全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第153話「バレたら人生終わるナリ」

 

 

 ある日の事だった…。

 

蘭「はぁ…練習で遅くなっちゃった」

 

 蘭が一人で夜道を歩いていた。自宅に帰る途中である。

 

 その時、後ろから誰かに口をふさがれた。

 

蘭「!!?」

 蘭が必死に抵抗したがスタンガンで気絶させられた。そして目の前が真っ暗になる。

 

「よし、上手くいったぞ!」

「こいつを車に連れ込め!」

 

 と、男たちは蘭を拉致して、車に乗せた。

 

****************

 

 数十分後…。

 

飛鳥「ふー…。久々に走ったなぁ」

 飛鳥が現場の近くを走っていた。眼鏡は外していてジャージ姿である。そして家に帰ろうとした次の瞬間だった。

 

「きゃ――――――――――――っ!!!!!!///////」

 

 という悲鳴がした。蘭の声である。

 

飛鳥「この声は美竹さん!?」

 飛鳥が悲鳴に気づいてすぐに蘭の所に駆け付けた。

 

飛鳥「どうしました!? 美竹さ…」

 飛鳥が駆け付けた先には、蘭がいたものの、スカートとパンツを穿いておらず下半身が丸見えの状態で、背を向けていた為、尻が丸見えだった。カバンや靴下、靴がその辺に散乱している。飛鳥は即刻超能力で存在感を消して、隠れた。

 

蘭「!!? い、今の声…一丈字!!?//////」

 蘭も飛鳥の声がしたのでめちゃくちゃ慌てていた。

 

飛鳥「何かございました?」

 飛鳥は誤魔化さずに、何事もなかったかのようにふるまった。

 

飛鳥「そちらに向かってもよろしいでしょうか」

蘭「こ、来ないでっ!!/////」

飛鳥(でしょうね…)

 

 下半身を露出してるなんてそりゃあ言えるわけがないと飛鳥は思った。しかし、このまま蘭を放って帰るわけにはいかないので、何とか考える事にした。

 

飛鳥「そうですか。それじゃあ私はこれで帰りますね」

蘭「ま、待って!!!」

 飛鳥が二、三歩動いてあたかにも帰ったように見せかけて、連絡を取ろうとしたが、

 

蘭「誰に連絡する気なの!!?」

 飛鳥が後ろを振り向くと、そこには顔だけ覗かせた蘭の姿があった。飛鳥は面倒な事になったと思ったが、何とか演技でしのぐ事にした。

 

飛鳥「…どうされたんですか?」

蘭「な、何でもいいでしょ…。それよりも誰に電話する気だったの?」

飛鳥「ただ単にメール見ようとしただけですよ。美竹さんこそこんな所で何してるんです?」

蘭「…な、何だっていいでしょ//////」

 蘭が視線を逸らした。

飛鳥「それでしたら私だって何だっていいですよね?」

 飛鳥がメールを打っていた。

 

蘭「だ、誰にメール打ってるの!?」

飛鳥「あー。これ仕事のメールなのでご心配なく」

蘭「仕事って…バイト?」

飛鳥「そんな感じですね。所で何で顔だけ出してるんですか?」

蘭「だ、だからなんでもいいでしょ!!/////」

 蘭が頬を染めた。

 

飛鳥「そうですか。なら私は帰りますね」

蘭「だ…だからぁ!!//////」

 飛鳥は蘭の性格を知っていた為、少々面倒でもあるもの、付き合ってあげる事にした。ちなみに先ほどこころの黒服に救援を頼んでいたのだ。

 

『救援 服一式』 と。

 

 その時だった。

 

「一丈字様」

飛鳥「あれ? 黒服さん達じゃないですか。どうされたんです?」

 丁度良く黒服達が現れたが、飛鳥と馬を合わせていて、両方とも演技をしている。

 

「我々は鍛錬の途中でして…一丈字様は?」

飛鳥「私も運動してまして帰る途中なんですけど、美竹さんにお会いしたんです」

「美竹様?」

蘭「!!」

飛鳥「…申し訳ないんですけど、私もうそろそろ行かないといけないので、お相手して頂けませんか?」

「分かりました」

飛鳥「それでは宜しくお願いします」

 そう言って飛鳥が去っていくと、黒服達が蘭に近づいた。

 

蘭「!!/////」

「美竹様。どうなされたんですか?」

蘭「そ、その…/////」

 蘭が黒服達に事情を説明すると、黒服Aが蘭に替えのジャージに着替えさせた。ちなみに着替えている間は黒服Bがガードし、黒服Cが警察に連絡を入れた。スタンガンの跡を確認したからである…。

 

飛鳥(さて、これで何とかなりそうだな…)

 

*****************

 

「…という訳だ。最近女子生徒を狙った脱衣事件が起こっているので、1人で下校しないように」

 

 蘭の事件は学園全体に広まった。名前は出さなかったものの、蘭は尻を丸出しにした事に対してとてつもなく心に傷を負い学校を休んだ…という事はなかった。

 

蘭「……!!//////」

 

 涙目ではあったが、こんな事で休んでしまうと絶対バレるし、巴たちが余計な心配するし、友希那に馬鹿にされるから休まなかった。そして最大の理由としては…。

 

蘭「一丈字はどこ?」

「どっか行った」

 

 飛鳥に事件当日の事を聞き出す為だった。

 

蘭「あたしが探してたって言っといて」

飛鳥「私がどうかしました?」

蘭「きゃああ―――――――――――――――――っ!!」

 

 飛鳥が後ろから話しかけると、蘭がビンタをしようとした為、しゃがんで避けた。

 

飛鳥「落ち着いてくださいな」

蘭「~~~~~~~~~~~~~~!!!! ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」

 

 蘭が涙目で暴れるのを飛鳥が必死に止めた。

 

蘭「そ、そんな事よりも来て!」

飛鳥「あーはい」

 

 喧嘩もそこそこに蘭は飛鳥を連れ出した。当然注目の的になっている。

 

 そして人気のない場所

 

蘭「その…」

飛鳥「待ちますよ」

 

 蘭が言葉を発するのを待っていた飛鳥。

 

蘭「き、昨日は助けてくれてありがとう…。黒服の人たちを呼んだの…あんただよね」

飛鳥「いえ」

蘭「嘘つかなくていいから。で、その…」

 蘭が頬を染めて飛鳥を見た。

 

蘭「見たでしょ…」

飛鳥「見てませんよ」

蘭「う、嘘言わなくていいから。もう覚悟は…」

飛鳥「幽霊なんていませんでしたよ」

 

 飛鳥の発言に空気が止まった。

 

飛鳥「あ、そういえば美竹さんにわいせつ行為をしたあの犯人、今弦巻財団が総力を挙げて捜索してるそうですので…もうそんなに時間はかからないでしょうね」

蘭「そ、そう…」

 

 飛鳥の言葉に蘭が困惑したが、この時飛鳥は口から超能力を発していて、飛鳥の声を聴いた時に飛鳥の思惑通りに洗脳されてしまうという技を繰り出したのだ。

 

飛鳥(名付けて、幻術・操心声の術。これで不自然なく相手をコントロールする事は出来るけど、これ少人数じゃないと効果が薄いんだよな…)

 

 こうして、何とか蘭に対して、尻を見た事がバレないまま、事件を解決させたのだ…。

 

 

飛鳥(にしても、頭のおかしい変態多すぎだろ…)

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

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