全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第126話「バンドリ詰め合わせ」

 

 

1. 絵になる(たえ × りみ)

 

 スタジオ

 

りみ「おたえちゃんって、ギター弾いてる時、とってもかっこいいよね」

たえ「そうかな? 自分じゃ分かんないや」

りみ「何か、絵になるって感じで」

 

 りみの発言にたえははっとなった。

 

たえ「分かった。こうすればいいんだね」

りみ「…え?」

 と、たえはポーズを取り始めると、りみは驚いた。

 

たえ「え? だって絵になれっていうから…」

りみ「そ、そういう意味で言ったんじゃないよ…?」

たえ「そうなの?」

 

 それを飛鳥、沙綾、有咲が遠くから見ていた。

 

飛鳥「花園さんって…結構天然ボケだったりするんですか?」

沙綾「うん。此間携帯のケースを買いに行って、お店の人に「無色で宜しいですか?」って聞かれて、高校生ですって答えてたから」

飛鳥「それはクリアカラーって言った方が良いのでは…」

有咲「いや、もうなんつーか、天然を通り越してサイコパスな気がするんだよ…」

 

 たえの姿を見て有咲が皮肉気味に答えると、たえが有咲の方を見てむっとした。

 

たえ「私、タコじゃないよ」

有咲「それはオクトパス!!!」

 有咲の言葉に沙綾は噴出した。

 

香澄「ねえ、皆何の話してるの~?」

 

2. 日菜の苦手なもの(紗夜 × 日菜)

 

 カフェテリアで飛鳥、香澄、紗夜が3人で食事をしていた。

 

香澄「そういえば日菜先輩って苦手なものはあるんですか?」

紗夜「そうね…」

 香澄に日菜の苦手なものを聞かれて紗夜は考えた。

紗夜「…地図記号が苦手ね」

香澄「地図記号?」

飛鳥「……」

紗夜「不思議なのよね。大体の事はちょっとやれば出来るのに…」

香澄「意外ですねー」

 

 飛鳥はある事を思い出した。

 

飛鳥「そういえば日菜先輩って地図記号、本当はちゃんと覚えてますよね」

日菜「そんな事ないよー」

飛鳥「……」

 日菜の返事に飛鳥は口角を下げた。

 

飛鳥「…そうですか」

日菜「じょーだんだよ。でもこれおねーちゃんには内緒ね」

飛鳥「え?」

 飛鳥が反応すると、日菜が苦笑いした。

 

日菜「…地図記号が苦手だったのは本当なの。でも、地図記号を聞くときだけならおねーちゃんも昔と同じように話してくれるんだ。今はそんな事をするつもりはないんだけど、それでもね」

飛鳥「日菜先輩…」

日菜「あとね。あたしが本当に苦手なのはね、一つの事をとことん突き詰めてやる事なの」

飛鳥「え?」

日菜「あたしってすぐに飽きちゃうからさ。だから、おねーちゃんって本当に凄いなって思うんだ」

 

 飛鳥は静かに目を閉じた。

 

紗夜「…一丈字くん?」

 飛鳥は紗夜を見つめて苦笑いした。

飛鳥「いえ、ちょっと昔の事を想いだしただけですよ。気にしないでください」

紗夜「そ、そう…」

 飛鳥が苦笑いしたので、紗夜はきょとんとした。

 

3. 花音とクラゲ

 

 水族館

飛鳥「暇つぶしに水族館に来てみたけど、どこから見に行こうかな」

 飛鳥が水族館に来て、色んな動物を見て回っていた。するとクラゲをずっと見ている花音を見つめた。

 

飛鳥(あれ? 松原先輩だ…)

花音「……」

 飛鳥は声をかけようとしたが、熱心にクラゲを見ている花音を見て、思いとどまった。

 

飛鳥(…白鷺先輩からクラゲが好きだって聞いてたけど、まさかあそこまでとはな。お邪魔するのも悪いから、別の所にいこーっと)

 

 そう言って飛鳥は去っていったが、花音はこの後日が暮れるまでクラゲを見ていたという。

 

4. リサと世間話

 

リサ「いやー。ごめんね飛鳥くん。荷物持ってもらって」

飛鳥「いえ」

 

 ある日、ふらふらと街を歩いていた飛鳥だったが、偶然リサと出会い、買い物に付き合う事になった。

 

リサ「…それにしても、飛鳥くんって意外と力持ちだね」

飛鳥「これでも鍛えてますので」

リサ「そっか」

 

 と、そのまま歩いていた。

 

リサ「それじゃどっかでご馳走してあげようかな」

飛鳥「いえ、お気遣いなく」

リサ「気にしないで。ゆっくり話したいし」

 

 そして、カフェで談笑していた。

 

リサ「…そういう事でね。紗夜って変わったのよ」

飛鳥「そうなんですか」

リサ「昔は意地張って日菜のいう事を否定してばかりだったけど、ようやく素直になったっていうかねー」

飛鳥「…ご本人からお話は聞いてましたが、そこまでだったんですね」

 飛鳥がそういうと、リサが笑みを浮かべた。

 

リサ「まあ、アタシ一人っ子だから、紗夜の気持ちを本当の意味で分かってあげられてるかどうか分かんないけどさ、紗夜の気持ちも分かるんだよ。そりゃあお姉ちゃんだから妹には負けられないってのも」

飛鳥「……」

リサ「…でもね。ちゃんと紗夜と日菜が分かりあえて良かったと思ってるんだ。どんな形でも大事な「姉妹」だもの」

飛鳥「…そうですね」

 飛鳥が返事した。

 

リサ「…そういや飛鳥くんって兄弟いるの?」

飛鳥「いえ、一人っ子ですね」

リサ「一人っ子だと、こういう兄弟げんかの仲裁って難しいよねー」

飛鳥「そうですね…」

リサ「あ、そういえば紗夜此間…」

 

 と、ずっと紗夜の事について話をし続けた。

 

 後日

 

紗夜「……」

飛鳥・リサ「……」

 

 学校で、紗夜は飛鳥とリサに対して激怒していた。

 

紗夜「あなた達…」

飛鳥「はい」

紗夜「カフェで私の話を延々としていたそうね…!!」

リサ「ごめんて」

紗夜「恥ずかしいから今後は禁止!!////// 」

 

5. リサと友希那。たまに飛鳥。

 

 ある日の放課後

 

リサ「ねえ、友希那―」

友希那「何」

 リサが友希那に話しかけた。

 

リサ「今日の放課後、付き合って」

友希那「…いやよ」

リサ「えー。どうしても?」

友希那「他の人誘いなさい」

リサ「はーい」

 そう言ってリサは去っていった。

 

 しばらくして…

 

友希那「……」

 友希那は商店街を歩いていると、飛鳥とリサが歩いているのを見ていたが、飛鳥の左肩の上に猫が載っていた。買い物の帰りに遭遇し、そのまま飛鳥に懐いて肩に乗ったという。

 

友希那「!!!?/////」

 

 しかも猫は飛鳥にほっぺすりすりをしていたので、友希那は衝撃を受けた。

 

リサ「その猫ちゃん。飛鳥くんに凄くなついてるねー」

飛鳥「何ででしょうね…」

「にゃーん」

飛鳥「はいはい。にゃーんなの?」

リサ「ぷぷっ…////」

 

 猫の鳴き声に飛鳥が適当に返事をすると、リサがくすくす笑った。

 

飛鳥「どうされました?」

リサ「いや、何か飛鳥くんも猫ちゃんも凄く可愛くて…/////」

飛鳥「そうですかね」

「にゃーん」

飛鳥「うん。にゃーんだねー」

 

友希那(羨ましい…!!//////)

 友希那が後ろで胸をキュンとさせながら猫を見つめていたとさ。

 

 ちなみに猫は飼い猫で、ちゃんと飼い主の所に返した。

 

 

 

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