【完】ベン10 CROSS 〜ボクのエイリアンヒーローアカデミア!〜   作:レッドファイル

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エイリアンヒーロー不登上回は書いてて違和感あり


入学
9話 入学式() 


平和の象徴 オールマイト

事件解決数史上最多 エンデヴァー

ベストジーニスト賞8年連続受賞 ベストジーニスト

 

数々の英雄たちを送り出してきた日本最高峰育成機関、雄英高等学校。そんな偉大な学校に二人の少年が足を踏み入れ、

 

「ここどこだよ!!!」

「ここら辺のはずなんだけど…」

 

迷っていた。

 

自分で突き進んだにもかかわらず迷っていることに憤慨する少年、ベン。その横には案内書を持った緑谷少年。

 

「ったく、この学校デカすぎるんだよ。ヒーロー科は2クラスしかないのにさ」

 

「あらゆるものがユニバーサルデザインだからね。ほらここの扉も3メートルはあるよ」

 

超常が現実となった今、人間の規格はこれまでとは異なるようになった。異形型、と呼ばれるものの中にはその体躯が既存のものとは相いれない者もいる。そういった事情を考慮し、学校のデザインからあらゆるものに使いやすいようにしている雄英はさすが、というほかない。

 

「でっかいなぁ…ん?てゆうかそこボクらのクラスじゃない?」

 

「あ!!ほんとだ!」

 

「よし、せっかくでかい扉なんだからいっちょ度肝抜いてやるか」

 

悪い顔をしながらオムニトリックスのダイヤルを回す。無計画、無意味は発案に驚きとめる緑谷。

 

「ちょ、だからダメだって!なんでベン君は必要以上に使おうとするの!!」

 

「せっかく手に入った力なんだぞ?逆に2月にやっと個性使えるようになったイズクが使わない方がおかしいっつーの」

 

「ぼ、僕は、この力は、なんていうか」

自らの個性について考える緑谷。その個性はある意味でベンと同じく、他者からの授かりものであったがベンの考えとは異なる。この個性は特別なもの。そう思っていた。

 

そんな彼に後ろから来た女子が声をかける。

 

「あ、そのモサモサ頭は!地味目の!!」

 

若干失礼な物言いのこの子は、緑谷とベンが受験会場で喋った子だった。

 

(受験の時の!!制服可愛い!!)

(…誰だっけ?)

 

双方で彼女に対する感想は異なる。

 

「よかった!!受かってたんだね!!」

 

「う、うん。あ、あなたも受かってよかったです。そ、そのあのときは…」

 

しどろもどろになってしまう慣れない女子との会話。もともと中学でも女子と全く喋らず、教室の隅でぶつぶつとヒーロー研究をしていた緑谷にとって彼女はまぶしすぎた。

 

一方会話に入れないベンはというと、

 

「なんだよ、盛り上がっちゃってさ」

 

楽しそうに喋る二人をおいて教室に入る。

教室では眼鏡の少年と金髪の少年が言い合いをしている。奇しくもその二人はベンが受験の際に揉めた二人だった。1人は会場に入る前、もう一人は試験中。

そのことを覚えていないベンだったが、他人が揉めているならばそこに入るしかない。そこには諫める、という目的もあったが、やじうま根性の方が強かったかもしれない。

 

「おいおい、何喧嘩してんの?」

 

「これは喧嘩ではない!同じ教室で…って君は」

 

そこでベンは気づく。

「あ、お前は…試験の時ボクを注意した…」

 

眼鏡の少年のことを思い出すベン。そんなベンに自己紹介から入る眼鏡少年。

「俺は私立聡明中学出身、飯田天哉だ」

 

「ぼくはベン。ベン=テニスン」

互いに自己紹介をし握手する。意外といいやつなのか、そう考えているさなか、飯田は喋りだす。

 

「テニスン君。君は…あの試験の構造に気づいていたのだな。俺は救助ポイントがあることなど気付けなかった…!俺より君の方が一枚上手だったようだ!!」

 

歯をきしませながらもベンを褒める飯田。実技試験での救助ポイントなどベンはオールマイトに言われるまでは全く気づかなかった。巨大ロボに向かったのもほとんどは好奇心であった。しかし、そちらが褒めるのならば乗っかろう。

 

「まああれに気づくのは難しいよね?ボクだからこそ気づけたのさ!」

 

調子に乗るベン。しかしその顔は目の前にいる金髪の少年をイラつかせた。

 

「人の机の前でぺちゃくちゃ喋ってんじゃねーぞ!!」

 

先ほどから黙っていた金髪の少年はベンに食って掛かる。

 

「む、お前は…かっちゃん?」

 

「だれがかっちゃんだぁ!!」

 

「ウニ?」

 

「待て言いやがったなクソチビがぁ……てめーがモブだってこと教えてやろうかァ!?」

 

「…!!ボクはヒーローになるんだぞ!主人公に決まってだろ!!」

 

「止めないか君たち!!」

 

入学早々から損な役回りになる飯田。そんな彼をかわいそうにおもったからか、それとも予定時間なのか。鶴の一声がかかる。

 

「おい」

 

緑谷達の後方から聞こえた声。明らかに10代の声とは違うと分かる年季の入った声。声がする方を皆が見ると寝袋に入ったひげ面が寝そべっていた。

その光景の異様さに黙り込むクラス。

 

「…はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。君たちは合理性に欠くね」

 

ヌ―、と寝袋からでてきたのはくたびれた青年。いや青年に見えるかは人による。おそらく10人中8人は中年、浮浪者、危険人物、と言うような風体であった。

 

「担任の相澤翔太だ。よろしくね」

 

「「「担任!!??」」」

 

皆が口をそろえてツッコむ。お構いなしに続ける相澤。

 

「さっそくだが、体操着を着てグラウンドに出ろ」

 

いわれた通りに着替えグラウンドに出る。その目的は

 

【個性把握テストォ!!??】

 

相澤が説明する。曰く、今までの体力テストは文部科学省の怠慢であると。個性を使った体力テスト。それにより自らの最大限を知れと。

 

説明の一環で爆豪がソフトボール投げをする。その記録は705メートル。規格外の数値だ。

 

「個性フルでつかえんのか!!」

「どれにしよう!!!」

「面白そう!!」

 

教育にもゲーム性、面白さは必要である。生徒たちにとって面白そうとは授業に対するほめ言葉。だがしかし、プロヒーローである相澤はよく思わない。

 

「面白そう…ね。よしわかった。トータル成績最下位の者は見込みなしとし、除籍処分とする」

 

ちなみに先ほどの発言のうち、3分の2は1人の少年である。

 

【はああ!!??】

 

「この学校の校風は自由。そしてそれは教師にも当てはまる。俺は君たちに理不尽を与え続ける。頑張って乗り越えてくれ。この学校の校訓は知ってるだろ?」

 

Plus Ultra(さらに向こうへ)

 

 

 




入学式に来た保護者様、本日はお暑い中ご足労いただきありがとうございます。なお、1年A組は入学式には参加しません

最もおもしろかった章

  • (A)雄英受験、入学
  • (B)戦闘訓練(緑谷、ベンVS轟、爆豪)
  • (C)GW
  • (D)USJ(ケビン戦)
  • (E)体育祭(ウォッチの故障)
  • (F)職業体験(オムニトリックスの秘密)
  • (G)期末試験(ゴーストフリークの反乱)
  • (H)林間合宿(4アームズマスキュラー)
  • (I)神野編(エイリアンフォース)
  • (J)終章
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