第458話
一丈字飛鳥です。遂に恐れていたことが現実になりました。
飛鳥「下着が落ちてる…」
そうなんです。家のとある一室にて水色のブラジャーが落ちていたんですね。まあ、それだけならまだ良いのかもしれないんですが、結構大きめなんですね。
飛鳥「……」
あの人たちの性格上、見られたら困るようなものを堂々と落とすわけがない。だとすれば私は試されてるのでしょう。何故なら落ちている場所は陰からでも見れるからです。さしずめ私がブラジャーを拾ってる光景を突き止めて、脅そうって魂胆だ。しかもこれが大きめの奴であれば…。
飛鳥「広島に帰る準備するか…」
「いや、なんでだよ!!」
すると市ヶ谷さんが出てきました…。ここで語りは終わります。
***
飛鳥「市ヶ谷さん。この下着誰のか分かりますか?」
有咲「私のだけど…」
飛鳥「ツッコミではなくボケに転向されたんですかね」
有咲「そうじゃねー!!」
良かった。ツッコミのキレは健在だったが、市ヶ谷さんの性格上ブラジャーを床に落とすなんて考えられない。で、このシリーズの市ヶ谷さんはちょっと強気なので…もう確定ですね。
飛鳥「それにしてもどうしてこんな所に落としたんですか?」
有咲「そりゃアレだよ。お前も男だから? おっぱいに興味があるのかって…」
一旦語りは終わります。
飛鳥「今はもう特に興味ないですね」
有咲「他の奴には言わねーから正直に答えろよ」
飛鳥「もう今まで何度も異性でトラブル起きてるんで…」
飛鳥の言葉に空気が重くなった。
飛鳥「学園にいた時なんか、いつ消されるかって不安になりながら過ごしてたもんで…」
有咲「お、おお…。それに関しては済まなかった」
***
飛鳥「まあ、正直に言うなら、嫌いな奴の胸はサイズ関係なしに嫌いです」
有咲「もしかして…アレか。存在自体嫌いなパターンだろ」
飛鳥「そうなりますね…」
有咲「結構闇抱えすぎだろ」
飛鳥「主役なんてそんなもんです」
そんな話をしていると、
「あ、あの…飛鳥くん…」
りみが現れた。
飛鳥「不法侵入ですよ牛込さん」
りみ「ご、ごめんね? えっと、ちょっとどうしても聞きたい事があって…」
飛鳥「聞きたい事?」
りみ「その…。胸が小さくても問題ない?////」
りみが恥ずかしそうにそう言うと、飛鳥が驚いていた。
有咲「ほら、答えてやれよ」
飛鳥「そうですね…。サイズは気にしてないですよ」
りみ「そ、そうなんだ…。良かった…」
飛鳥の言葉にりみが安心すると、
有咲「けど一丈字。たまに私のおっぱい見てるよな?」
飛鳥「次回市ヶ谷さんをメインに1本活躍してみますか?」
有咲「ごめんなさい」
りみ「そ、そうなの!?」
飛鳥「もしそうなら今頃強制送還喰らってますし、学園にいた頃から言いがかりつけられてたんですよ。胸を見てたんじゃないかって。で、そんな時に誰も助けてくれなくて…推薦取れないようにしてやろうかなぁ?」
有咲「飛鳥落ち着け。マジで落ち着け」
飛鳥が思った他ヤバい事を言いだしたのでりみと有咲が慌てて止めた。飛鳥は自分に冷たい相手にはとことん容赦しない性格だった。
飛鳥「元々短気で喧嘩っ早いんですわ。納得のいかない事はとことん追求しますし…」
有咲「分かるぜその気持ち…」
***
りみ「と、とにかく飛鳥くん」
飛鳥「何です?」
りみ「私…頑張るからね?////」
飛鳥「何をですか…?」
りみの態度を見て飛鳥が困惑していた。
有咲「あー。りみって結構ムッツリだから」
りみ「そ、そうじゃないもん!!/////」
有咲の言葉にりみが顔を赤くしてツッコミを入れた。
りみ「そ、その…やっぱり男の子を振り向かせるにはその…そういう事をしないといけないのかなって//////」
飛鳥「牛込さん。そういう事を好むのは犯罪まがいな事をする男なので、参考にしてはいけませんよ」
りみが危ない方向に行きそうだったので、飛鳥が困惑して突っ込むように諭した。
「だけど巨乳は憎い」
飛鳥「…花園さん」
いきなり現れたたえがそう言うと、飛鳥だけではなくりみや有咲も困惑した。
有咲「…おたえは背が高いからまだいいじゃねぇか」
りみ「そうだよ。足が長いから羨ましくていいなぁ…」
たえ「良く言われるけど…。有咲こそ本当にでかいよね。此間一緒にお風呂に入った時とか、皆ガン見してたもん」
有咲「は、恥ずかしい事を言うなぁ!!/////」
たえの発言に有咲が恥ずかしがると、飛鳥は半ば説得力がないと思いながら聞いていた。
有咲「と、とにかく次ガン見したら金取るからな!!」
飛鳥「……」
この時飛鳥は思った。これを男子達に言ったら、多分金を持ってくるだろうと。
たえ「多分あの男子たちは札束叩きつけて「見せろ」って言ってきそう」
有咲「何となく想像つくけど、気色悪い事を言うなぁ!!」
そう言って有咲は胸元を両手で隠した。
たえ「まあ、それはそうと飛鳥くん」
飛鳥「何です?」
たえ「お風呂入ろ?」
たえの言葉に衝撃が走った。
飛鳥「すみません。私これから湯豆腐食べる所なんで…」
有咲「何で湯豆腐なんだ!?」
たえ「分かった。それにしてからにしよう」
飛鳥(あとで記憶消したろ)
そんなこんなで4人でしゃぶしゃぶをした。
飛鳥「そういえば、風呂と食事、どっちが先かって話題になった事があるんですが、皆さんの家はどうですか?」
たえ「あー…」
と、世間話をしながら食事をしていたが、3人とも汗だくだった。
有咲「ところでこんなに汗かかせて…後で匂いを嗅ごうってんじゃないだろうな?」
飛鳥「市ヶ谷さん」
有咲「何だよ」
飛鳥「そんなに広島に帰って欲しいですか…」
有咲「ちげーよ!!」
たえ「男子と似たような事を言ってるよ」
有咲「いや、私たちはいいだろ! 当事者なんだから!」
りみ「…でも、まだ匂いを嗅がれるのは恥ずかしいかな//////」
たえ「飛鳥くん」
飛鳥「?」
するとたえが右腕を思いっきり上げた。服の隙間から脇を見えていた。
たえ「はい。嗅いでいいよ」
たえの言葉に飛鳥は口角を上げて、超能力を放ってバンドの話ばかりさせるように仕向けた。
おしまい