とある戦姫の翳裂閃光   作:ドナルド・カーネル

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どうも作者です。
短い行間投稿です。
またロゴジェネレーターを作って題名を作ってみました。
下記のリンクから見ることが出来ます。
http://to-a.ru/xWC462/img1
それでは行間1どうぞ。


行間1

「分かった。引き続き何か分かったら連絡をくれ」

 

 

電気も付けず、雲川芹亜は自信のマンションにて自信の情報源と連絡を取っていた。

学園都市に住んでいる学生は、一回の給食に4万円も使うお嬢様学校の学生から、何処にでもある学校の学生まで、寮暮らしなのが当り前である。よほどの事情やが無い限りマンションを住居とすることは出来ない。普通の学生ではマンションを借りることは出来ない。

 

つまり、雲川芹亜は普通の学生ではないのだ。表向きは『とある高校』の1年生であるが、裏の顔、いや本当の素顔は、学園都市に12名しかいない統括理事の頭脳、『ブレイン』である。

その素性をによって学園都市の表や裏を知り、必要なことを調べ上げられるだけの情報網を持ち、さらに裏から操るだけの『掌握能力』を持っていた。その力は、超能力(LEVEL5)であり精神系能力者の頂点と渡り合えるほどの技術力である。

さて、そんな彼女が自身の持つ情報網をもって調べ上げていたのは、とある一人の少女についてであった。

 

(立花響・・・)

 

現在上条当麻の家に住んでいる少女。

先日、上条当麻と()()()()遭遇したときに、自分に対してかなりの敵意を放った少女について調べていたのであった。

なぜ、その少女について調べていたのか。それは彼の家でイチャイチャしながら過ごしているのかと思うと腸が煮えくりかえり、彼女の弱みを探す目的で調べているわけではない。ほんの少しそう言った思いがあるかもしれないが、それとはまた別の理由で彼女について調べていた。

だが・・・。

 

(情報については()()()()()()()()()()()()()()()()けど、それ以前の情報が出ないとは一体どういうことだ・・・?)

 

こう見えても情報網の広さにはそれなりの自信があった。本気を出せば、この街で死んだことになっている人間の現在やそれこそ統括理事全員の弱みを知ることが出来る程のモノであった。だがそんな雲川の情報網をもってしても、立花響に関するデータは新しいものばかりで、古いデータなどは一向に網には引っかからないのであった。

 

まるで、最初から()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「・・・うーーん」

 

(ここまで調べてもでないと言うことは。まさか本当に、あの女はこの世界に存在するはずのない異分子(イレギュラー)なのか。それとも・・・)

 

それとも、自分がいる場所よりももっと深い、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()レベルの人物なのか。

もし後者だとすれば、なぜあの少年の手元に置いておくのか。すぐに回収作業を行わないのか。

 

(これ以上はやぶ蛇、か・・・)

 

あの少年のためなら、統括理事長が持つデータも探しぬくことはできるが。今それを行えば、最悪な展開になれば、自分はこの世からは消えて、あの少年を余計に悲しませることになるだろう。

 

()()()()があった後に、もう一度親しかった人物が死んだという事実を、彼に背負わせう訳にはいかないのだ。

 

 

 

 

 

『それで、君でもあの少女については分からないのかい、アレイスター?』

 

「・・・・・」

 

『窓のないビル』と呼ばれる建物内には、二人、いや、一人と一匹の存在が確認された。一人の方はビーカーに浮かんだ『人間』と称するいがいに表しようのない存在だった。『人間』は男にも女にも見えて、大人にも子供にも見えて、聖人にも囚人にも見えた。『人間』の名は『アレイスター・クロウリー』。この街の統括理事長である。

それと相対するのは一匹の方はふさふさの毛並みを持つゴールデンレトリバーであった。名を『木原脳幹』という。

脳幹の質問にたいして、『人間』は答える。男にも女にも聞え、大人にも子供にも聞え、聖人にも囚人にも聞えるような声で。

 

「――滞空回線(アンダーライン)で調べたところ、あの少女は()()普通の人間と同じ存在だよ」

 

()()、と言うには何か違う部分があるのだな』

 

その声を聞くと、ビーカー内のディスプレイが光り、人間のレントゲン写真が現れた。

無論、それは話し相手にも見える形であった。

 

『心臓のほうに影がかかっているな。これは・・・』

 

「彼女の心臓には、()()()()()()()()()()()()があることが確認された」

 

『それは、第二位(未元物質)が作り上げたものではないのか』

 

「いいや。どちらかと言えば、これは私の()()方面の存在だな。あの力や鎧のような存在も、私たちが作り上げれるものではない」

 

そういった『人間』の声は何処までも平坦であったが、逆にそれがどこか不気味に感じさせるようにも思える。

だが、脳幹はそんな『人間』の声に怯えることなく話し続ける。

 

『なるほど。なら、あの少年の右手で消せたのも、君の中では理由がつくのだな。それで、あの少女についてはどうするんだ?それに、先程起きた人を炭化させた存在もどう対処するつもりなのだ?』

 

『人間』はその問に笑って答える。男にも女にも、大人にも子供にも、聖人にも囚人にも見える笑みを浮かべて。

 

「例の存在のはあの少年にぶつけることにするよ。そうすることによって、『プラン』を大幅に短縮することが出来る。それに・・・」

 

この街の全てを知る『人間』は、立花響の顔を見ながら、嗤う。

 

 

 

 

 

「このまま放っておいても、彼女はいつか死ぬ。だから私たち自らが手を下す必要ないよ」




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