季節はもうすぐクリスマス。
「ねえ、クラスでクリパしない?」
「クリスマスパーティしようよ。クラス全員でさ!」
「クリスマスパーティしよう」
「そう!! クラス全員でクリスマスパーティ!!」
男子達はお目当てのバンドガール達と戯れる為にクリスマスパーティを計画していた。芸能人であるPastel*Palletesもどういう訳か予定がなかった。
1年1組
香澄「面白そう!」
たえ「んー。いいよ」
りみ「み、皆が行くなら…」
沙綾「私も」
有咲「あ、あたしは…」
香澄「ねー。有咲も行こうよー」
イヴ「ブシドー!」
はぐみ「わーい! クリスマスパーティ!!」
美咲「クラスでっていうのが嫌な予感する…」
こころ「……」
1年2組
蘭「パス」
モカ「蘭~。ちゃんとクラスメイトとも交流持たなきゃ~。気持ちは分かるけど」
蘭「ていうか男女別々にしない?」
巴「コラコラ」
つぐみ「わ、私達は構わないよ?」
ひまり「ただし、コスプレとかはしないからね」
2年1組
彩「いいよ」
千聖「……」
花音「み、皆が行くなら…」
燐子「そ、そうですね…」
紗夜「羽目を外し過ぎないように」
2年2組
日菜「えー。クリスマスはおねーちゃんと…」
麻弥「紗夜さんもクラスのクリスマスパーティに呼ばれてるみたいですよ」
日菜「じゃーしょーがないか」
薫「儚い…」
友希那「興味ないわ」
リサ「まあまあ」
と、バンドガール全員に取り付けた。ちなみにあこは家族と過ごす。
「いよっしゃ!! これでクリスマスはオレ達のもんだ!!」
「ざまーみろ一丈字!!」
「3組は3組でクリスマスパーティしてろ!!」
ファンの男子生徒達は歓喜に満ち溢れていた。そして飛鳥が通りかかる。
「よう一丈字!!!」
「残念だったな!! 香澄ちゃん達はオレ達とクリスマスパーティするんだよ!!」
飛鳥「ああ、そうなんですか。ごゆっくり」
「お前はどうすんだ?」
飛鳥「バイトなので」
「はーっははっはっは!!」
「クリスマスにバイトなんてざまーねぇな!!」
「ざまーみろ!!」
飛鳥「あー良かったですね。それでは」
そう言って飛鳥は去っていったが、男子生徒達はずっと飛鳥を笑っていた。
飛鳥(こんな事するくらいなら、ちゃんと告白すればいいのに…)
すると飛鳥のスマホが鳴り、連絡を取った。
飛鳥「あ、もしもし。ええ、予定通りそちらに伺います…」
クリスマスパーティ当日。4クラスとも同じ日に行っていた。
「メリークリスマース!!」
1年1組が焼肉屋を貸し切ってクリスマスパーティをしていたが、案の定陽キャ男子が香澄達に言い寄っていた。陽キャではない男子達は女子から遠ざけられてる。
「いや、うん。まあね…」
「そんなに興味がある訳じゃないし…」
「嫌がってるの見てたらねぇ…」
と、困惑した様子だった。ちなみに他の組も同じような感じである。陽キャ組がバンドガールを侍らせて、陰キャ組は女子から遠ざけられていた。
こころ「うーん…」
こころはスマホとにらめっこしていた。
はぐみ「こころんどうしたの?」
美咲「ちょっと。流石に行儀悪いわよ。分かるけど」
「え? 何々? 何見てんの?」
と、陽キャの一人がこころに近づいてきた。
こころ「もうすぐ飛鳥がライブをするのよ」
「え?」
こころの発言に皆が驚いた。
こころ「ネット配信で見られるのよ!」
香澄「えーっ!! 飛鳥くんがライブってどういう事!?」
はぐみ「見たい見たーい!!」
と、女子達の注目が完全にそっちに行ってしまった。陽キャ達は表情をゆがませた。
「こうなると思ったよ」
「ホントホント」
陰キャたちはそう呟いて焼肉を食べていた。
午後6時半。映像が映し出されてた。何万人も入りそうなドームの中に特設ステージが用意されていて、正面が映し出されていた。
音楽が鳴ると、大規模なプロジェクション・マッピングが現れた。
『♪Amazing Discover SMAP』
すると5人にスポットライトが当たった。双葉頭の男性・古堂孫、赤のロングの女性、茶色で短髪の男性、青い髪の短髪の男性、坊主で大柄の男性の5人だった。
こころ「孫だわ!!」
香澄「え? 知ってるの?」
こころ「飛鳥のお友達よ!」
たえ「でも一丈字くんいなくない?」
青髪「~♪」
顔立ちのいい青い髪の男性が最初に歌う。
りみ「じょ、上手…」
沙綾「うん…」
そして、次に赤い髪の女性が歌う。
有咲「この人女性じゃね?」
イヴ「そうですね…」
そしてサビを5人で歌った。
はぐみ「完全にSMAPだよ!」
美咲「歌声とかはバラバラだけど、味があるわね…」
はぐみ「しかもダンスもやってて凄い!」
1番が終わって、2番に映る。
孫「~♪」
孫が歌っていた。
香澄「あれ? この人どこかで見たような…」
たえ「…前に会った古堂さんに似てるね」
そして次に茶髪の男性と、坊主頭の男性が歌い、2番のサビも5人で歌い、間奏に入る。
そして最後のサビに入る前にステージの真ん中から衣装に着替えた飛鳥が出てきた。眼鏡はかけておらず、綺麗な衣装に身を包んでいて、出てきた途端に大歓声が上がっていた。
「!!?」
香澄達は飛鳥の姿を見て驚きが隠せなかった。完全に男子そっちのけである。
飛鳥「~♪」
飛鳥がサビを歌い上げた。とても上手い。
「」
香澄達は絶句した。そして5人が飛鳥の元へ集まり始めた。サビにもう一度差し掛かったところで飛鳥が叫んだ。
飛鳥「せーの!」
と叫ぶと、6人で歌とダンスをした。飛鳥は真ん中にいる。そしてそのままパフォーマンスは終わって、大歓声が上がった。
「……」
香澄達は絶句していた。約一名のぞいて…。
こころ「やっぱり凄いわね飛鳥!! あ、お肉焼けてるわよ! 食べましょ!」
と、こころは電源を切って焼き肉を食べ始めた。
香澄「ちょ、ちょっとこころちゃん! もっと見せて!!」
たえ「多分今いい所だから…」
こころ「そうねー。でもクラスのクリスマスパーティも楽しまないといけないし、ちゃんと録画してあるわ! 楽しみましょう!」
美咲「こころ。私が認めるわ」
有咲「うんうん」
陽キャ「いや、ちょ…」
ちなみに美咲と有咲がこんな事を言いだしているのは、陽キャ男子達が王様ゲームをやろうとしていていて、陰キャたちにはいじめまがいの事を、女子達にはセクハラまがいの事をしようとしていたのを知っていたからだ。
飛鳥が今いる場所は虹島。飛鳥が所属する「WONDER BOY」の本拠地がある場所でもある。
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
という大歓声が響き渡る。
飛鳥「えー…。皆さん、お久しぶりです!」
大歓声が上がる。
孫「それじゃあしょうかいするぞ。アスカだ!!」
未来(赤髪)「いや、名前だけ言われても分からな…」
大歓声がまた上がる。
未来「…あ、分かるのね」
省吾(茶髪)「それにしてもお前、今あそこ行ってるんだって? バンドリ学園」
飛鳥「ええ。今をときめかすガールズバンドが沢山いますよ!」
歓声が上がる。
省吾「マジかよ…。今度パスパレのサイン貰ってきて」
飛鳥「いや、ここで言わないでください。何万人の前でそういう事言えるメンタルは認めますが」
省吾の言葉に飛鳥が突っこむと、笑いが生まれた。
省吾「それはそうと、ガールズバンドの子たちってクリスマスどうしてるんだ?」
飛鳥「確か今日はクラスのクリスマスパーティって言ってましたね」
省吾「そうか。で、お前は?」
飛鳥「ああ。私のクラスはやりませんよ?」
省吾「…まさか、またハブられてるとか」
飛鳥「何てことを言いだすんですか。皆さんそれぞれ予定があるんですよ。アルバイトがあったり、彼女と一緒に過ごしたい人がいたり、パーティが好きじゃない人がいたりします」
未来「そ、そうなのね…」
省吾「お前が今このライブをやってるって知ってるのか?」
飛鳥「知らないと思いますね。教えてないので」
幸生(青髪)「お前…」
幸生と坊主頭の男性、白村悟士が呆れた。
飛鳥「それよりも早く歌行きましょうよ。私のトークを聞いて何が面白いんですか」
未来「そう言わないの飛鳥ちゃん。実はね、アナタが今日帰ってくるって聞いて、皆集まってくれたんだよ。おーい!!」
するとモニターに飛鳥の知人らしき人達が映った。家族や友人たちだった。
飛鳥「うわー。皆久しぶりー。元気にしてた?」
飛鳥がため口を使った。
「アンタ、無理してない? 大丈夫?」
飛鳥にそっくりの女性が飛鳥に話しかける。
飛鳥「ああ。大丈夫だよ。あ、私の母です…」
「あ、飛鳥くん。元気にしてた?」
「本当に忙しいようね…」
飛鳥「ああ。日向、椿。久しぶり」
椿「あっちの学校の女の子達に変な事してないでしょうね?」
飛鳥「してないよ。ていうかさっきも言っただろう? 必要な時以外は話しかけてないって」
日向「…それもちょっとどうかな」
日向が苦笑いした。
飛鳥「ああ…。ここまで来るの、凄く長かった…」
悟士「急にどうしたんだよ」
悟士が突っ込んだ。
飛鳥「さあ、そろそろ歌の方に戻りましょうか。じゃないとずっとトークになっちゃいますし」
省吾「あ、そうだ。お前アレ歌えよ! バンドリ学園の子たちの歌!」
飛鳥「えー。私が歌うんですか? 一応ギターも用意しましたが」
幸生「ノリノリじゃねーか」
大歓声が上がった。
飛鳥「…えー、私事ですが第1部はバンドリ学園のガールズバンド5組のメドレーをお送りします! 知らない方は、是非覚えて帰ってくださいね! それでは行きます!」
そして飛鳥達はメドレー形式で各ガールズバンドの代表曲を熱唱した。
歌った曲
1. Yes! BanG Dream!(Poppin’party) /一丈字飛鳥with白村悟士
2. That Is How I Roll!(Afterglow) /一丈字飛鳥with大空未来
3. しゅわりん☆どり~みん(Pastel*Palletes)/一丈字飛鳥with志田省吾
4. Black shout(Roselia)/一丈字飛鳥with林幸生
5. えがおのオーケストラっ!(ハロー、ハッピーワールド)/一丈字飛鳥with古堂孫
曲が終了した。
飛鳥「ありがとう!!」
大歓声が上がった。
つづく