全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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【2022/4/19】
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第183話「あこが…」

 

 ある日の事だった…。

 

友希那・紗夜・リサ・燐子「」

 

 Roseliaがスタジオで練習をしていたが、唖然としていた。

 

あこ「あこ!! こんなに高得点を取ったの初めて!!!」

 

 あこが友希那達にテスト用紙を見ていたが、ほぼ80点以上だった。

 

燐子「あ、あこちゃん…」

 燐子はロボットのような動きであこを見た。

友希那「…まさかとは思うけど、カンニングをしたわけじゃないわよね」

あこ「あー!! やっぱり言ったー!! 酷いですよぉー!!」

燐子「…いえ、カンニングはしてなさそうです」

 

 燐子がテスト用紙を見て言い放った。

 

燐子「…文章題の回答にあこちゃんらしさが出ています」

紗夜「……!!」

 

 いつも赤点ばかり取っていたあこが急に頭が良くなり始めたので、動揺が隠せなかった。どう考えてもカンニングをしているとしか思えなかったが、だが結果が結果な為、何とも言えずにいた。

 

友希那「…あこ」

あこ「何ですか!? カンニングは本当にしてませんよ!?」

友希那「どうやって勉強したの?」

あこ「ふふーん。センパイに教えて貰ったんです!」

友希那「センパイ…」

 すると4人はすぐにある人物が思い浮かんだ。

 

 そう、一丈字飛鳥である。

 

紗夜・リサ・燐子(あ、あー…)

 何か納得した3人だった。

友希那「どういう勉強法をしたの?」

あこ「えっとですね。例えば数学なんですけど…」

 と、あこが友希那達に勉強法について説明したが、あまりにも逸脱し過ぎていて絶句していた。

 

紗夜(もしかして一丈字さん…。本当は凄く頭いいんじゃ…)

リサ(数学はパズルって…いかにも頭の良い人が言う台詞じゃん…)

燐子(パズルゲー…確かに言われてみれば…)

 

 ちなみにあこの数学の点数は93点だった。

 

友希那「そ、そう…」

 友希那は動揺していた。

あこ「さあ! 赤点は免れたし、練習を始めましょう!」

 と、あこは張り切っていたが他の4人はもうそれどころではなかった。

友希那「ゴメンなさいあこ。ちょっと今日は個人練習でやって頂戴」

あこ「えー!! 何でですか!? あこのテストの点数がそんなに信じられないですか!?」

リサ「ゴメン。本当に信じられない…」

友希那「ちょっと一丈字くんに話を聞いてもいいかしら…?」

あこ「えー」

燐子「う、疑ってるわけじゃないんだよ?」

 

 と、友希那は飛鳥に電話をかけた。

 

***********************

 

 ファミレス

 

リサ「ごめんねー。飛鳥くん。呼び出したりして」

飛鳥「ええ…」

 

 呼び出された飛鳥は困惑していた。本当は電話のみで何とかしたかったが、説明するのに直接会ってやった方が分かりやすいと友希那が判断したため、仕方がなしに直接会う事にしたのだ。

 

リサ「お詫びにご馳走するからさ。好きなの頼んでよ」

飛鳥「いえ、ちゃんと自分で払います…」

友希那「私の顔を立ててくれると有難いわ」

 

 飛鳥が友希那を見た。

 

リサ「えっと。まあそういう事」

飛鳥「…本当によろしいんですか?」

友希那「ええ。呼び出して奢らせるなんて真似は出来ないわ」

飛鳥「わ、分かりました…」

 友希那が目を閉じて答えると、飛鳥は承諾した。

 

友希那「さて、本題に戻るけど一丈字くん。あこにどうやって勉強を教えたの?」

飛鳥「そうですね…。少し説明がおかしくなるんですけど…」

 飛鳥が4人を見渡した。

 

飛鳥「早い話が、宇田川さんの好きな事と、テストで覚える内容を結び付けて、宇田川さんが理解できるように説明したんです」

友希那「!」

飛鳥「例えば数学なんですけどね…」

 と、飛鳥が説明をしだした。

 

友希那・紗夜・リサ・燐子「……」

 飛鳥の説明の内容に4人が困惑した。ぶっちゃけそれで覚えられるの…と、不思議そうにあこを見ていた。

 

紗夜「それにしてもよくこんな勉強方法が思いつきましたね…」

リサ「どうやってひらめいたの?」

飛鳥「前に白金先輩が、宇田川さんが楽譜を読めないって話をされた時に、まさかと思ったんですよね」

「!!?」

 皆が燐子を見ると、燐子ははっと気づいた。

 

飛鳥「確か音ゲーの矢印でドラムをたたいていたと…」

紗夜「そうだったんですか!?」

リサ「ある意味凄いというか…」

友希那「…それで?」

 

飛鳥「それがきっかけでした。で、その後に宇田川さんからテストが近づいてるから勉強を教えて欲しいって相談されて…」

「そうだったの!!?」

燐子「ど、どうして一丈字くんに…」

あこ「えっと…センパイに頼んだら何とかなりそうだと思ったから」

飛鳥「で、私も白金先輩の話を聞いて、確かめたい事があったので、そのまま勉強を見ました」

紗夜「…そして、先ほど仰ってた勉強法で教えたと」

飛鳥「はい。一応覚えるコツとかも教えたので、効果てきめんでした」

 

 飛鳥の言葉に4人が困惑した。

 

友希那「…とにかく、テストの成績はどうにかなったけど、楽譜を読めないって言うのは問題ね」

紗夜「そうですね…」

リサ「燐子の負担にもなるしねー…」

あこ「やっぱり…」

飛鳥「矢印でドラムの演奏ができる点では、ある意味才能ですけど、ちゃんと楽譜を覚えた方が良さそうですね」

友希那「当然よ」

 と、友希那が堂々と言うが…。

 

リサ「あ、そういや今度はあたし達がテストだ」

友希那「……」

紗夜「湊さん」

友希那「興味ないわ」

リサ「興味ないわじゃないでしょ! ここで赤点取ったらあこに偉そうな事言えないよ!?」

燐子「そ、そうですよ…」

 すると飛鳥が困惑した様子をした。

 

友希那「…何よ」

飛鳥「いえ、美竹さんの手前、ちゃんと勉強しないとまずいですよ」

リサ「そうだねー。勉強の方はあたしの方が上でしたねって言われたら先輩として恥ずかしいよ?」

 友希那が固まり、蘭に言われたのを想像した。

 

友希那「一丈字くん」

飛鳥「何です?」

友希那「明日から勉強見て頂戴」

飛鳥「えっ」

リサ「ちょ、友希那! 流石に迷惑でしょ!」

友希那「あこをトップにしたその腕前、私にも見せて貰うわ」

飛鳥「いえ、美竹さんの事を意識して頂ければ十分かと…」

友希那「……」

飛鳥「えぇぇぇ…」

 

 結局面倒を見る事にした。

 

 

おしまい

 

 

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