そして短いぜえええ!?!?
____1994年11月2日____
「これからかの英雄王を呼び出す」
「お、ついにか」
「既に弟子である綺礼くんにはアサシンのサーヴァントを召喚してもらい、確実なものとなった」
ついにサーヴァント召喚の時である。既にほとんどの準備は終えており、後は召喚するだけでありそのための触媒は世界最初の蛇の抜け殻……ではなく、俺が提供した短剣である。
なぜそんなものなのか、と言われればいくつか理由がある。一つこっちの方が確実に召喚できるから。これを使うということは俺が彼を呼び出しているということ……そしてあいつならそれを無碍にはしないということが分かっている。
2つ、蛇の抜け殻はこの世に存在しない。と言うよりは俺が大事に保管しているだけである。独自の虚数空間内にぶち込んでるから時臣がいくら探しても見つからないから短剣を提供したのだ。
「いやー、久しぶりに会うことになるのか。本物とは違い投影された影とはいえなかなか感慨深いものがある」
「そういえばヴェルグ様はメソポタミア文明出身でしたね……確かかの王とは幼馴染の関係であったと」
「そうだな、そう呼ばれていたのはあいつが子供時代の時だ……少年か、青年か、老年か。どれが呼ばれるか分からないが……まぁどれが呼ばれても大して変わらない。ただ言えるとしたら少年時代が一番最善であることだな」
頼むよー、と時臣氏に茶化していると召喚を開始するのか真剣な顔となった。
「では、始めます」
「おーう」
令呪が刻まれた手を掲げ、魔術陣に向け彼は詠唱を開始する。
「
魔術陣が光る。
「降り立つ風には風を。
ヴェルグは感じとった。その魔術陣の先にある座から彼が来ていることを。
「
魔力が吹き荒ぶ。召喚に利用されている部屋にある物が揺れる。そして地鳴りが鳴る。
困惑する、ただ召喚するだけではこんなことにはならないはずだ。だが同時に納得した。
今から召喚されるのは英雄王だ。タダで召喚はされないのだろう。
時臣の魔力が大量に持っていかれる。ありえない、これは明らかにサーヴァントの域ではない。このまま吸い取られては
時臣は考える。
──もしや
「――――告げる。
聖杯の寄るべに従い、この意、この
ヴェルグは顔が引き攣った。
──もしかして……
「誓いを此処ここに。
我は
我は
「ちょっ──時臣が死ぬぅ!」
即席の魔力パスを時臣に結ぶ。その時に時臣の様子を見たが、顔面蒼白、汗だらだらで死にかけていた。
「
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
「貴様が
「やはり貴様もいたか、ヴェルグ」
「
──
とりあえずヴェルグは目にも止まらぬ早さで隠蔽魔術、宝具、ルーンを遠坂邸に展開した。
──抑止力を振り切ってきやがったなこいつ!
具体的に言うとサーヴァント十騎分の魔力を
現代の魔術師どころか神代でも軽く死ねるね!
【追記】
バーサーカーは既存のバーサーカーから出しますが、アヴェンジャーとフォーリナーはオリ鯖になります。