【完】ベン10 CROSS 〜ボクのエイリアンヒーローアカデミア!〜 作:レッドファイル
その幹部の個性、ワープにより1年A組は施設内のあちこちに転移させられてしまっていた。ベンは尾白とともに火災ゾーンへ飛ばされ無事脱出。そして緑谷はというと
「大丈夫?緑谷ちゃん」
「うん、すこし腕がしびれるくらい」
蛙吹、峰田とともに窮地を脱していた。
水難ゾーンに飛ばされ、水系個性の敵に囲まれたが、プールに浮かぶ敵たちを3人で協力して見事撃退。初戦闘にして初勝利をおさめていた。OFAの調整をオーバーしたため腕が痛む緑谷だが入試の時ほどではない。すぐに状況の整理をする。
「ここから広場までは100メートルくらい。相澤先生の戦闘スタイルからしてあの数に集団戦闘は厳しい。なら僕たちが行くべき?いやでもその分先生が僕たちに気を取られるか?なら最初から出口に向かった方が…」
「オイオイ緑谷…まさか戦闘に加わろうってのか!?バカかよ!!明らかにボスみたいなやつがいたじゃんか!俺たちが行ったって足手まといになるだけだよ!」
弱気な発言をする峰田。ヒーロー候補生としては情けない発言にも思えるが仕方ない。彼の個性は捕縛や妨害などにはピッタリだが正面戦闘には不向きであり、機動力のある敵にはなすすべがなくなるからだ。
それを理解している緑谷は折衷案を出す。
「…峰田君と蛙すっっ…梅雨ちゃんはここから広場を避けて出口に向かって。まず皆と合流してから動いてほしい」
「緑谷ちゃんはどうするの?」
「僕は先生のところに向かう。僕なら最悪逃げる足がある。梅雨ちゃんは峰田くんの機動力を補って出口に向かってほしい」
その言葉を聞き一応の了承をする二人。しかしわかりにくいが蛙吹は不穏な表情を浮かべる。緑谷1人で敵の元へ行かせるのが心配なのであろう。訓練や先ほどの戦闘でも彼の能力は知ってるがそれでも未知の敵相手では不安だ。
蛙吹の表情を見て察する緑谷。
「だい、じょうぶ!僕の個性なら何とかなるよ!」
似合わない言葉。ただ二人の心配を和らげようと無理してひねり出した言葉である。目標である平和の象徴はどんな人でも言葉と行動でみんなを笑顔にしてきた。ここで心配させてたら最高のヒーローなんかには成れない。その思いは伝わったのか、蛙吹は緑谷を送り出す。
「無茶しないでね、緑谷ちゃん」
「うん!」
2人を背にしOFAフルカウルを発動。走っていく緑谷を見た後二人は水辺に沿って出口に向かう。
「緑谷…大丈夫かよ…あいつ、顔引きつってたぞ」
「…とにかく合流するしかないわ、ケロ」
・
・
・
憧れの人、オールマイトから力を授かり、その先生のグラントリノから使い方を教えてもらい彼は成長していた。極端な話だが、彼はオールマイトの20分の1の力を発揮できる。そして初めての敵闘でも力は通じた。その事実が、成長が、彼を勘違いさせていた。自分は戦えるのだと。
訓練でも、救助でもない、殺し合いの恐ろしさを彼は知らなかった
「…先生!!!?」
先ほどまで多勢に対応していた相澤は無様に虐げられていた。その相手はただ一人。いや、人と認識してよいかわからない様相。漆黒の顔には耳まで裂けた口がついており、頭部には脳が丸ごと露出している。オールマイトを彷彿とさせるその筋肉は、相澤でも消せないことから素であることがわかった。
「お、なんか1人生徒がきたぞ?イレイザーヘッド」
「なんか弱っちいな」
ボスと思われる手顔の男とすこし年下の少年が緑谷を評する。しかし、それは緑谷には聞こえなかった。フルカウル状態のまま怒りに身を任せて突っ込む。
「先生を…離せ!!!」
SMASH!!
許容上限超過気味の攻撃。頭に血が上ってはいるが腕は壊れない。彼の拳は相澤をつかむ怪人の腕を殴打する。だがその反応は無に等しい。一ミリも動かない敵。こんなやつ初めてだ。不気味に思い距離をとる。
「ああ…強化型?SMASHってことは…オールマイトのフォロワーか?だったらなおさらこいつには勝てないよ。対平和の象徴、怪人脳無。こいつはオールマイトを殺すために作られたものだ」
饒舌になって喋るボス。攻撃が効かずに困惑している緑谷に対しその怪物の説明をする。
其の隙をついて相澤は抜け出そうとするが脳無は許さない。動かした右腕をつかむと小枝を折るかのように握りつぶす。
「っっ!!!!!」
「個性を消す個性、素敵な個性だけどなんてとないね。圧倒的力の前ではただ無個性だもの」
それを見て黙っていられる緑谷ではない。なんとか相澤を救うため策を弄す。
(SMASHが効かなかった。それに先生の腕を軽々通るパワー。まともに戦ったら勝てない…速さでかく乱して、隙を作る!!思い出せ、グラントリノの動きを!)
イメージするのはグラントリノ。彼の動きを真似、脳無を周囲を駆け回る。脳無は動き回る緑谷とビタリと目を合わせているが、それでも走り回る。徐々にスピードが増す緑谷にボス達は目がついていかなくなる。
「おいおい、犬みたいに走り回ったって脳無にはかなわないぜ」
視界の端から端。グラントリノと違い三次元的な動きは不可能だがその分早く切り返せる。脳無が首を忙しく動き始める。彼の切り替えしについてこられなくなっているのだ。
緑谷は少しづつ距離を詰め背後を狙う。後ろをとることさえできれば放てる。敵の予想を超える、最強の一発。緑谷の反対方向を脳無が見た。その瞬間、敵の背中に回り彼は撃つ
(OFA100%!!)
「DETROIT SMAAAASH!!!!」
今の緑谷はシュートスタイルにならなかった時の、爆豪と喧嘩した時の緑谷って感じです。基本5%で8%も行ける。なぜここまで原作と差があるかですが、筋トレのメニューやらその他の事項まで、グレイマターになったベンがもアドバイスしてるからです。ちなみにアドバイスしたベンは内容は全く覚えていません。オリジナル技はベンに感化されて作るようになりました。
最もおもしろかった章
-
(A)雄英受験、入学
-
(B)戦闘訓練(緑谷、ベンVS轟、爆豪)
-
(C)GW
-
(D)USJ(ケビン戦)
-
(E)体育祭(ウォッチの故障)
-
(F)職業体験(オムニトリックスの秘密)
-
(G)期末試験(ゴーストフリークの反乱)
-
(H)林間合宿(4アームズマスキュラー)
-
(I)神野編(エイリアンフォース)
-
(J)終章