青年と少女のマルチプル・オンライン   作:グラハムさんとピンクマ

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第18話「ユーフォニア王国」

現実世界…

 

 

 咲月「手術が始まったわね」

 

 紅葉「きっと大丈夫、明日人なら、、、」

 

 小春「私達の思いは必ず届く」

 

 

その頃、手術室では…

 

 

男医師「これは、正直難しいな」

 

手術師「こうなれば、明日人君のログインしている世界の【加速フェーズ】を上昇させた方がいいですかね」

 

男医師「そうだな、そうしよう。明日人君には悪いが、そこで半年は活動してもらおう」

 

 

仮想世界…

 

 

レッド2「あんな奴がいるなんて聞いてないぞ」

 

レッド3「上に報告した方が良さそうだ」

 

レッド1「来るぞ!撃て!」

 

合図が出たと同時に、敵軍はグラハムに一斉射撃を行った。

 

グラハム「GNフィールド!」

 

グラハムは、GNフィールドですべて防ぐ。

 

レッド1「撃ち方やめー!」

 

レッド3「ば、化け物か!?」

 

グラハム「俺はただの人間だよ」

 

グリーン「騎士長様、あの人は、、、」

 

????「えぇ、きっとあの人は、、、」

 

グラハム「いくぞ、ホリゾンタル!」

 

ザンッ!

 

レッド2「ぐはっ!」

 

レッド4「かはぁ、、、」

 

レッド1「くっ、こうなれば、大将を呼べ!」

 

レッド5「わ、分かりました!」

 

グラハム「せい!はぁ!」

 

シュッ!ブシャ!

 

レッド3「うわぁ!」

 

レッド1「下がれ!あいつは危険だ!」

 

サブリーダーらしき人物が指示を出すと、敵の軍勢は下がっていく。

 

グラハム「勝負ありか?」

 

ズタッ、ズタッ、、

 

その時、奥から大男が現れた。

 

グラハム「あんたがリーダーか?」

 

 大男 「いかにも、俺様が大将だ」

 

グラハム「進軍を諦めて撤退するか、今ここで俺に倒されるか選べ」

 

 大男 「そんな痩せっぽっちな体でこの俺を倒せると思うなよ?」

 

グラハム「例え体格差があっても、勝敗を分かつ絶対条件ではない」

 

 大男 「調子に乗られるのも今のうちだ!」

 

大男が斧を取り出し、グラハムへ斬りかかろうとした。

 

グラハム「ナンセンスだな」

 

グラハムはビームサーベルを瞬時に取り出し、大男の両腕を切断した。

 

 大男 「ぐわぁぁ!!腕が、腕がぁ!!」

 

グラハム「まだやるか?」

 

 大男 「この野郎、、、殺す!」

 

今度は足のすねに装着されているニードルで串刺しにしようとした。

 

グラハム「力に頼り過ぎだ」

 

グラハムは、それをバックステップで避け、今度は両足を切断した。

 

 大男 「あ、あぁ、、、」

 

両腕、両足を斬られた大男はその場で息を引き取った。

 

レッド1「ひっ、て、撤退!撤退!」

 

軍勢は、後方へ逃げ惑った。

 

グラハム「ふぅ」

 

????「あなた、何者ですか?」

 

グラハム「出しゃばってしまって申し訳ない。俺はグラハムエーカー、旅する剣士だ」

 

とりあえず旅する剣士と名乗っておこっと。それにしてもこのNPC、とても自然に話すな。

 

????「いえ、助けて頂きありがとうございます。私は〘スティラ セレーネー〙、騎士長です。いきなりですが、あなたにお聞きしたいことがあるのです」

 

グラハム「何?」

 

スティラ「今の剣技は何なのですか?」

 

グラハム「あれは自己流なんだ」

 

スティラ「なるほど、道理で知らない技だった訳です。良ければ、共に領土に来て頂けませんか?皇帝に今回のことを話さねばならないので」

 

グラハム「了解」

 

 

グリーンNPCの領土…

 

 

スティラ「着きました。ユーフォニアです」

 

グラハム「綺麗な所。見惚れるよ」

 

スティラ「褒めて頂き光栄です。フォニア宮殿に来て頂きたいのでこちらへ、、、うっ」

 

グラハム「だ、大丈夫?」

 

スティラ「し、失礼しました。先程の戦闘で負傷してしまったので、、くっ、、、」

 

スティラの右脚を見ると、深い傷ができている。

 

グラハム「放っておくと悪化しそうだ、手当てするよ」

 

グラハムはスティラの傷に布を軽くかつ、解けないように結んだ。

 

グラハム「これで大丈夫」

 

スティラ「あ、ありがとうございます。あなたは何故ここまでしてくれるのです?」

 

グラハム「傷ついている人を見放すことができないからだよ。人は必ずしも支え合わなくちゃならないんだ。ほら、俺の腕に捕まって」

 

スティラはグラハムに立たせてもらい、肩を組んだ。

 

スティラ「あなたのその考えが、自身を強くしているのでしょうね」

 

グラハム「宮殿はこのまままっすぐ?」

 

スティラ「はい。お願いします」

 

 

宮殿前の門にて…

 

 

 門番「誰か来る...騎士長!それともう一人は誰です?」

 

スティラ「通しても構わん。この方には、負傷したところを助けてもらったのだ」

 

 門番 「了承しました。感謝する」

 

グラハム「いや、大したことはしていない」

 

 

天皇の部屋の前…

 

 

スティラ「ありがとうございます。ここからは1人で立ちます」

 

グラハム「分かった」

 

ガチャ

 

スティラ「失礼します」

 

グラハム「失礼します」

 

 皇帝 「うむ。おや、そいつは誰だ?」

 

グラハム「グラハムエーカー、旅する剣士です」

 

 皇帝 「ほぅ、旅する剣士とはな。そんな奴がどうしてここに?」

 

スティラ「私達を守って頂き、ましてや敵軍の大将まで討ち取ったので、ぜひ皇帝にお会いして頂きたいと思い、この宮殿にお越し頂きました」

 

 皇帝 「なんと、それはさぞ優秀な実力なのだろうな」

 

グラハム「いえ、俺なんかまだまだですよ」

 

 皇帝 「どうだ、我が軍のエースとしてこの国の為に入隊してくれないだろうか?」

 

グラハム「え、でも俺は連携とかできませんよ?」

 

 皇帝 「それなら心配はない。スティラが訓練に付き合ってくれるはずだ」

 

スティラ「はい、ご協力させて頂きます」

 

グラハム「そうですか、、分かりました。入隊させて下さい」

 

 皇帝 「うむ、よくぞ決断した。こちらにこい、契約書を書いてもらう」

 

グラハム「了解しました」

 

まさか軍隊に入るとは、、、でも外をブラブラしているよりはましか。あれ、そういえばログアウトボタンもなかったし、俺はいつログアウトできるんだ?

 




ピンクマ「男医師の言ってた『半年』はゲーム内の半年のことです!」
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