【完】ベン10 CROSS 〜ボクのエイリアンヒーローアカデミア!〜   作:レッドファイル

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ディトーはかなり強いんですよね。救助とかでもやっぱり数の力が必要な場面は多いだろうし…


62話 ふわふわふわり

救助訓練レース。“5人のうちだれがいち早くオールマイトを見つけられるか”というオールマイトらしいゲーム形式の授業。今回の一位はベン。だがオールマイトはまず彼に問う。いや、彼らに

 

「え、えーと、テニスン少年であってるのかい?」

 

「「「「そうだよ!!」」」

 

オールマイトが確認した理由はただ一つ。一位と思わしき人間が複数人いたからだ。だがその複数というのは二名という意味ではない。同じ姿の異形が何千人といたからだ。そのうちの一人がオールマイトに触れたため一位ではあるのだが…

 

「ウーム…テニスン少年…達。私の話を聞いていたかい?建造物への被害は極力なしといったはずだ。見たまえ」

 

オールマイトが示す方向を見ると、人雪崩によっていくつもの工場やプラントが崩壊していた。それはそうだ。何トンという負荷がかかることを想定していない建物に、5000人がなだれ込んだのだ。屋根や機材などが耐えられるはずもない。

 

結局、ベンの一位は取消に。その結果を聞いたベン達は互いに責任をなすりつけ合い、喧嘩をし始める。

 

「おい!誰が考えたんだよこの作戦!!」

「お前が言い出したんだろ!」

「なにをぉ!!ボクのくせに!!」

GOS!!

 

「アイタ!!やったな!!」

「今殴ったの誰だ!!ボクも痛かったぞ!!」

「痛みがつながってるんだ!!やめろよ!!馬鹿なのか!?」

「ボクが馬鹿なら君もバカだ!ボクだからな!!」

 

非常に醜い争いを始めた彼ら。その喧嘩はベンの変身が解けるまで終わらなかった…

 

 

訓練が終了し、一同は食堂でランチラッシュの馳走に舌鼓を打つ。何度味わっても飽きることのない美味に皆々は感謝し箸を動かす。

 

緑谷は授業後オールマイトに呼ばれ、また飯田も用事があったため、珍しいメンツでの食事となる。豪快にジェスチャーを取りながらベンを褒める芦戸。

 

「しっかしテニスンすごかったねぇ!!!変身っていう個性にしても限界ないんじゃない?体育祭で見せたやつ以外にもまだ変身できたんだ!!」

 

「まったくだぜ!!俺とか芦戸は一物質を出すだけだってのによぉ…もしかして…電気を出す奴に変身できるとか言わないよな!?」

 

普段会話しない芦戸と上鳴。二人は、あまりにも多様なベンの個性に疑問をぶつける。ハンバーガーを口に運びつつ答えるベン。

 

「そうだな…今変身できるのは全部で22、3くらいだね。電気のやつもいるよ?」

 

その解答を聞き項垂れる上鳴。チートチートとをうらやましがる。だが、ベンからすれば元々の個性で電気である上鳴も十分なはず。そう伝えると、

 

「だってよぉ…俺の個性とかは対人だと調整が難しいし…そういやもうすぐ試験じゃん?どんな感じなんだろうな…不安で仕方ねぇよ!!」

 

不安を吐露する上鳴。中間試験において実技はなかったが、期末試験は別。これまでの授業の総合的内容が出るらしいが皆目見当がつかない。そしてこの不安は上鳴だけではない。麗日や飯田も不透明な試験内容には懸案している。対して楽観的なベン。

 

皆がうなっていようと関係なく食事を進める。最後の人口を口に運ぼうとしたとき、誰かの肘が後頭部に直撃する

 

「アイタっ!!」

 

キッと振りむくと、トレーを抱えたまま薄ら笑いを浮かべる金髪が手を課をに当てていた。

 

「ああごめんよA組。あまりにも小さくて気づかなかったよ!!そもそも君みたいな小さなものはこちらに配慮してもっとわかりやすくし

 

「どんな絡み方だ」

PASSHIN!!

 

ちくちくとベンを馬鹿にしてきたのはB組の物間。さらに彼にツッコミをいれたのはその姉御分の拳藤。海外型職場体験でベンと戦い、オムニトリックスの秘密の共有者。物間の歯止め役でもある彼女は彼の肩を引く。

 

「ったく…ごめんねベン、A組」

 

さらりと謝る拳藤。その詫びにと期末試験の情報を提供してくれた。

 

先輩からの情報らしいが、どうやら試験は対ロボらしい。おそらく入試や体育祭で対戦した雄英ロボ。

 

その情報に上鳴や芦戸は歓喜する。その理由は先の通り、調整する必要が無いからだ。筆記試験が危ういので、実技が簡単ならば非常に助かる。そう考えたのだろう。喜ぶ彼らの姿を見て顔をゆがめる物間。

 

「オイオイ…いつの間に仲良くなってるんだい拳藤?敵に塩を送って…君はB組だろう!?」

 

「誰が敵じゃ。そういえば…ベン、あんた座学は大丈夫なの?あたし的にはそっちが心配なんだけど…」

 

この前の戦いで、ベンを心配し過保護にすることより、共に戦うことを決意した拳藤。その思いは本当なのだが、心配しないわけではない。それに、電話番号を交換したグウェンから聞いたのが、ベンはアメリカンスクールにいる際、留年しそうになったこともあるらしい…そりゃ心配になる。

 

だが、心配を一蹴するかのように、ベンは自慢げに語る

 

「心配ないって!ボクには秘策があるんだよ」

 

「そういえば、テニスンって授業では答えられないけど、試験になると点数出すよな!あれ何でなんだ?」

 

「企業秘密ってやつだよ」

 

その仕組みは簡単。テスト前日にグレイマターに変身し試験問題を予想。あとはその解答を覚えるだけ、という戦法である。オムニトリックスを私欲のために使う、アズマスが見たら憤慨しそうな使い方である…

 

ベンの答えを聞いて心配する拳藤。結局、拳藤とベンの勉強合宿が開かれたのは別の話…

 

【期末試験当日】

 

グラウンドに皆が集まる。狼狽している彼ら。偏差値70を超える高校の試験。簡単なわけがない。それでなんとか乗り切ったのだ。後は実技試験を終え、皆で楽しい林間合宿。

 

 

そう意気込む彼らに、悲報が入る。それは、試験形式の変更。はじめは対ロボだと思って楽勝と思っていたが、敵狂暴化に備え、対人となってしまった。そのルールは

 

「先生と戦う!!??」

 

「そうさ!ここにいる教師は全員君たちをつぶしに行くのさ!!」

 

元気よく語る根津校長。確かにその景色は異様だった。なぜかグランウンドには多くの雄英教師が召集されているのだ。対ロボならここまで集まる必要はない。

 

悲しむ者を無視し、根津校長はそのまま試験相手を発表していく。

 

緑谷・爆豪vsオールマイト

飯田・尾白vsパワーローダー

麗日・青山vs13号

瀬呂・峰田vsミッドナイト

 

着々と発表されていく。各々の課題や能力が総合的に勘案され組まれた布陣。対戦相手が決まったものから、順にバスでフィールドに向かっていく。ほとんどの者が呼ばれ最後にベンだけが残ってしまった。他にいる者は、教師一人のみ。皆と違った扱いに、質問するベン。

 

「あれ?ボクは1人?まあいいけど?ボクがプロより強いってこと教えてやるよ!!」

 

同じく余っている教師の方を見て生意気にのたまう。ベンの相手は【ブラッドヒーロー ブラドキング】。B組担任であり、血を操る個性のプロヒーロー。生徒想いの彼だが、試験を控えているためか、あまり多くは語らない。顔をしかめたまま、ベンの言葉を否定する。

 

「ちがう。お前にはパートナーを用意した。そろそろ来る頃だが…」

 

チラリと目を忍ばせるブラド。どうやらそのパートナーとやらは時間になってもこないらしい。待てど暮らせど入り口はピクリとも動かない。が、その方向とは逆の方から声がした。

 

入り口と反対の方向に2人が目をやると、女の子が宙を舞い寄ってくる。ふわりふわりと妖精のように漂いながら降り立った彼女は、まじまじとベンを見つめる。

 

大きなグルグルの目をぱちくりとさせ、顔を近づける。そして、首をひねる。

「ねーねー、ポケットに入れてるボードって日本のものじゃないよね?その銃って自作なの?君は小さいけどそれは個性なの?それに時計大きいね、不自然なくらい!?不思議!!」

 

幼稚園児のように思ったことを口にだす彼女。そんな彼女にため息をつきながらブラドは紹介する。

「…3年生、波動ねじれ。お前のパートナーは彼女だ、テニスン」

 

 




と、いうことで、ベンは波動先輩とともにブラドキングと戦います!!戦う際のエイリアンはまだ決まってないです!!活動報告アンケートで要望の多いエイリアンを出すのでぜひ投票お願いします!!!金曜日までです!あなたの好きなエイリアンをなるべく出したいです!!

最もおもしろかった章

  • (A)雄英受験、入学
  • (B)戦闘訓練(緑谷、ベンVS轟、爆豪)
  • (C)GW
  • (D)USJ(ケビン戦)
  • (E)体育祭(ウォッチの故障)
  • (F)職業体験(オムニトリックスの秘密)
  • (G)期末試験(ゴーストフリークの反乱)
  • (H)林間合宿(4アームズマスキュラー)
  • (I)神野編(エイリアンフォース)
  • (J)終章
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