青年と少女のマルチプル・オンライン   作:グラハムさんとピンクマ

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ピンクマ「今回は途中で曲名が出てくるのでその曲を聞きながら読んで頂けるといいかもしれません」


第14話「狂気」

????「フンッ」

 

ブシャ

 

グラハム「か、、あ、、」

 

まさか、またペインアブソーバーを使用した犯罪者!でも、なんで安全圏でもダメージが入るんだ?

 

????「俺のこと忘れてねぇだろうな?」

 

グラハム「、、、テーテン、何故圏内でダメージを与えることができるんだ?」

 

テーテン「覚えていてくれたか。いいだろう、教えてやろう。ちょっとコンピューターウイルスを使ったまでよ」

 

グラハム「そこまで、して、俺に復讐を?」

 

テーテン「あぁそうさ、あの時、お前のせいで体が全っ然動かなかったんだ。それでお前に復讐しようと思ったんだ」

 

グラハム「先に、仕掛けてきたのはお前だろ」

 

テーテン「うるせぇ!」

 

ザクッ!

 

グラハム「ぐっ!」

 

よ、良かった。心臓は外れたか。

 

テーテン「お前が大人しく殺されてりゃ、こんな事にはならなかったんだぞ!今ここで殺してやる!」

 

グラハム「ハァ、ハァ、また同じ過ちを繰り返すか。なら、、俺だって容赦しねぇぞ、、」

 

この殺し合いが終わったら、また病院か。とにかく、ホームから離さないとエディが危ない。

 

グラハム「GNドライブ、起動!このまま押しきる!」

 

グラハムは最大出力を出し、オールドサウスまでテーテンを押し出した。

 

テーテン「ほぉ、オールドサウスまでひとっ飛びとはな。だが、忘れてねぇか?」

 

グラハム「何っ?」

 

テーテンがグラハムの上に回り込み、蹴り落とした。

 

テーテン「俺だって太陽炉を持ってるんだよぉ!」

 

グラハム「かはぁ!」

 

テーテン「死ねぇ!」

 

テーテンはすぐさま二丁拳銃を取り出した。

 

グラハム「はっ!ホルスタービット!」

 

ガキンッガキンッ!

 

間一髪ホルスタービットが受けた。

 

グラハム「殺れ!ライフルビット!」

 

14基のライフルビットはテーテンの周りを取り囲んで射撃した。

 

テーテン「当たらねぇよ!」

 

パシュパシュパシュパシュパシュパシュ!

 

グラハムが圧倒的有利なはずだが、テーテンはそれを避けていき、ライフルビットを破壊していく。

 

グラハム「まずい、視界がぼやけてきた、、」

 

グラハムは地面に降下し、膝をついた。

 

テーテン「止まっているだと、あの野郎なめてるのか?」

 

グラハム「こ、、ここで、死ぬ訳には、、」

 

 

その頃、ホームでは…

 

 エディ「ん、あれ、私、寝ちゃってた。って、なんで下着姿!?」

 

エディは急いで着替えた。

 

 エディ「ほっ、そういえば、明日人は、、、!」

 

玄関に血が溜まっている。

 

 エディ「どうして?、、まさか!」

 

エディはすぐにグラハムのログイン状況を確かめた。

 

 エディ「まだログインしてて、戦闘中?なんだか急いで明日人の所に行かないといけない気がする」

 

エディはグラハムのいる場所へ急いで向かっていった。

 

 

グラハム「まだだ、、まだ倒れないでくれ、俺、、」

 

グラハムはかすかな意識でホルスタービットを展開して身を守っている。

 

テーテン「さて、飛ぶ銃は全部壊したぜ。あとは奴と飛ぶシールドか」

 

バンバンバンバンバンバン!

 

カキンッカキンッカキンッカキンッカキンッカキンッ!

 

グラハム「し、シールドはまだ保つか?」

 

だめだ、もう何も見えない。ここまでか、、、!

 

テーテン「シールドとシールドの間がガラ空きだぜ!堕ちろ!」

 

バン!

 

グラハム「こんな所で俺は、俺はまだ死ねない、、、!」

 

グラハムに弾が当たろうとした時、シールドビットがギリギリ守り、グラハムは立ち上がった。

 

テーテン「まだ立ち上がるか」

 

グラハム「これからだ、、」

 

すると、グラハムのステータスが全て上昇した。

 

テーテン「何!?」

 

グラハム(ありがとう、エディ)

 

その時、オールドサウスのビルの影からエディがいた。

 

 エディ『手に入れるよきっと……』

 

これは、【吟唱スキル】か。凄い、エディは【吟唱スキル】もあげてたのか。

エディが【Longing】を歌うことにより、グラハムのステータスが上昇していくのであった。

 

グラハム「俺は、まだ死ねない」

 

テーテン「ちぃ、この歌声は何処から聞こえてきやがる」

 

グラハム「貴様の、歪みを破壊する!」

 

グラハムの右目が金色に輝き、右手でビームサーベル、左手でライフルビットを構えた。

 

テーテン「ガキがぁ!」

 

テーテンは対抗すべく、ミニガンを手に取り乱射した。

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!

 

グラハム「ホルスタービット!」

 

ホルスタービットがグラハムを守りながら、グラハムと共に接近していく。

 

パシュン!パシュン!

 

グラハム「ここは、俺の距離だ!ホリゾンタル!」

 

ブシャ!

 

テーテン「ちぃ、このままじゃ、、、なんてな!俺のペインアブソーバー設定は何も変えていない。死ぬのはお前だけで十分なんだよぉ!」

 

グラハム「そうか、ならその設定画面を寄越せ」

 

テーテン「はぁ?渡す訳ねぇだろ!」

 

グラハム「ならハックするまでだ」

 

グラハムはペインアブソーバーの設定画面を奪取し、テーテンのレベルを0にし、自身のレベルを元に戻した。

 

テーテン「な、何故だ!?」

 

グラハム「聞いてる暇があるなら受けてみろ!ヴォーパル・ストライク!」

 

ザクッ!

 

テーテン「いてぇ!まぁだぁ!」

 

グラハム「撃たせるかよ!スラント!」

 

ミニガンが撃たれる前に、ビームサーベルで銃口を切断した。

 

テーテン「ペインアブソーバーの設定を戻したからって安心するなよ!」

 

テーテンはストレージから群青色のナイフを取り出し、グラハムに刺した。

 

ザクッ!

 

グラハム「ぐっ、クソったれが!」

 

グラハムはテーテンを突き放し、弾切れになったライフルを捨てた。

 

テーテン「お前、以前は殺したくなかったくせに、今回は殺すのか?俺を殺すとお前は本当に捕まるかもしれねぇんだぞ?」

 

グラハム「たとえ矛盾を孕んでも存在し続ける…それが、生きる事だ」

 

テーテン「、、、殺す!」

 

グラハム「だから俺は、、お前を倒す!これからの生き様などどうでもいい、己の意志で!」

 

互いにソードスキルの発動体制を取った。

 

テーテン「ラピッド、、バイトぉ!」

 

グラハム「ソニック、、リープぅ!」

 

片手剣とナイフでは明らかに攻撃スピードが違う、なら、、

 

グラハム「トランザム!」

 

テーテン「トランザム!」

 

グラハム「なっ!しまっ、、、」

 

互いにトランザムを使ったら、自分の体がどうなるか分からない!けど、解除が間に合わない!

 

ザンッ!

 

ザシュッ!

 

グラハムはテーテンの頭部と右腕を切断し、テーテンはグラハムの胸部を貫いた。

 

グラハム「地に堕ちろ、、」

 

グラハムは胸に刺さったナイフを引き抜き、テーテンの傍を離れた。

 

グラハム「、、、さらばだ。囚われの男、、」

 

グラハムの目は青色に戻った。しかし、その目には光がない。

さらにその姿は、血まみれの服を纏い、胴体には穴が空いている。その姿を見たエディは涙を流す。

 

 エディ「明日、人、、」

 

グラハム「咲月、、ごめんな、、入院してしまう、かもしれないから、傍から、、離れて、しまう、、」

 

グラハムの呼吸回数が徐々に少なくなっている。かなり衰弱しているようだ。

 

 エディ「嫌だよ、死なないで明日人、、私を1人にしないで、、」

 

グラハムは強制ログアウトした。

 

 エディ「、、急いで病院に連れて行かなきゃ」

 




ピンクマ「曲名を出し、読者さん達に脳内でその曲を再生してもらうことによって、戦闘場面に迫力が出たんじゃないでしょうか?(笑)」
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