解放者の意志を継ぐもの《凍結》   作:排他的

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前日譚・ニノ巻

《時也side》

…………雫様が尊かったです。

さて、冗談はこれくらいにして、そろそろ南雲殿と香織殿のデートだ。

準備して行こう。たく、智一殿から後でたっぷり説教を

貰うんだろうけどな?さて行くか。

 

秋葉原で今日はデートしてるのか。智一殿から依頼されてなきゃ

変態だな。俺。

 

……概ね良好だなぁ。というより、あの南雲殿がそんな破廉恥なことを

するわけないしな。……アニメイトか。魔法〇高校の劣等生の新刊

買おうかな?

 

2人でコスプレしてる。写真撮っとくか。これは南雲菫殿の依頼だし。

…………俺もコスプレしていくか。宝物庫から司波達也の衣装を

取り出してっと。…………お世辞にも似合ってねぇな。

 

……俺も恋人欲しい。いや、恋人いたら復讐される時人質にされそう

だからダメだ。そんなことより2人が飯屋に行くのか。仕方ない。

同じ飯屋に行くとバレるから、空間魔法で極小の穴を開けてっと。

 

……南雲殿。飯の時でもアニメかよ。しかもそれに微塵も違和感

感じないって。香織殿。あんたちょっとおかしいよ。

…………お腹すいたなぁ。毎度思うけど、俺がやらなくてもいい気が

してきたぞ。

 

飯屋から出たな。…………チンピラが香織殿に接近中。誘い文句が

聞こえたら空間魔法で結界を作ってと。

 

『ねぇかー』

 

発動……

 

チンピラの身体が空間魔法により移動され、空間魔法の結界に

閉じ込められる。

 

「ヒィイイお前なんだよ!」

 

「なぁあんたさ何しようとしてたの?」

 

「ただヒョロそうなガキから可愛いやつをちょーと貸して貰って

遊ぼうとしようとしてただけー」

 

「ギルティ。」

 

「へ?」

 

チンピラの記憶を改竄。異性愛から同性愛に改竄。

( ◜௰◝ )よしこれでいい。あとは、適当に流しておこ。

 

ちっ。神代魔法全部使っちまった。まあいいや笑

 

ちなみにチンピラ記憶改竄から数時間後、デートを終わらしたらしい。

 

そのまま香織殿を家まで送って、南雲殿は帰った。

 

………………ここからが正念場だぞ。俺。智一殿からの数時間の説教を

受けないと……………………あれ?

 

智一殿からメールだ。なんだろ。

 

『今日の報告はいい。ありがとう。』

 

…………俺の1日返せ。クソジジイ。

 

後で雫様の練習を見て俺は癒されて、智一殿のことはどうでもよかったのは内緒である。

 

 

 

…………俺は南雲殿のデート監視の次の日、警察、いや、警視総監に

呼ばれた。お小遣いという名の税金関与なしの報酬は受け取ったんだけど。

 

「よく来たな。時也。」

 

「何の用ですか?木山さん。俺だって忙しいんですが。」

 

俺の前にいる警視総監は木山 武明という。

俺のことを散々こき使ってくれるありがたい先輩だ。

 

「実はな、俺以外にもお前に会いたいってやつがいるんだわ。

すまねぇが、ちょっと来てくれ。」

 

木山さんは俺を車で銀座の高級料亭に連行してきた。

 

「こいつは外務省で外務事務次官をしてる、朝日原ってやつだ。

朝日原。こいつは八重樫家の養子をしていて、裏にも精通してる

紅城時也だ。」

 

「ご紹介に預かった。朝日原 正和だ。よろしく。」

 

「よろしくお願い致します。それでご要件は?」

 

「実はね。」

 

朝日原さんはイギリスに対応している外務事務次官らしい。

イギリスにて、一昨日捕まえた反社会組織の大元が潜んでいるらしい。

それを俺に解決して欲しいらしい。なぜ俺なのか聞いたら、

 

特異な力を持ってるのが理由らしく、神代魔法のことをさしているの

だろう。

 

…………雫様に会えなくなるのか。

 

「断る。んなことをする道理がない。」

 

「そうか。仕方ない。だったら八重樫家の命令と言ってもか?」

 

……その手で来やがったか。俺はとある理由で八重樫家の命令に

逆らえない。…………致し方なし。

 

「致し方ありません。やりますよ。やります。」

 

「そうか。なら明後日、イギリスに発って貰う。」

 

「了解……しました……」

 

明後日か。少なくとも2、3年は離れそうだ。

泣きそうだな………………なら、少しくらい報復してもいいかな。

 

「木山さん。刀、紅城家の刀を早期に相続させるよう、

鷲三様に言ってください。」

 

紅城家の刀。『鋼鉄丸』といい、切れ味、硬さ、共に抜群。

紅城家の伝家の宝刀であり、まだ早いという名目で八重樫家が

預かっている。

 

「無理だ。んな事できねぇ。」

 

「…………仕方ない。」

 

俺は電話を取り出す。

 

「何しようとしてんだ?何しようとお前のイギリス行きは

八重樫家とその他分家の総意だ。個人的には反対だが、

もう確定事項だから覆らねぇぞ?」

 

「…………その道理を俺の無理でこじ開けます。」

 

「は?」

 

「何を……」

 

朝日原さんと木山さんが聞いてきたから、俺はあるアプリをスマホで

起動させる。そうすると、

 

「おい待て。やめろ。やめてくれ。ほんとに頼むから」

 

「?ただあなたの作製した変な写真をあなたの奥さんに送るだけで

何も起きませんぜ?」

 

「わぁーたよ。わかった。師範の説得に協力する。わかった。」

 

「いい決断だ。さすが警視総監。」

 

「何見せられてんだ私は……」

 

1人取り残される朝日原さんだった。

 

 

 

「鷲三様。鋼鉄丸の相続をお願いしたい。」

 

「いいぞ。」

 

「「へ?」」

 

「元から渡すつもりだった。」

 

こうして俺は鋼鉄丸を受け取った。

鋼鉄丸のみ使える、紅城家の奥義もあるから、イギリスに行く前に

練習だな。

 

 

 

…………この後俺は雫様の説得に時間をかけることをまだ知らない。

 

《次回に続く》




ちょっと強引かもしれませんが、時也をイギリスに行かせることにしました!バーナードとマクダネス……シャロンおばあちゃんを入れて
おきたいなぁーって思ったからですかね。
前日譚は後2回の予定で、そこから本編に入ります。

前日譚の一回目が雫の過去と時也の警察との関係。
2回目がハジメと香織のデート監視。あ、ちなみにオリ主解説に
ハジメと香織がカップルと書いてないのは、
ただ単純に忘れていただけです。

園部優香の件などは前日譚にはないけれど関係あるということに
してください。
畑山先生はちょっと編集しときます。

話を戻します。
次回の前日譚は、雫の説得にイギリスに行くまで、を予定してます。

では次回もよろしくお願いします。

朝日原はもうでてきません!多分!
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