青年と少女のマルチプル・オンライン 作:グラハムさんとピンクマ
現実にて、明日人の部屋…
明日人「午後4時半か。よいしょ、、うっ、ゴハッ!」
立ち上がると、明日人は吐血し、跪いた。
明日人「ハァ、ハァ、、、」
━━病院に言った時の会話━━
院長「うーん、左腕と両足の痛みは数日で治りそうですが左目は、、、どうでしょうね。きっと見えるようになると思いますよ」
明日人「そうですか、、、」
院長「はい、、それと、今から話す事は本人だけに聞いてもらいたいので、お嬢さんは病室の外で待っていて下さい」
咲月「分かりました、、」
ガラッ…
院長「さて、今から明日人さんに話すのは、身体の損傷についてです」
明日人(もしかして、とても酷いのか?)
明日人は黙って聞いた。
院長「今回の来院理由はVRMMOでのトラブルってことですね?」
明日人「はい」
院長「今回のトラブルによってあなたの内蔵が傷つけられています。しかし、残念ながら現在の医療では完全に治すことができません」
明日人「そうなんですか、、、」
院長「そして、私生活にてあなたの身体に負担がかかると、出血する可能性があります」
明日人「!、、何故?」
院長「傷ついた内蔵は非常に治りにくい場所で、激しい動きをすると傷がまた開いてしまうかもしれないのです。手術しようにも成功率がかなり低いので検討中なのですが、、、」
明日人「成功率が低いのか、、、手術は自分も考えておきます。」(そうか、咲月を退出させたのは、心配させないようにする為にか)
院長「登校をするのは構いません。ですが、体育は数カ月見学した方がいいでしょう。あまりにも出血しすぎると、次第にめまいを起こし、記憶障害も起こし、最悪死に至るかもしれないので」
明日人「わ、分かりました」
院長「これで話は終わりです。お大事に」
━━━━
明日人「あれから数週間経ったのに。ここまで回復が遅いとは、、それに、負担をかけてないはずなのに」
そして、引き出しから注射器を出した。鎮痛剤だ。院長に痛みが酷いなら使えと言われたから所持している。明日人はそれを腕に刺した。
明日人「ぐっ、、、ハァ、、、」
どうしよう、今日咲月にこのことを白状すべきか、それともこのまま黙っておくか。
咲月「ただいま〜」
明日人「おかえり」
、、、やっぱり言えないや。
明日人「今日も部活お疲れ様」
咲月「ありがとう♪ねぇ、今から青クマ達と出かけない?」
明日人「うん、いいよ」
簡単に死ぬつもりはないけど、生きてるうちに皆と色んな世界を巡りたいな。
ログイン後、パーティロイヤルにて…
青クマ「よぉ〜、グラハム、調子はどう?」
グラハム「良好かな」
ピンクマ「バー行こうよ!」
グラハム「未成年なんだが」
ピンクマ「大丈夫でしょ。、、、多分」
青クマ「酔わない酔わない、、、多分」
グラハム「その多分が不安なんだけど。エディもそう思うだろ?」
エディ「行こう。バーに」
グラハム「行くのか、、、」
エディ「いくらVRMMOといえど、酔いまで再現されてないでしょ」
グラハム「、、、そうだよね。じゃあ行こっか!」
青クマ「わ〜い!」
ピンクマ「じゃあ奢りはグラハムさんな」
グラハム「え?」
数時間後…
ピンクマ「あ〜、ご馳走さま!」
グラハム「案外高かったな、、1本300V-Bucksって」
青クマ「安いよ?」
グラハム「俺らの中では結構高いんだよ」
ピンクマ「へ〜、共通通貨じゃないってこと?」
グラハム「うーん、そういうことかな」
青クマ「てかさっきからエディが喋らないんだけど」
3人がエディを見ると、頬の赤いエディがいた。
グラハム「だ、大丈夫!?もしかして酔った?」
エディ「大丈夫よ〜」
グラハム「喋り方がなんかおかしいよ!」
ピンクマ「でも、頬の赤いエディってなんか、、」
青クマ「うん、かわいいよね」
グラハム「言ってる場合か!」
エディ「なら、グラハムは私のこと可愛くないって思ってるの?」
グラハム「え?いやいや、そんなこと言ってないよ」
これ完全に酔ってるな。どうしたものか。
青クマ「どうやってグラハムのホームまで運ぶ?」
ピンクマ「ドリフトボードで運べばいいんじゃね?」
青クマ「ドリフトボードで?」
ピンクマ「ほら、エディって結構軽いからグラハムにお姫様抱っこしてもらえば」
青クマ「なるほど」
グラハム「え、恥ずかしいよ。おんぶじゃだめ?」
ピンクマ「エディが落っこちたら危ないからだめ」
青クマ「それに、この前本人からお姫様抱っこの話聞いたけど、めっちゃ嬉しそうに話してたよ!」
グラハム「そ、そうだったのか。分かったよ」
ヒョイ
ピンクマ「キャー!」
青クマ「キャー!」
グラハム「さ、行こうか」
ピンクマ「御意」
青クマ「今日は戦闘できると思ったけど、仕方ないね」
帰宅…
グラハム「よし、着いた」
ピンクマ「それじゃ、私達も帰るよ」
青クマ「またな〜」
グラハム「あぁ、またな」
ピンクマ「エディのことを幸せにしてあげてね〜」
グラハム「もちろんさ」
そしてピンクマと青クマは自分達の家に帰っていった。
グラハム「さてと、家に入ろう」
ガチャ
エディをベッドに降ろしたとき、グラハムは違和感を感じた。
グラハム「あ〜、汗をかいてる。着替えさせないとだめだけど、俺が脱がす訳にもいかないし」
エディ「ん、うぅん、、、」
グラハム「あ、起きた?」
エディはベッドから起きた。
グラハム「汗かいてるみたいだから着替えて。ストレージに替えがあるだろ?」
エディ「うん、、」
エディはストレージを開いた。
シュン…
グラハム「え?」
間違えたのだろうか、エディが下着姿になった。グラハムは咄嗟に後ろを向いた。
グラハム「え、エディ?自分の今の姿分かってる?」
エディ「うーん、いつもの姿」
グラハム「まだ酔ってるのか、、、」
エディ「酔ってないって言ってるでしょ〜」
困ったな、とにかく、もう2度とエディにお酒を与えるのはやめよう。俺は飲まなくて良かった。
グラハム「と、とにかく、服を着てくれ!」
エディ「や〜だ」
そう言ってエディは布団の中に蹲った。
グラハム「仕方ない、布団の温度を上げてと」
ギュ
いきなりエディがグラハムの裾を引っ張った。
グラハム「どうした?」
エディ「行かないで、、、」
まだお酒が回ってるのかな。でも、なんだか心にくる。
エディ「私、貴方を愛してるから、、行かないで、、、」
グラハム「大丈夫、何処にも行かないよ」
エディ「うん、良か、、、」
スー、スー、、
エディは安心した顔で眠った。酒を飲んでたとはいえ、なんで俺が何処かに行くと思ったんだろ。
ピンポーン
グラハムが椅子に座ろうとすると、インターホンが鳴り響いた。
グラハム「誰だ?」
覗き穴使いたいけど、GGOのドアには無いからな。
ガチャ
グラハム「どちら様?」
????「お前に、裁きを」
グラハム「は?」
ドスッ!
ピンクマ「私と青クマはあくまでもNPCの設定だよ〜!それと念の為に読み方を」
跪いた→(ひざまず)いた
蹲った→(うずくま)った