青年と少女のマルチプル・オンライン   作:グラハムさんとピンクマ

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第16話「生きる術」

仮の余命宣告から1週間と3日が経過した。俺は未だに咲月にこのことを言えていない。はぁ、早く言わなきゃって分かってるのに、、、

今グラハムは、【オールドサウス】で途方に暮れている。

 

????「あらあら、どうしたの?浮かない顔して」

 

グラハム「ツェリスカ、、、」

 

ツェリスカ「私で良ければ、話を聞くわよ?」

 

グラハム「、、、実は」

 

 

説明中…

 

 

ツェリスカ「そ、そんな、、打開策はないの?」

 

グラハム「自然に治ってくれることを祈るしかないよ、、死にたく、ないな、、」

 

ツェリスカ「グラハム、、、」

 

ギュ

 

グラハム「、、!」

 

ツェリスカ「まだ分からないわ。私達がついてるから、希望を持って生き抜きなさい」

 

グラハム「うん、ありがとう」

 

その後、グラハムはツェリスカと別れ、ホームへ帰った。

 

グラハム「ただいま」

 

 エディ「おかえり〜!」

 

 クレハ「お邪魔してるわ」

 

 コハル「こんにちは!」

 

グラハム「丁度いい、皆に話さないといけないことがあるんだ」

 

うぅ、心苦しい。

 

グラハム「俺、、余命があと3日もないかもしれないんだ」

 

 コハル「え?」

 

 エディ「じょ、冗談でしょ、、、?」

 

グラハム「、、、本当なんだ。あの事件からずっと、心臓に負担がかかってる」

 

 クレハ「そんな、、、」

 

 コハル「いやだよ、グラハムが死んじゃ、、、」

 

グラハム「希望はある。心臓があと2日で回復すればいいみたいなんだ」

 

 エディ「、、、私達はその希望を信じよう。すんなり受け入れられないけど、絶対に死ぬ訳じゃないから」

 

 クレハ「そうね、信じましょう、、」

 

 コハル「うん、、」

 

グラハム「いきなりこんな話をしてごめんな。でも、今話さなきゃならなかったから」

 

 エディ「グラハムが悪いんじゃないよ、犯罪者のせいだよ」

 

 クレハ「そうよ。、、ねぇ、もしグラハムとエディが良かったら、リアルの2人の家でご飯にしない?」

 

グラハム「いいよ、そうしよう」

 

 エディ「私もいいわよ」

 

 コハル「確かに、もし本当にグラハムがいなくなっちゃったら悲しいもんね、、私も行きたい」

 

グラハム「よし、じゃあ俺は今から買い出しに行くよ」

 

 エディ「私も着いて行くわ。1人じゃ心配だもの」

 

グラハム「ありがとう、それじゃあ2人共、またリアルでな」

 

 クレハ「えぇ!」

 

 コハル「またね!」

 

 

ログアウト後…

 

 

明日人「うっ、、、」

 

心臓が弱っているからか、めまいがする。

 

ガチャ

 

 咲月「明日人、大丈夫?買い出しに行けるの?」

 

明日人「大丈夫、咲月と一緒ならね」

 

 咲月「そう?でも、無理はしないでね!」

 

明日人「うん」

 

その後、買い物を済ませ、帰宅すると紅葉(クレハ)と小春(コハル)が丁度インターホンを鳴らした。

 

 咲月「いらっしゃい」

 

 小春「こんにちは」

 

 紅葉「あたしとエディはリアルで会ったことなかったわね。はじめまして、〘高峰紅葉(たかみね もみじ)〙よ」

 

 咲月「こっちこそはじめまして、咲月よ。さ、上がって♪」

 

 紅葉「お邪魔します」

 

 小春「お邪魔します」

 

明日人「やぁ、いらっしゃい」

 

 紅葉「明日人とはリアルでは久しぶりに合うわね」

 

明日人「確かにな」

 

 紅葉「やっぱり、リアルでもあんたが好きっていう気持ちは変わらないわ」

 

明日人「照れくさいよ、、、」

 

 小春「準備できたから食べるよ!」

 

明日人「分かった。行こうか、紅葉」

 

 紅葉「えぇ♪」

 

ダイニングへ向かうと、そこには様々な料理が並べてあった。

 

 咲月「皆揃ったわね、それじゃ、食べましょ♪」

 

 一同「いただきまーす!」

 

 紅葉「ほら明日人、先に好きなの取ってよ♪」

 

明日人「いや、いいよ。紅葉達が先に取りなよ」

 

 咲月「明日人には生き延びてもらいたいから先に選んで!」

 

 小春「私も先に明日人に選んでもらいたい」

 

明日人「そうか、、なら、お言葉に甘えて」

 

こうして、楽しい時間がどんどん過ぎていった。

 

 

21時27分…

 

 

 紅葉「ふわぁ、、、眠くなってきたわ」

 

 小春「私も、、」

 

明日人「こんな時間か。なら、泊まるか?」

 

 小春「いいの?」

 

明日人「あぁ、問題ないよ」

 

 紅葉「じゃあ、そうさせてもらうわ」

 

明日人「なら、風呂を沸かしたから入るか?」

 

 小春「そうする。と思ったけど、服持ってきてないや」

 

 咲月「まだ全く使ってない私の服が丁度2着あるから貸してあげるわ」

 

 小春「ありがとう!」

 

明日人「じゃあ、早速3人で入っておいで」

 

 咲月「そうね、何故だかこの家のお風呂、結構広いからね」

 

 紅葉「じゃあそうしよっか」

 

3人は風呂場へ向かった。

 

明日人「ぐっ、、、」

 

明日人の心臓に激痛が走った。

 

明日人「まだ、、まだもう少しだけでも生きさせろ、、、」

 

それでもなお、激痛が走る。

 

明日人「だめだ、、仮想世界に行こう、、、」

 

 

ログイン…

 

 

グラハム「、、、収まった。はぁ、外に散歩しようかな」

 

ガチャ…

 

ストレア「グラハムー!ムギュー!」

 

ギュ!

 

グラハム「す、ストレアか、奇遇だね。抱きつかれると恥ずかしいよ、、、」

 

 レイン「こんにちは!」

 

グラハム「レインも、、、」

 

ストレア「元気ないね。どうしたの?お姉さんに話してみて?私達はもう他人じゃないんだし♪」

 

グラハム「、、そうだね。分かった、話すよ」

 

 

説明中…

 

 

 レイン「そんな、、、」

 

ストレア「でも、グラハムなら生き延びると思うな〜」

 

グラハム「そう、かな?」

 

ストレア「うん!なんだかね、グラハムからは他の人達とは違う感じがするの」

 

グラハム「どんな感じだ、、、」

 

 レイン「でもまぁ、私も絶対生きることができると思うよ」

 

グラハム「そうだよね、、励ましてくれてありがとう」

 

 レイン「また悩んでたら私達に話してみてね!」

 

グラハム「あぁ、そうするよ。さて、そろそろ帰らなきゃな」

 

ストレア「そっか〜、なら、えい♪」

 

チュ

 

ストレアがグラハムの腕を引っ張り、キスをした。

 

グラハム「こ、こんな人目のつくところで、、、」

 

ストレア「さよならのキスだよ♪」

 

 レイン「もう!見てる方も恥ずかしいよ!」

 

ストレア「えへへ♪じゃ、またね〜!」

 

 レイン「またね!」

 

グラハム「またな」

 

さて、明日はどうしようかな。無事に回復することを願うか、ダメ元で病院に行ってみるか、、、

 




ピンクマ「クレハの本名はググった。間違えて、、ないよね?」
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