そういえばUAアクセス数が11万超えてました。
みんなありがとう!特になんも記念ないけど!w
「ほー、ここがルーマニア……特に日ノ本と変わりはないんじゃな」
「街並みと人種、言語が違うだけで人並み自体は変わらんからな「なんだか美味そうな匂いがするの!」……おい待て、そっちに行くな。ガキか?」
「しっかし、時代が変わるとこんなふうになるんだねぇ……おじさんはちょっとギャップに酔いそうだよ」
「……ここに僕たちを連れてきてマスターは何がしたいんだい?僕としてはさっさと新しい治療法に関して研究したいのだが」
「まぁまぁ、たまには息抜きした方がいいんじゃないかしら。働き詰めは体に悪いと聞くけれど?」
「ライダー……あれ、なーに……?」
「……百貌のが居れば護衛も容易いが、この人数だと私ではいささか力不足か……?」
「茶色の四角いもの……確かチョコレート、と言ったか。口の中で溶けるように甘味を広げてくれる……甘露、だ。店主、あと二つほどくれないか。マスターに渡す故な」
ルーマニア、トゥリファスにて一際うるさい一団が街並みを観光していた。その一団はとても目立ち、なおかつ人種がバラバラだった。
ギリシャ系から始まりアジア、そもそも骸骨の仮面をしていて人種そのものが分からない人物までそろい踏みであった。
軍服を着た少女は付近で売っていたピザを頬張り、その保護者らしき黒い筒を腰につけた人物が頬に着いたチーズをとり。ギリシャ系列のおじさんと自分を呼称する男は椅子に座りその2人の様子を眺め、マスクをつけた医療従事者みたいに全身白い男はため息を着く。そして聖女みたいな格好をした人物は巨大な十字架を背負い、その女性をライダーと呼びながら服を引っ張る幼女は指を指しながら美味しそうなお菓子を見て、和服の男がチョコレートを頬張りながら追加注文をしていた。
「お前ら自由すぎか?少し落ち着けや。キレるぞ」
そしてついにと言うべきか、フードの男が集団を集め開口一番にキレる宣言を言い放つ。その圧倒的な威圧感に一同が震え上がった。
「いや、バーサーカーは問題ない……ないのだが」
「なーによマスター。文句があるならとっととイッちゃいなさい!」
「よしじゃあとことん言ってやるよ。あぁ、遠慮せずになぁ!」
「……あれ?」
「ふむ……ライダーよ。地雷を踏んでしまったな?」
「あちゃー、あーなってしまったらもうマスターは止まらん。大人しく怒られてた方がいいぞ、貴様ら」
「……おじさんは関係ないよね?」
「あぁ、ヘク、ランサーはバーサーカー連れてすこしどっか行っててくれ……これからおしおきするから、な?」
なんというか凄みがあるというか笑顔なのにその奥にある感情が煮えたぎっているような気がするランサー。
(久々に見たねぇあれ。確か……
「じゃあバーサーカーちゃん。こっちで飴でも食べよっか」
「飴……! 食べる!」
とある墓地にて、一人の男が木片の前に立ち思案していた。
その男の名前は獅子劫界離。フリーランスの死霊魔術師であり、凄腕の傭兵である。
「……」
そんな彼は今魔術協会に雇われ、依頼の内容を遂行するためにサーヴァント召喚を行おうとしていた。
「しかし、
その依頼の内容とは魔術協会に向け宣戦布告をしたユグドミレニアを止める為に聖杯大戦に参加し、勝利する。といった内容である。
「相手はユグドミレニア、そして
だが、今現在その状況……と言うよりは依頼の内容を鑑みて勝てるのか、そして自身の目的を成せるのか。それが心配で心配で、下手したら心労で倒れそうなほど考え込んでいた。
そして思い出すのは依頼される時の事。
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召喚科学部長、ロッコ・ベルフェバンの部屋にて。
『そうだな……あれをくれ』
『あれか? うーむ……』
今回の依頼の報酬として、あるものを指定した。それを見て渋い顔をした依頼人の爺さんが考えこもうとした時……部屋の扉が唐突に開いた。そこには青い顔をした爺さんの(おそらく)部下が立っていた。
『どうした、そんなに青い顔をして……ユグドミレニアが何かしたのかね?』
『い、いえ違います!それよりもっと重大です!』
『? じゃあ何が──』
『ヴァイスロイ初代当主、ヴェルグ・S・ヴァイスロイが聖杯大戦に
『『は?』』
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その後の衝撃は如何程のものだったのか。それは依頼人の爺さんがその事の重大さに倒れるほどにはやばいものだっただろう。
「歴史の生き証人、投影魔術の開祖、そして……
そのどれもが持っていたら凄まじい称号だと言うのにそれらを総ナメしているとんでもない人物。
「噂だと、不老不死だとか無限の魔力だとか、投影できない物質はないなどと言われているが……恐らくそのどれもが事実」
過去に一度だけ彼と会ったことがある。
その時の第一印象としては、圧倒的上位者、であろうか。本能で全てを諦めるほどには存在しているだけでその場の空気を絶望で染めあげるほどの異質さ。
しかしその性質は絶望とは程遠い明るさ、親しさ、人間味があった。そしてなおかつ……包容力というものがあった。彼は人類の歴史を文字通り歩んできた人物だ、人類に対する愛情──では無さそうだがあんまり間違ってはいないと思われる──が無ければあんな風に存在していないだろう。
「そんな人物が聖杯大戦に参戦する……一体何が目的だ……?」
だが、目的がどうだろうが今回はまだマシだ。
「マスターとして行動すると、自身は戦闘を一切しないと宣言していた。ならば本人は出てこないはずだ」
本人と、戦う必要が無いと言うことはまだ勝つ可能性はある。
「なら俺は俺のやりたいことをやるだけだ」
一族の再興を目的に、あの子が存在したことを無駄にしないために、俺は聖杯大戦で勝ち残る。
そういえば現在とある計画が進行してます。その名も……
『史実紹介、省略バージョン』
です。
分かりやすいように色々と端折ってこの小説に登場するサーヴァント達を解説したいな、と思ってます。なお別の小説として投稿します。