青年と少女のマルチプル・オンライン   作:グラハムさんとピンクマ

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第21話「仇」

現実世界にて、地下3階…

 

 

手術師「、、、!先生、明日人君の左目の輝度が平均値になりました!」 

 

男医師「特性AIに治してもらえたか。よし、なら心臓をこの手で治療するのもチャンスなはずだ、、、」

 

 

15:25 仮想世界…

 

 

スティラ「グラハムさん、起きて下さい」

 

グラハム「ん、あ、ごめん!かなり眠っちゃった!」

 

スティラ「いえ、構いませんよ」

 

グラハム「なら良か、、、あれ、左目が見える!」

 

スティラ「やはり、、、」

 

グラハム「何か知ってるの?」

 

スティラ「はい、グラハムさんが眠った時に左目に触れると、まぶたの傷と一緒に治ったんです」

 

グラハム「そんなことが、、、ありがとう」

 

スティラ「いえいえ、目が治って良かったです」

 

グラハム「よし、防具を装備したら念の為に見回りに行こうかな」

 

スティラ「私も共に見回りに行きます」

 

グラハム「分かった」

 

確かに、1人で見回りは危険かもしれないからね。

 

 

15:35 スティラの部屋…

 

 

スティラ「予備の防具は、、、見つけた」

 

ヌギヌギ…

 

スティラ「あ、グラハムさんにコートを返さなきゃ。このコートを着てるとグラハムさんの暖かさが伝わってくるような、、、わ、私ったら何考えてるのかしら」

 

スティラは防具を装備すると、グラハムのコートを手に部屋を出た。

 

 

15:50 ユーフォニア内部の探索…

 

 

グラハム「うわ、街中が血だらけだ、、、」

 

スティラ「闇の帝王には一体どれほどの力があるのでしょうか」

 

グラハム「この広範囲を滅ぼされたんだ、きっと何らかの奥義があるはずだよ」

 

スティラ「そうですね、、!そういえば、グラハムさんを助ける為に国に戻った時、所々緑色の霧が出ていた気がします」

 

グラハム「緑色の霧、、、有毒ガス?」

 

スティラ「その可能性が高いですね」

 

グラハム「敵の技術によってここまでの損害を及ぼすとは、、、ますます許せなくなってきたな」

 

現実世界へ帰る前に、この世界でやらなきゃいけないことができたな。帝王を討たなきゃ。あいつを放っておけばこの世界に未来はない。

 

 

18:30 フォニア宮殿、食堂…

 

 

グラハム(討つと決断したはいいものの、あんなラスボス級の奴を倒すにはどうしたらいいんだ、、、ビームが全く聞かないし、飛行してたら撃ち落とされそうだし)

 

スティラ「グラハムさん、お待たせしました。お食事です」

 

グラハム「お、ありがとう。いただきます」

 

グラハムはスティラの料理を口にした。

 

スティラ「物音も全然しないですね、、、」

 

グラハム「うん、寂しいね、、、」

 

スティラ「横、失礼します」

 

グラハム「いいよ」

 

スティラはグラハムの横に座った。

 

スッ…

 

するとスティラはグラハムの肩に頭をのせた。

 

グラハム「スティラ?」

 

スティラ「ごめんなさい、しばらくこうさせて下さい」

 

グラハム「、、、いいよ」

 

スティラ「ありがとうございます、、、」

 

スティラから悲しみが感じられる、、、本当にこの国が好きだったんだな。

 

グラハム「、、、大丈夫、俺が必ず、騎士として帝王を討つ」

 

スティラ「!、、私も共に戦います」

 

グラハム「頼もしいけどだめだよ、スティラには死んでもらいたくないんだ」

 

スティラ「それは私だって同じ気持ちです。グラハムさんにまで犠牲になってほしくないんです」

 

グラハム「スティラ、、、なら、明日からまた訓練に付き合ってくれるかな?」

 

スティラ「はい、もちろんです。それでは食事の後、宮殿内の図書館に来て下さい」

 

グラハム「図書館、、、うん、分かったよ」

 

なんだろう、技のリストがあるとかかな?

 

 

図書館…

 

 

グラハム「この宮殿、図書館なんてあったんだ。2週間ぐらいこの場所にいるのによく気づかなかったな、俺」

 

スティラ「グラハムさん」

 

グラハム「お待たせ、待たせたよね」

 

スティラ「いえ、大丈夫です。では、こちらへ」

 

グラハムはスティラのあとについていく。そして2人は図書館の管理室へ入っていった。

 

スティラ「確かここに、、、ありました。ここらの本は、魔法が使えるようなのです」

 

グラハム「魔法か、、、こんな本があるなら、兵隊全員がこれを使えば良かったんじゃ、、、」

 

スティラ「これらを使用することができるのは、国で1番権力が高い者だけなのです」

 

グラハム「なるほど、それなら納得するよ」

 

スティラ「これらを扱いさえすれば、きっと帝王に対抗できるはずです」

 

グラハム「そうだね、使って損はないはず」

 

計画としては、GN粒子と魔法を組み合わせた火力系の技を出せるようになりたいな。

 

 




ピンクマ「帰還まであと、5ヶ月+3日」
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