめた。

 

モカ「今日の食堂のスイーツ、有名ホテルのシェフが作ったスペシャルケーキなんだって~」

ひまり「もぉおおおおおおお!!!///////」

 

 完全に自分をからかってる事に気づいたひまりは叫んでいた。

 

「寧ろそこがいい…」

「食べた分は全部あの部分に…」

「更にメスさが増している…」

「あのおっぱいを我が物に…」

 と、陰から男子生徒達が見ていた。

 

ひまり「……//////」

モカ「いや~。大きいと色々苦労しますなぁ~。ねえ、飛鳥く~ん」

飛鳥「あ、ごめんなさい。ヘルシェイク矢野の事考えてました」

 

 

おしまい

 

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