全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第478話「MyGO!!!!!といつもの林間学校」

 

 この日は林間学校だった。1組と2組は美少女ぞろいで男子たちのテンションは高かったのだが、3組は地味で大人しめの子が多かった。

 

 そして我らが一丈字飛鳥は3組だったが、特に気にする事はなかった。

 

「なんだかよく分かんないけど、女子が2人増えてラッキー!!」

立希「…燈とクラス違うなんて」

そよ「……」

 

 新たに加わった立希とそよは男子達のテンションについていけなかった。

 

 また、2組はというと…。高松が男子を怖がっていて、愛音がガードしていた。

 

燈「……」

愛音「はいはい。ともりんはちょっと恥ずかしがり屋さんだから、相手なら私がするよー」

「あ、大丈夫です」

愛音「なんでやねん!!」

 

 ヤラカシからは何故か相手にされない愛音。立希とそよがちょっと噴出していたのは内緒だ。

 

愛音「あー!! 人の事笑ったな!! また三バカやらされるよ!!?」

立希「すいません。マジでそれは勘弁してください」

そよ「ごめんなさい」

愛音「すんなり謝られるのもイヤだなぁ…」

 

 とまあ、新しい仲間を加えて林間学校へ。1組や2組は騒がしいのに対し、3組は大人しく、飛鳥はリラックスしていた。

 

 で、自然の家につくやいなやオリエンテーリングをやって夕方。

 

愛音「そう言えばお風呂どうなってるのかなー?」

立希「燈の裸を見た男子は全員殺す」

そよ「殺すはやり過ぎだよ~。精々全部の指を突き指させるとか?」

愛音「えぐいよ!!」

 

 そよの発言に愛音が突っ込むと、燈が青ざめてガタガタ震えていた。

 

「男湯は地下、女湯は1階ね」

 

 フロアは分けられてしっかり覗き対策が行われていた。

 

「ちぇー」

立希「いや、ちぇーじゃないから。何覗こうとしてんだよ」

「何言ってんだよ。お前らがどんな漫才するか楽しみにしてたのに!!」

「そうだそうだ!!」

「また愛音ちゃんに弄られるんだろリッキー!」

立希「誰がリッキーだ!!!」

 

 立希がツッコミを入れると、有咲と美咲がやってきた。

 

有咲「あいつらのペースに乗せられるな!!」

美咲「分かるよ。突っ込みたくなるの」

立希「ハッ!!」

 

 有咲と美咲に言われて、とうとうMyGO!!!!!のツッコミ担当になってしまい、立希は青ざめた。

 

そよ「まあ、頑張ってね」

有咲「あとお前も他人事じゃないからな?」

美咲「あなたも結構適正ありそう…」

そよ「やめてくださる?」

「いや、リッキーだけじゃ大変でしょそよりん」

そよ「アナタたちにそよりんって言われたくないんだけど!!?」

「じゃあそよのすけ」

「そよンジョ」

「そよ・ザ・デンジャラス」

そよ「…どれもこれも聞き覚えのあるあだ名なんだけど…?」

 

 男子の煽りにそよが額と頬に青筋を立ててツッコミを入れた。

 

「春日か」

そよ「だからそれやめてって言ってるでしょお!!?」

「やめねーよ!!」

「ちったぁ反省しろ!!」

 

 と、もめにもめたが、飛鳥はそそくさと男湯に入っていった。

 

「た、大変だなぁ…。1組と2組」

飛鳥「そうですね。頑張って貰いましょう」

 

***

 

 そして入浴を済ませたのだが、そよと立希は完全に不機嫌になった。だが、それを見たヤラカシ達は興奮していた。

 

飛鳥(うわぁ…。完全に不機嫌になってるなあの2人)

 

 飛鳥もそよと立希を見て完全にかかわらない方が良いと考え、超能力で存在感を消して食事を済ませた。

 

**

 

 こうしてレクリエーションの肝試し大会。基本的に1組5~6人である。

 

「ねえ、オレ達と…」

立希「あ?」

そよ「悪いけど女子だけで組むから」

「いいぞ…その塩対応…////」

「もっとオレ達を罵ってくれぇ~!!!!//////」

 

 そう言うと立希がキレそうになったが、有咲と美咲が止めた。

 

有咲「ああいうのは無視した方がいいんだよ!!」

美咲「突っ込んだらダメ!! もう本当に頭がおかしいから!!」

 

 ちなみに2組はというと…。

 

愛音「私達も女子で組みますから」

「せめて燈ちゃんだけでも!!」

愛音「何で私入ってないの!!?」

立希「お前らいい加減にしないと全部の指つめるぞ…」

 

 とにかくギスギスしていて、飛鳥達3組は困惑していた。

 

飛鳥(まあ、今回は特に事件起こらなさそうだな…)

 

 と、飛鳥は安心していたのだが…。

 

****************

 

「ともりんが迷子になっちゃった~!!!」

 

 3組が行こうとした際、愛音から燈がいなくなってしまった事が明かされて、皆が大騒ぎになった。

 

立希「はあ!!? どうして一緒にいなかったんだよ!!」

そよ「立希ちゃん落ち着いて!」

愛音「私が最後に見た時は後ろにいたんだよ!?」

 

 立希が怒りの形相で愛音に問い詰めると、愛音は泣きじゃくっていた。そよが慌てて立希を落ち着かせるが、立希の怒りが収まらない。

 

飛鳥「……」

 

 飛鳥は静かに目を閉じて超能力で燈の居場所を感知した。どうやらおばけに驚いた拍子にコースから外れてしまったのだ。しかも足をひねって動けなくなっている。

 

立希「とにかく探しに行かなきゃ!!」

そよ「ダメ!!」

立希「離せよ!!!」

 

 興奮状態の立希を落ち着かせる必要もあったので、飛鳥は歩を進めた。

 

「!?」

「一丈字くん!?」

 

 興味を自分に退かせていた。

 

「おい! どこに行くんだよ!」

「まさか助けに行くとか言わねーよな!」

「カッコつけてんじゃねーよ!!」

 

 と、ここで空気の読めない発言をしていた。

 

飛鳥「先生方って山の中で探してるんですかね?」

「いや、ここにいるぞ! とにかく山の中に入ったら駄目だ!!」

 

 先生が生徒達に山の中に入らないように注意喚起するが、

 

立希「そんな訳には行かない! 燈は私の友達なんだよ!!!」

 

 と、立希が吠えると、飛鳥は冷静に教師と話を続ける。

 

飛鳥「そういえばどの辺を探してるんですか?」

「え? まあ、コースに沿って探してる…」

飛鳥「コースの外は探してないんですか?」

「ど、どうしてだ?」

飛鳥「おばけに驚いてコースの外から大きく外れてる可能性もあると思うんですよ。もしくは見つかりにくい場所にいるか…」

 

 飛鳥がそう推理すると、教師は飛鳥が只者じゃないと思い始めた。

 

「…分かった。その辺も探してみるが、君もちょっと来てくれないか?」

「!?」

「君…心当たりがあるんじゃないか?」

飛鳥「心当たりというか、私も遭難した事あるので。もしかしたらそうなんじゃないかなって」

 

 飛鳥が苦笑いした。

 

「私についてきてくれたまえ」

飛鳥「はい」

 

 そう言って飛鳥が教師に連れられて中に入ろうとすると、

 

「おい! ずるいぞ!!」

「オレも中に行く!」

 

 2組の男子生徒達が中に入ろうとするが、

 

「コラー!! 何をしている!!」

 

 と、強面の男性教諭が邪魔をしてきたが、男子生徒達は強引に中に入ろうとしたが、男性教諭にゲートを閉められた。

 

「さあ、行こうか」

飛鳥「あ、はい…」

 

 閉めるゲートあったんだ…と飛鳥は困惑していた。2組の男子がギャーギャー騒いでいたが、飛鳥は無視する事にした。

 

 暫くして飛鳥は燈を見つけ出した。

 

飛鳥「ここにいましたね」

燈「!!」

飛鳥「他の先生方を呼んできてもらえますか。出来れば女性の方を」

「わ、分かった!!」

 

 10分ほどして燈は救出された。

 

「…擦りむいた程度で良かったわ」

燈「は、はい…」

 

 暗闇の中で怖くて震えていた燈は女性教諭の顔を見て涙ぐんでいた。飛鳥は超能力で存在感を消し、そのまま下山した。

 

*****************

 

「ともり~ん!!! ごめんねぇ~!!!!」

 

 燈が戻ってくるなり、愛音が泣きながら抱き着いて謝った。

 

燈「あ、愛音ちゃん…苦しい…」

立希「燈。怪我はない?」

燈「ちょ、ちょっと擦りむいただけだよ…」

立希「もう今度からは私が組む」

そよ「…クラスが違うんだから、困らせたらダメだよ」

 

 そよは立希を落ち着かせるが、そよ自身も燈が無事でよかったと思っていた。飛鳥はそれを見届けた後超能力を放ち、自分の事をまったく気にしないように皆に暗示をかけた。

 

 翌日、飛鳥が朝食バイキング会場に向かうと…。

 

「おい、面貸せ」

 

 立希、そよ、愛音、燈の4人が待ち構えていたが、飛鳥は自分の事じゃないと思い、スルーした。

 

立希「おい!」

そよ「立希ちゃん。名前言わないとダメだよ」

愛音「ねー! ともりんを助けてくれた君! 待って!」

飛鳥「どうかしました?」

 

 飛鳥は何事もなかったかのように接した。

 

愛音「ともりんがどうしてもお礼が言いたいんだって!」

燈「あ、あの…。ありがとうございました…」

飛鳥「いえいえ。怪我もそんなに大したことがなくて何よりです」

立希「……」

 

 飛鳥の言葉に立希がむすっとして飛鳥を見つめたが、飛鳥はスルーした。

 

立希「お前…。まさかこれで燈と仲良くできると思ってるんじゃないだろうな?」

飛鳥「どうしてですか?」

 

 立希の質問に飛鳥がそう返すと皆不思議そうにしていた。

 

飛鳥「かえって気を遣わせるだけですし、彼女自身が決める事だと思います」

「……!」

飛鳥「彼女が生きてる。それで何よりじゃないですか」

 

 そう言って飛鳥は去っていったが、燈は飛鳥の後ろ姿をじっと見つめ続けていた。

 

**

 

 そして…

 

愛音「あれー? あの子どこ行っちゃったんだろ。もっと知りたいのに」

立希「もういいだろ。あいつ自身ももういいって言ってるんだから」

 

 愛音が飛鳥を探していて、飛鳥は困惑していた。立希とそよは心底興味なさそうにしていたが、燈が心配だし2人で固まっているとヤラカシ共に声をかけられるため、一緒にいる。

 

燈「…私ももっと知りたい」

「!!?」

 

 燈の発言に3人が驚いていた。

 

愛音「なーに? あの子に惚れちゃった?」

燈「ち、ちがっ…///// そういうつもりじゃなくて…/////」

立希「ゆるさーん!!! そんなの私が絶対に認めないぞ!!//////」

そよ「燈ちゃんのお父さん?」

 

 と、大事になってしまったので飛鳥はこれからどうしようか考えていた。

 

 

飛鳥(超能力使えて良かったなー)

 

 

おしまい

 

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