青年と少女のマルチプル・オンライン 作:グラハムさんとピンクマ
仮の余命宣告から1週間と3日が経過した。俺は未だに咲月にこのことを言えていない。はぁ、早く言わなきゃって分かってるのに、、、
今グラハムは、【オールドサウス】で途方に暮れている。
????「あらあら、どうしたの?浮かない顔して」
グラハム「ツェリスカ、、、」
ツェリスカ「私で良ければ、話を聞くわよ?」
グラハム「、、、実は」
説明中…
ツェリスカ「そ、そんな、、打開策はないの?」
グラハム「自然に治ってくれることを祈るしかないよ、、死にたく、ないな、、」
ツェリスカ「グラハム、、、」
ギュ
グラハム「、、!」
ツェリスカ「まだ分からないわ。私達がついてるから、希望を持って生き抜きなさい」
グラハム「うん、ありがとう」
その後、グラハムはツェリスカと別れ、ホームへ帰った。
グラハム「ただいま」
エディ「おかえり〜!」
クレハ「お邪魔してるわ」
コハル「こんにちは!」
グラハム「丁度いい、皆に話さないといけないことがあるんだ」
うぅ、心苦しい。
グラハム「俺、、余命があと3日もないかもしれないんだ」
コハル「え?」
エディ「じょ、冗談でしょ、、、?」
グラハム「、、、本当なんだ。あの事件からずっと、心臓に負担がかかってる」
クレハ「そんな、、、」
コハル「いやだよ、グラハムが死んじゃ、、、」
グラハム「希望はある。心臓があと2日で回復すればいいみたいなんだ」
エディ「、、、私達はその希望を信じよう。すんなり受け入れられないけど、絶対に死ぬ訳じゃないから」
クレハ「そうね、信じましょう、、」
コハル「うん、、」
グラハム「いきなりこんな話をしてごめんな。でも、今話さなきゃならなかったから」
エディ「グラハムが悪いんじゃないよ、犯罪者のせいだよ」
クレハ「そうよ。、、ねぇ、もしグラハムとエディが良かったら、リアルの2人の家でご飯にしない?」
グラハム「いいよ、そうしよう」
エディ「私もいいわよ」
コハル「確かに、もし本当にグラハムがいなくなっちゃったら悲しいもんね、、私も行きたい」
グラハム「よし、じゃあ俺は今から買い出しに行くよ」
エディ「私も着いて行くわ。1人じゃ心配だもの」
グラハム「ありがとう、それじゃあ2人共、またリアルでな」
クレハ「えぇ!」
コハル「またね!」
ログアウト後…
明日人「うっ、、、」
心臓が弱っているからか、めまいがする。
ガチャ
咲月「明日人、大丈夫?買い出しに行けるの?」
明日人「大丈夫、咲月と一緒ならね」
咲月「そう?でも、無理はしないでね!」
明日人「うん」
その後、買い物を済ませ、帰宅すると紅葉(クレハ)と小春(コハル)が丁度インターホンを鳴らした。
咲月「いらっしゃい」
小春「こんにちは」
紅葉「あたしとエディはリアルで会ったことなかったわね。はじめまして、〘高峰紅葉(たかみね もみじ)〙よ」
咲月「こっちこそはじめまして、咲月よ。さ、上がって♪」
紅葉「お邪魔します」
小春「お邪魔します」
明日人「やぁ、いらっしゃい」
紅葉「明日人とはリアルでは久しぶりに合うわね」
明日人「確かにな」
紅葉「やっぱり、リアルでもあんたが好きっていう気持ちは変わらないわ」
明日人「照れくさいよ、、、」
小春「準備できたから食べるよ!」
明日人「分かった。行こうか、紅葉」
紅葉「えぇ♪」
ダイニングへ向かうと、そこには様々な料理が並べてあった。
咲月「皆揃ったわね、それじゃ、食べましょ♪」
一同「いただきまーす!」
紅葉「ほら明日人、先に好きなの取ってよ♪」
明日人「いや、いいよ。紅葉達が先に取りなよ」
咲月「明日人には生き延びてもらいたいから先に選んで!」
小春「私も先に明日人に選んでもらいたい」
明日人「そうか、、なら、お言葉に甘えて」
こうして、楽しい時間がどんどん過ぎていった。
21時27分…
紅葉「ふわぁ、、、眠くなってきたわ」
小春「私も、、」
明日人「こんな時間か。なら、泊まるか?」
小春「いいの?」
明日人「あぁ、問題ないよ」
紅葉「じゃあ、そうさせてもらうわ」
明日人「なら、風呂を沸かしたから入るか?」
小春「そうする。と思ったけど、服持ってきてないや」
咲月「まだ全く使ってない私の服が丁度2着あるから貸してあげるわ」
小春「ありがとう!」
明日人「じゃあ、早速3人で入っておいで」
咲月「そうね、何故だかこの家のお風呂、結構広いからね」
紅葉「じゃあそうしよっか」
3人は風呂場へ向かった。
明日人「ぐっ、、、」
明日人の心臓に激痛が走った。
明日人「まだ、、まだもう少しだけでも生きさせろ、、、」
それでもなお、激痛が走る。
明日人「だめだ、、仮想世界に行こう、、、」
ログイン…
グラハム「、、、収まった。はぁ、外に散歩しようかな」
ガチャ…
ストレア「グラハムー!ムギュー!」
ギュ!
グラハム「す、ストレアか、奇遇だね。抱きつかれると恥ずかしいよ、、、」
レイン「こんにちは!」
グラハム「レインも、、、」
ストレア「元気ないね。どうしたの?お姉さんに話してみて?私達はもう他人じゃないんだし♪」
グラハム「、、そうだね。分かった、話すよ」
説明中…
レイン「そんな、、、」
ストレア「でも、グラハムなら生き延びると思うな〜」
グラハム「そう、かな?」
ストレア「うん!なんだかね、グラハムからは他の人達とは違う感じがするの」
グラハム「どんな感じだ、、、」
レイン「でもまぁ、私も絶対生きることができると思うよ」
グラハム「そうだよね、、励ましてくれてありがとう」
レイン「また悩んでたら私達に話してみてね!」
グラハム「あぁ、そうするよ。さて、そろそろ帰らなきゃな」
ストレア「そっか〜、なら、えい♪」
チュ
ストレアがグラハムの腕を引っ張り、キスをした。
グラハム「こ、こんな人目のつくところで、、、」
ストレア「さよならのキスだよ♪」
レイン「もう!見てる方も恥ずかしいよ!」
ストレア「えへへ♪じゃ、またね〜!」
レイン「またね!」
グラハム「またな」
さて、明日はどうしようかな。無事に回復することを願うか、ダメ元で病院に行ってみるか、、、
ピンクマ「クレハの本名はググった。間違えて、、ないよね?」