引いたァァァ!
出たァァァ!?
(なお1月1日の出来事である)
「いやぁ、大変だった」
結果的に抑止力相手に体感時間2日間ほど戦争していた。あっちは抑止の守護者やら英霊やらを引っ張り出してきて、こっちは知る限りの宝具やら礼装やらを投影して争っていた。1番厄介だったのはアルジュナとカルナだった。流石にオリジナルそのものが出てきて対界宝具を連発された時は死ぬかと思った。アシュヴァッターマン?あぁ、あいつな……よくわからんが吹っ飛んでたよ……
「一応これでお前さんは現世にいても問題なしってことになった」
「ご苦労、褒めて遣わす」
「はっ、偉そうにしやがって」
「事実、我はこの世で最も偉いからな」
嫌味ったらしく金の玉座を取り出したギルガメッシュが腕を組んでこちらを見ている。こいつのためにこっちが頑張ったというのにこの反応である。やっぱりという呆れが感情を染めあげていく。もはやこいつとのこのやり取りは慣れたものである。ぶっちゃけ幼少期のギルガメッシュに戻って欲しいがな。
「ん?なんだ?」
「いいや、なんでもねぇよ……ってことでだ。お前さん御待望のエルキドゥの蘇生だ」
「……そうか」
「んじゃまぁ……とりあえず時臣氏」
「は、はい……なんでしょうか?」
「個室かなんかある?」
「あります、案内致しましょうか?」
「おう、頼むわ」
てことで、移動である。ギルガメッシュは素っ気ない態度をしているが、その目の奥には歓喜の感情が滲み出している。いくらこいつが英雄王で傲慢な王様だろうが、今後一生手に入らないであろう最高の友が戻ってくるんだ。流石に隠しきれんか。
「くく、人付き合いに関しては不器用なんだからよ」
「なんか仰いましたか?」
「いんや、蘇生つったけどどうしたもんかねって思ってただけだ」
エルキドゥの蘇生。本来生き物は生き返ることは出来ないが、アスクレピオスがメドゥーサの血を使うことにより蘇生薬を作り上げることを可能にした。それを使えばいいと思われるだろうが、そもそも俺はアスクレピオスとは知己ではない。ウルクの時代より前の時代だからだ。
しかしそんなものがあったとしてもここで一つ問題になることがある。それはそもそもエルキドゥは
「要は神が作り出した粘土に天の鎖とエルキドゥの魂をぶち込めば生き返るんだよな」
神が作り出した粘土はエルキドゥの体を解析して俺が既に投影可能だし、普通に魔術でも作り上げることが出来る。んで、天の鎖が必要なのは粘土だけでは神を縛る力を所有しない、全盛期の力を持たずに蘇生されるから。魂はもちろん必要だ。
「んで、なんでこんなことを解説してるか……時臣氏分かるか?」
「いえ、私には分かりませんが……」
「まぁ、要は」
──余裕すぎて暇なのさ
「だから今から1番問題なのはサーヴァント召喚だ」
「……あそこまで王が乱れるとは」
「あいつは王様を背負わされてたから知られてなかったが元々感受性豊かな良い奴なんだよ」
なんであんな傲慢になったのか知らないがな。一体どこに傲慢になる要素があるんだか……いやまぁ生まれついてから完璧な人間として作られたらああなるのも当然なのかね。
「しかし、ウェルグさん。一体どのクラスのサーヴァントを召喚するのですか?」
「ん?とりあえず……バーサーカーしか空いてないからバーサーカーにしたいんだが」
縁の関係上余計なのが来そうだし、そもそもなんか嫌な予感するんだよなぁ……なんか第四の壁の先から色んな思念を感じるからな。
とりあえず手を伸ばし陣の上に立ち詠唱する。
「ふぅ……素に銀と鉄──(以下略)──天秤の守り手よ!」
光が収まった陣の上には1人の白い無機物的な機械仕掛けの翼を持ち、キトンと呼ばれる服を着た目を閉じた状態の女性が立っていた。そしてその目を開き、女性は口を開いた。
「召喚に応じ参上した……貴様が我がマスターか?」
「──……あ、あぁ。そうだ……ひとつ聞いていいか?」
「なんだ?」
「お前のクラスは、なんだ?」
「フォーリナーだ」
「ンンンンンンンンンンンwwwwwwwww」
(嫌な予感が的中してしまいSAN値チェック中)
さて、サーヴァントの真名わかる人居るかね?一応オリ鯖です……ついでに言うとTSしてます。
あ、そういえばうちのサーヴァントに関する設定なんすけど、神秘が消える前まで、つまりアルトリアの時代までに存在した英霊たちはサーヴァントになる時にかなりの弱体化しており、神秘が無くなった以降の英霊は強化を受けております。まぁだいたいの作品でも同じだと思いますがね。