投影魔術の始祖になりました   作:金属粘性生命体

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年越し前だからくっそ余裕がなかった(迫真)


Dieジェスト

 

 

「なぁなぁマスターや」

「なんぞやアーチャーや」

 

 平原のど真ん中、そこにいつの間にやら建てられたどこぞの屋敷の家の一室。ホムンクルスが淹れてくれたお茶を片手に2人の男女がちゃぶ台を挟んでのんびりとしていた。

 

 片方はその和室に合うのか合わないのか、よく分からん軍服を来た男装の女であり、もう片方は腰に差してあった剣を傍らに起きながらも背中の弓を離さずにローブを被っていた。

 

「何時、聖杯戦争は始まるんじゃ?わしはそこまで我慢強い訳では無いのじゃが、じゃがじゃが」

「はっ」

「鼻で笑われた!?」

「戦上手で天下統一の一歩手前まで行った日本で最も有名な武将様が我慢強くない?そりゃ鼻で笑うわ」

「うぐっ、そう言われると強く出れんなぁ」

 

 小馬鹿にされたことに驚いたのか思わず身を乗り出す軍服の女──アーチャー。男はその様子を見てニヤニヤと悪い笑みを絶やさない。

 

「……なんじゃその顔は」

「聖杯戦争がいつ始まるのか、だったな?」

「ん?」

()()()()だ」

 

 そして、それだけ時間があればこんな目立つ屋敷は一瞬で見つかるであろう──

 

「え?」

 

 一瞬頭が惚けたアーチャーは突如として天井を破って降ってきた襲撃者に反応ができなかった。

 

「は?」

「ごめんねぇ、マスターからの指示だから、さ。これも聖杯戦争ってことで勘弁してくれよ〜」

 

 悠々と着地した襲撃者である男は手元に持つ剣の柄が伸びたような槍を持ちアーチャーへと迫った。

 

「シッ!」

「なんじゃぁあ!?」

 

 咄嗟に腰に携えた刀を抜き放ちその槍の猛攻を、凄まじい速度の突きを弾くアーチャー。

 

「はっ!フッ!」

「ちょっ、待っ!?ひえっ!?今腕掠った!掠ったんじゃがァ!?」

「随分と余裕だねぇ、セイバーのサーヴァント……にしても弱いからライダーかな?」

 

 時折悲鳴をあげながらも危なげなくその突きの全てを逸らしているアーチャー。されど徐々に壁に押し込まれており、このままだとジリ貧になる──かと思われたが、そこで介入するのがマスターである。

 

投影(オープン)

「ッ!助かったぞマスター!」

 

 一部の壁が突如として消失、そこをアーチャーは転がるように逃げる。

 

「ありゃ?逃げられちゃったか〜……そんじゃ、そこなマスターさん。ゴメン、ねっ!」

 

 その様子を面倒くさそうに、気だるそうに見ていた襲撃者は標的をマスター──ローブを被った男に変え、襲い掛かる。

 

「いやいや、ごめんはこっちのセリフだ。()()()()()

「ッ!?」

 

 渾身の速度で、ただの魔術師程度では見えない程の速度で突き出された槍は、何故か地面に刺さっていた。

 

「~~!?」

 

 そして背筋を凍るような殺意がヘクトールと呼ばれた襲撃者を襲い、反射的に後方へステップ。

 

「っ……はぁ、はぁ……なーんで君がいるんだい?()()()

 

 懐かしむように、憧れるように呟かれた最後の名前。

 

「ハハッ、随分と懐かしい名前で呼んでくれるじゃねぇか。なんでここにいるかって?そりゃ俺が開催した聖杯戦争だからな」

「てっきりもう死んだと思ったんだけどねぇ……君がかい?そりゃ居るか〜」

「前にも言ったろ?俺は不老だと」

「その様子だとそのようだねぇ……はー、こりゃ参っちまうなぁ」

 

──勝ち目がないなー

 

 その言葉が先程に繋がるように、何か諦めが含まれた表情に。

 

「こりゃ、マスターには悪いけど諦めてもらうしかないかなぁ……ひとつ聞いていい?」

「諦めてもらいな……おう、なんだよ」

「なんで君が聖杯戦争なんかやったんだい?君ならその無尽蔵な魔力を使いなんでも出来るでしょ」

「んーまぁ……俺がこの聖杯戦争で用があるのは聖杯じゃなくて、サーヴァント。英霊の魂そのものなんだよ」

「?」

「ま、聖杯戦争が終わったら事情は全て話してやる……今は大人しく死んどけ」

 

 そう言い放ち、ローブの男──カリスと呼ばれた男は背中の弓を持ち矢がないのに構える。

 

「懐かしいねぇその弓も……だけどお生憎様こっちも今のマスターに義理立てしてるんでね。最後の最後まで──俺は諦めない」

「良いねぇ、トロイアの守護者として粘った男の本気か……久々に見せてくれよ?」

 

 伸ばしていた柄を抜き、ただの剣として抜き放つ。

 

「起きろ【不毀の極聖(ドゥリンダナ)】。今回の相手は出し惜しみ無しだ。初手から詰めに行くぞ」

 

 ヘクトールの持つ剣がにわかに震え始める。

 

「いいね、無理矢理霊基をセイバーに捻じ曲げたか」

「ジャァ!」

 

 既にそこには気だるそうにする男はいない。そこにいるのは苛烈で、ありとあらゆるものを切り裂く戦士だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・Dieジェスト

 

【アーチャーVSライダー】

 

「【愛知らぬ哀しき竜よ(タラスク)】!!」

「なんじゃぁあ!?亀!?亀が飛んでおる!殴ったのか?殴り飛ばしたのか!?うわはははははははは!!!お主バカじゃろ!バカじゃろ!!」

 

「ふぅ……笑い疲れたがのう。ワシ、油断も隙もない完璧超人じゃし?一気に決めてやろう」

 

 

「三千世界に屍を晒すが良い……天魔轟臨!!

 

三千世界(さんだんうち)】ィ!」

 

 

 

【アサシンVSキャスター】

 

 

「……」

「……僕は医者なんだが、これは明らかに患者ではないな。それとついでとばかりに1部は人のものでは無い、いや、改造しすぎた果て、か?……はぁ、そこを退け。マスターを治さなければならないんだ」

「通す訳もなし。行きたければ私を超えてみせよ」

「ちっ……近接は得意じゃないんだけど」

 

 

「魂など飴細工よ【妄想心音(ザバーニーヤ)】」

「……仕方がない、な。間に合わなさそうだしな……【倣薬・不要なる冥府の悲歎(リザレクション・フロートハデス)】。耐えろよ、マスター」

 

 

 

 

 

【セイバーVSバーサーカー】

 

「ふむ、幼子。と言うには如何程のものか、しかし孕む気配は妖のもの……何者か」

「私?私は……ダメ?分かった、うん。敵を殲滅……するよ?」

 

 

「む……?これは早期に決めなければならぬな」

「【驚くべき偉業(マーベラス・エクスプロイツ)】!!!」

 

 

 

「この一振こそ我が人生……受けてみよ!」

 

 

「【燕返し】ッ!」

 

 

 






最後のは分かりやすいね、そしてオリ鯖でもある。
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