朝焼けの美しい日の事だった。
今日は私のはじめてのクエストの日、受付の人曰くカエル?の討伐だそうだ、初心者用クエストらしく兄さんやアクアさん達もやった事があるらしい(酷い目にあった事は伝えていない)
兄さんはお店に下ろしている新商品とか何とかで今日はいないが、みんな意気込んでいて、なんだか頼りになりそうだ。(作者談:これをフラグと言う)
「今度こそ私のゴッドブローで一撃よ!」
「大丈夫なんですか、アクア?…この間だって効いてなかったじゃないですか、」
「ふふん!大丈夫よ!あの時より私のステータスだって上がってるんだから!」
そう自慢げに冒険者カードを見せつけるアクアさんに少し苦笑いする。するとダクネスさんが不安そうな顔?をする。
「カエデ。大丈夫なのか?その服装で…どう見ても戦闘職には見えないが…」
「…?いえ、戦闘職ですよ、アーチャーですから、」
「アーチャー…?弓を持っていないのにか…?」
「ふふ、それは後々のお楽しみでお願いします。」
にやけ笑いでそう言うとダクネスさんは「まぁ、お前がそこまで言うのなら…」と引き下がった。
「リベンジね!」
草原の真ん中でアクアさんがそう叫ぶ。都会では見えない真っ青な空に少し気遅れしながらも目を見開いた。
どぉーん、どぉーん、と向こう側から何かが飛んでいる。地面が揺れる。
瞬間、影が私を覆った。
「…な、なんですか…これ、?」
目の前を通る緑色の何か、それは一重に言え、デカイ…と言うかジャイアントな…
「…何って…ジャイアント・トードだが、」
蛙だった。
「やっと現れたわね!私に怖気ついて出てこないのかと思ったわ!」
アクアさんが何故か喜んでいる。
え!?まって笑いながら走っていかないで!!サイコパスなの!?あの子!!
「アクアざぁぁん!!もっと離れた方が!!!」
するとアクアさんの手に何か燃えてるようなエフェクトが現れる。なんか強そう(小並感)
「私のこの手が真っ赤に燃える! 勝利を掴めと轟き叫ぶ!
ばあああああああああくぬぇつぅ…ゴォォォッド…フィ○ガアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」
「「「アウトぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」
○一つじゃ隠し切れないですよ!!そんなの!!??
燃え上がる指をジャイアントトードに向けながらアクアさんは奴に走っていく。あれを何というべきかと問われれば、そう、その姿はまさに神の化身だった。その手はきっと高熱なのだろう。
『…ぽむっ』
れなかった。
「「「「……」」」」
「……よく見たらカエルって可愛いと思うの、ほら、あの、馬鹿な子程可愛いってやt…ふぐっ…!?」
バクっ………………ピョーンピョーン…
「「「アグア(ざぁぁぁぁん)ーーー!!!!」」」
ジャイアントトードがアクアさんを咥えて走り去る。
不味い、このままでは消化されてしまう。蛙の消化機構とかはよくわからないけど多分早くしなくちゃダメなはずだ!つまりアレを使う時だと言う事だ!
「アクアさん、今助けます!!」
そして私はソレを取り出すと慣れた手つきで構えた。
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「はぁ……」
あれから一時間後、私は一人また桟橋の上で項垂れていた。アクアさんはめぐみんさんの爆烈魔法で助かった。けれど今回私は女神様から貰ったアレを使わなかった。否、使えなかった。
私の特典の名は『伝説弓アルタイル』正直恥ずかしい程名前のセンスが無い特典(弓とか書いてる癖どう見ても銃)だがめちゃくちゃ強い。最高射程距離が地球から木星まで、ホーミング機能あり、無限弾に、最大威力が核爆弾(敢えてどのレベルかは表記しない)以上、最低砂煙が起こるくらい(威力を調整できる)という適当な文体であるにもかかわらず、わかりやすいくらいにチートな武器である。だが強すぎるがあまり適正レベルがあるらしくまだ私のレベルでは使えない事が発覚したのだ。
しかも適正レベルは頭おかしい事になっている。多分一生使えないと思う。
「宝の持ち腐れってこう言う事を言うんだろうな」
いくら強くても使えない武器を持っていても仕方がない。だったらこれを売って一儲けした方が良いだろう
「売ろうかなぁ、」
装飾のおかげかなかなかに高そうだ。しかもこの銃、念じればいくらでも出てくるし、
「うん、これ売ろう。」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「売っちゃ!ダメですからね!私が大変ですから!!」
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ふと、例の女神様の事を思い出した。たしか回収をしなくちゃいけないんだっけ…今も亡くなった転生者さん達の特典の遺品を回収してるって話をしていたな、そうか、そういえば。
「あー、売っちゃダメなんだった…」
えぇ、こんなの誰も使えないでしょ!こんな適正レベル化け物使えるやつなんかこの世にはいないよ!
「じゃあ何、これ結局何に使えるのさ…」
私は思わず項垂れる。
俺TUEEEEできると思ったのに…やっぱり現実はそう上手くいかないって事なんだろう。朝早く起きてわくわくしながら行ったらこれって…悲しすぎるよ…だったら最初から期待させないでよ…
「はぁ、帰ろ…」
もう帰って寝よう、そうじゃないと心がペキっといきそうだ。ポキっ…じゃないペキっ…とだ。
この銃の活用法は明日考えよう、
帰路に着こうと茜色に染まった道筋を眺める。あの先に私達の家がある。
最初は、「あんなにたくさんの女の子と一つ屋根の下…?兄さんがハーレムを作っちゃった!!」と悲しみはしたけど、この数日でどうもハーレムというより保護者と子供達という立ち位置だと言う事がはっきりとしてしまった。まぁ、ダクネスさんやめぐみんさんは大人っぽいところがあるがアクアさんに関しては「大人…?」という感じだ。みんな子供みたいに何かに夢中で、みんなには生きる目標、目的がそこにある。
「私の目標かぁ…」
全くないというのは嘘になってしまう…けれど表立っていえる事が一つもない。おかしな事に今のところ兄さんが居ればそれで良いか脳のままなのだ。
ふと、足を止める。
コツン、コツン、
後ろで足音が響いている。珍しいというべきか。この時間、みんな家にいるか酒場の方で盛り上がっている時間帯だ。
誰だろうかと振り返ると、そこには黒い影があった。何故かその影は私をしっかりと見ている。
「…貴方は?」
そう問うと、影は頭のフードを取り払った。
「そまるさん…?」
幼馴 染さんがそこにはいた。
茶色い髪を風で揺らしながら、青い瞳が光っている。
「ねぇ、貴方は誰なの…?」
そまるさんはつぶやく、
確かにそうだ。私は貴方を知っている。だけど、貴方は私を知らない。その不公平さに嫌気がさした。
「わ、私は、佐藤カエデって言います。」
「佐藤…?カズちゃんの妹?」
「ええ、貴方は幼馴 染さんで?」
そう言うと彼女は頷いた。
「うん…なんだ…また泥棒猫かと思ったけど違うんだ。」
「また…?」
「うん、カズちゃんの近くにいる女達、まぁ、アレはカズちゃんには必要なモノだし。これ以上カズちゃんに負担はかけたくないから、放置するけど、」
「…でも私、義理兄妹ですよ?」
「そう…なんだ。
だとしても貴方を悪くはできないわよ、だって貴方は……
どんなに言ってもカズちゃんの妹だもの…」
そこまで言われて息を呑む。
どこまで言っても妹…そう…だった…
「そ、そう…ですよね…どこまで行っても…私はずっと…」
呟く、呟いてしまった。
「貴方…まさか…」
そまるさんはそこまで言うと気づいた様に呟いた。
「……まさか、カズちゃんのこと…好きなの?」
違う、違う、違う…違う…そんな筈がない。
「…貴方は…気づいてな…」
「違います!!」
思わず叫んでしまった。
「気付いてます。気付いてました。昔からそうでしたから…」
「…そう…」
そこまで言うといつの間にかそまるさんの声は冷たくなっていた。
そうだ。この人には兄さんだけなんだ。兄さんしか居ないんだ。だとしても…
「貴方まで、わたしからカズちゃんを奪うん………
あ……れ…?」
驚いた様に私を見つめる、
「貴方…前に会ったことある…?」
「え?…兄さんの葬式で…」
「いえ、それ以外で!」
「い。いえ、私は覚えはありませんが…」
「覚えてない…そ、そうだ…貴方……そうなんだ…」
私に向ける青い瞳、そしてその横に流れる雫に気づいた。
「……カエデ…貴方は私の…たった一人の…」
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没ネタで横を通り過ぎるそまるちゃんがカエデに「お前を殺す」(デデン)ってやるつもりだったけど、ガンダムネタをやりすぎるのもな、
そまるちゃんの口調を変えるかどうか、変えるなら何が良い?
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変えない。
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〇〇です。〇〇ます。等、敬語
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〇〇でありんす。花魁語?良くわからん、
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ツンデレ語(定着したら変わる感じ)
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クーデレ語(精神崩壊する)
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〇〇やないか!大阪弁(全部変えなきゃ)
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ヤンデレ語(まともに喋れない)
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愛してる愛してる愛してる愛してる