青年と少女のマルチプル・オンライン   作:グラハムさんとピンクマ

22 / 50
第五章 世界の行く末
第22話「決戦目前」


数週間後、宮殿の庭にて…

 

 

グラハムは、庭に穴を掘って亡くなってしまった人々の骨を埋めて墓を作った。

 

グラハム「あの時、皆を助けることができなくて本当にすまない。今も後悔している」

 

墓に向かって話しかけながら、白薔薇を供えた。

 

グラハム「だから宣誓する、このグラハムエーカーは、騎士として闇の帝王を討ち取ると」

 

そう言うとグラハムは、訓練場へ向かった。

 

 

数分後、訓練場…

 

 

グラハム「、、、せいっ!、、、せやっ!」

 

スティラ「失礼します」

 

グラハム「どうしたの?」

 

スティラ「今度の戦闘時に、共に戦闘して頂ける隣の国の兵士達が約50人名乗り出ました」

 

グラハム「心強い。因みに、弓士の人数は?」

 

スティラ「はい、7人です」

 

グラハム「7人か、、、少ないとは思うけどいないよりは断然ましだね」

 

スティラ「そうですね、、、」

 

グラハム「何か気がかり?」

 

スティラ「、、、皆を国に帰してあげられなかったらどうしようと思ったんです」

 

グラハム「大丈夫、スティラはいつでも状況に合った指揮を出せてるから」

 

スティラ「そうですか?」

 

グラハム「もちろんだよ。だから俺も安心して背中を預けられるんだ。だから自信を持って」

 

スティラ「お褒めの言葉、ありがとうございます。これからも自信を持って指揮を取ります」

 

グラハム「任せたよ、騎士長様」

 

 

翌日、東門前…

 

 

70人ものの兵士達は、東門前で整列をしている。その兵士達の前にスティラが立った。

 

 

スティラ「皆様、今回は帝王討伐作戦に参加して頂き、ありがとうございます。私はユーフォニア騎士長、スティラセレーネーです」

 

グラハムは、スティラが兵士達に話している様子を木陰から見ていた。

 

グラハム(よし、皆の士気を上げていってくれ)

 

この戦いが終わった頃合いに現実に帰りたいな...そもそも俺は現実世界に戻れるのか?この世界に来てから1ヶ月くらい経過してるし、帰れる気がしない。手術がそんなにも厳しいのかな。

 

スティラ「それでは、私とグラハム副騎士長に続いて下さい」

 

グラハムが考え込んでいる間にスティラの話は終了した。

 

グラハム「さて、行くか」

 

 

 

現実世界、地下3階…

 

男医師「む、、、足りないな、、、」

 

手術師「足りないって、何がですか?」

 

男医師「明日人君の体の機能を正常に戻すには、仮想世界でもっと戦闘してもらわないといけないんです」

 

手術師「なるほど、、、この【再生治療装置】は便利なところもありますが、色々と手間も多いですね」

 

男医師「正直な話、明日人君は患者でもあり『被験体』でもあります。これが彼女達にバレたら、我々はクビでしょうね」

 

手術師「バレないようにする為にも、急がないとですね」

 

男医師「頼みます」




ピンクマ「今回の文字数は少なめだね」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。