このシリーズの設定
・ MyGO!!!!!が飛鳥達と同級生
1年1組:ポピパ、イヴ、ハロハピ三人組、立希、そよ
1年2組:アフグロ、燈、愛音
1年3組:飛鳥
中等部3年1組:楽奈、明日香
中等部3年2組:あこ
第477話「楽奈遅刻防止大作戦!」
ある日の事だった。
「ハァ…」
ある日の事、CiRCLEでMyGO!!!!!が練習をしていたのだが、ため息をついていた。今スタジオには燈、立希、そよ、愛音、そして練習に付き合わされている飛鳥の5人がいた。付き合わされている理由は他のバンドに1回以上練習に付き合った事があるという事で、愛音が無理やり連れてきた。
まあ、それはさておき立希がため息をついていた。
立希「あの野良猫…マジで何とかならないのか…?」
そよ「いっそクビにするとか?」
愛音「また弄られるよ?」
そよ「愛音ちゃん?」
そよが物騒な事を言い始めたが、愛音は何か言いたそうにするとそよが睨みつけていた。それを見て飛鳥と燈は困惑していた。
立希「とにかく! そもそもあいつが一番年下なのに、完全に私たちの事を舐めてる!」
そよ「年齢は関係ないと思うけど…ちょっと甘やかしすぎたな」
愛音「飛鳥くんは何かいいアイデアない? 楽奈ちゃんを時間通りに連れてくる方法。ていうかあるよね?」
飛鳥「皆さんの協力が必要ですが…」
立希「何?」
飛鳥「……」
飛鳥が4人に作戦を伝えた。
立希「…言われてみれば、私なんで今まであいつにパフェ奢ってたんだろう。普通にそうすれば良かった」
そよ「やってみたらいいんじゃない?」
愛音「そよりん他人事だね~」
そよ「フラグ立てないで」
立希「…一丈字。悪いけどちょっと暫く付き合って貰える?」
飛鳥「分かりました」
こうして飛鳥達の作戦が始まった。
***
1日目
立希・そよ「!!?」
この日も練習があり立希とそよが先に来ていた。勿論時間は楽奈にも伝えてあったのだが…。
「遅い」
楽奈が1番最初に来ていたのだ。
立希「の、野良猫!!?」
そよ「今日は早いんだね~」
楽奈「待ってた」
楽奈の言葉に立希とそよは顔を合わせると、立希が楽奈を見た。
立希「…もしかしてあの会話、聞いてたのか?」
楽奈「何の話?」
立希「…ま、まあ早く来た事は認める」
で、その後全員がやってきて練習を始めたのだが、楽奈の演奏が格段に上がっていて、4人が驚いていた。
立希「野良猫お前マジでどうした!!?」
楽奈「いつも通り。それよりリッキー、リズムがズレてる」
立希「お、おう…」
なんか突然覚醒し始めた楽奈に他のメンバーは驚きを隠せずにいて、飛鳥は困惑していた。
***
2日目。この日も1番最初に楽奈が来ていた。
燈「ら、楽奈ちゃん…早いね」
立希「ともりが遅いだけ。待ってた」
燈「ご、ごめんなさい…」
そしてこの日も練習が行われていたが、楽奈の演奏が絶好調だった。これには立希とそよも顔を合わせて確信していた。
絶対あの作戦聞いていると。
**
立希「野良猫。お前やっぱりあの話聞いてるよな?」
楽奈「だから何の話?」
そよ「あなたが最後に遅刻した日、あなた以外の5人で話し合った事だよ?」
楽奈「ふーん。仲間外れにしてたんだ」
楽奈がジト目で見つめると、立希が少し憤慨した。またしてもギスギスしそうな感じになっていた。
愛音「まあ、でも遅刻癖治って良かったじゃん」
立希「これがいつまで続くかな…」
楽奈「じゃあ、今から1週間遅刻しなかったら、リッキーとそよとあのんで罰ゲーム」
立希・愛音・そよ「は?」
楽奈「仲間外れは良くないし、リッキーが謝らない。だから罰ゲーム」
そして1週間後
飛鳥「1回も遅刻しませんでしたね…」
燈「しかもほぼ全部1番乗り…」
立希「ちょっと待て~~~!!」
そよ「なんで断る間を与えてくれなかったの!?」
愛音「そよりん。絶対それ気に入ってるよね…?」
そよ「!!」
愛音に指摘されてそよが青ざめた。
立希「なし!! 罰ゲームはなし!!」
そよ「おかしい!!」
楽奈「見苦しい。なら謝るべき」
楽奈の言葉に立希は歯ぎしりした。確かに1回も遅刻しなかった上に1番演奏も出来ていたので、どう考えても楽奈に分があった。
そよ「立希ちゃん謝ってよ!!」
立希「やだ!! こいつに謝ったら絶対調子乗るもん!!」
愛音「…ところで楽奈ちゃん。私達3人に何させる気? ドロンボー?」
そよ「それ前に嫌だって言ったよね!!?」
立希「マジでいい加減に…」
楽奈「トリオ漫才」
「は?」
楽奈の言葉に空気が止まった。
************:
楽奈「3人なら大丈夫。ほら、行く」
???『えー…。お待たせしました。MyGO!!!!!の長崎そよ、椎名立希、千早愛音の『迷子三人娘』によるトリオ漫才です』
立希「しかも名前ダサッ!!!」
愛音「せめて私に命名権頂戴!!」
そよ「あなたにだけは…ああああああああああああ!!!」
と、3人はステージの上に立たされた。観客席は全校生徒がいて、その中には香澄達もいた。
愛音「ど、どーもー! 迷子三人娘でーす! 今日も元気に漫才をやっていきたいなと思いまして!」
愛音が元気よく挨拶したが、立希とそよの目が完全に死んでいた。
愛音「私がMyGO!!!!!のギター・千早愛音です!」
立希「…ドラムの椎名立希です」
そよ「ベ、ベースの長崎そよでーす…」
立希とそよも最後の力を振り絞って喋ったが、有咲と美咲は2人に心底同情し、涙していた。
愛音「ねえねえリッキー、そよりん」
立希「何? ブス」
愛音「ちょっ!! ブスはやめようよ!!」
そよ「愛音ちゃん。私今凄く機嫌が悪いの。やるなら二人でやって頂戴?」
立希「おい! 自分だけ逃げようなんてずるいぞ!!」
愛音「ちゃんと漫才になってるね」
立希「うるせーよ!!」
そよ「うるさい!!!」
愛音の言葉に立希とそよが全く同じタイミングで突っ込むと、笑いが生まれた。それに対して立希とそよも逃げる訳にはいかなくなり、本当に迷子になっていた。
楽奈「飛鳥」
飛鳥「何です?」
楽奈「結局何を隠してたの?」
飛鳥「あなたが遅刻したら、私特製の抹茶料理を他のメンバーに振舞うというものだったんですね」
楽奈「1回も遅刻してない。だから貰う権利がある。つくって」
飛鳥「……」
楽奈「いいから」
そう言って楽奈は飛鳥を連れて行ってしまい、燈は青ざめた。
燈「あ、あの…」
楽奈「ともりならやれる。迷子でも進め」
燈「……!」
楽奈の言葉に燈は衝撃を受けて、口角を上げたが。
燈「無理」
飛鳥「無理って!!」
立希『そうだ! この際だから野良猫たちも立たせよう! おい! 野良猫! 一丈字!! おーい!!!』
『要さんが一丈字さんを連れ出しましたよ』
そよ『何で一丈字くん連れ出したのよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』
愛音「まー。楽奈ちゃんらしいというかなんというか、あと数分頑張ろ? ね?」
立希・そよ「もういやああああああああああああああああああああ!!!」
おしまい